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才教ダイアリー

7年生、さいきょう祭を通して成長したこと

投稿日:2022.11.11

 本校3大行事の一つである"さいきょう祭"が、無事終了しました。7学年の演目は身体表現でした。4つのグループに分かれ、自分たちで決めた曲に合わせ、自分たちで考えたダンスを披露しました。最後は全員で『ダンスホール』という曲に合わせて踊り、会場を盛り上げました。全員がキラキラと輝いた、見事なステージでした。


 今回はその本番の様子ではなく、さいきょう祭を通して生徒たちが特に成長したと感じる姿を、2つお伝えしようと思います。


 ひとつ目は、目的をもって粘り強く丁寧に学習に取り組むことができるようになったことです。練習を始めたころは、集中力も短く、すぐ友達と話をしてしまう場面が多くありました。それが、本番が近づくにつれ一人ひとりの意識が高まり、練習の質も高くなっていきました。手の角度や歩幅など、細かいところまで意識を向けるようになり、最初とは比べ物にならないくらい集中して練習し、充実した時間を自分たちで生み出すことができていました。「もうこのくらいでいいのでは?」と、妥協するグループは一つもなく、極められるところまで極めていたことがとても素晴らしかったです。私は、まずここに7年生の成長を感じました。
 ふたつ目は、困っている友達がいたらすぐに助けていたこと。加えて、自分のグループだけではなく、チームの枠を超え率先して教えていたこと。そんな行動に、「全員で良い舞台を創るんだ!諦めてはいけない!」という強い気持ちがよく現れていたように思います。ときには、練習がうまくいかず泣いてしまう生徒もいましたが、教員が入らずとも仲間同士で助け合い、自分たちで解決してきたことは、やはり大きく成長してきた証です。


 これらは私の視点ですが、やはり生徒自身が自分で成長したことを確認し、「次」に繋げていってほしいと強く思います。粘り強く取り組んでいたり助け合ったりしていたのが"今回だけのこと"になってしまうのでは、意味がありません。少しずつでも、日々、様々なところでたくさんの力を発揮し、更なる成長を見せてくれることを願います。


7年2組担任

本番「ダンスホール」