
投稿日:2024.06.03
今年度も、大成功で終えた第19回体育祭。8学年は、『台風の目』、『応援合戦』、『大玉送り』、『大玉運び』といった、自学年が関わる競技に全力で取り組むとともに、『来年度、三大行事である体育祭の運営を担える能力を身に付ける』ことを主眼において臨んでいました。
8学年の学年目標は、『Leadership & Followership』。
今後、様々な場面で才教学園を引っ張っていけるよう、日々その方法を学んでいます。
体育祭には、その舞台裏を支える力がたくさん存在しています。
応援合戦を形作る応援団。
競技間の準備を迅速に行う用具係。
会場装飾やスプリント系競技で選手の誘導を担う装飾・誘導係。
得点計算や表彰作業を行う得点係。
競技の盛り上げや諸連絡を行う放送係。
才教学園の体育祭は、こうした実行委員会の働きによって成り立っています。


9年生の指示を誰よりも忠実に聞いて実行し、後輩に規範を見せる『Followership』。
9年生の手が回らない時には代わりに指導を行い、『台風の目』では8年生一人ひとりが下級生を指導できる『Leadership』。
それぞれの係をまとめ上げたり、タイヤ取りで全身全霊を懸けたりする先輩の姿を目に焼き付けつつ、8年生はこの2つを身に付けようと、頑張ってきました。
「今のままでは後輩達への示しがつかないから、練習をしたい!」と、HRの時間を使って入場行進の練習を自発的に行い、担任としての贔屓目抜きに、素晴らしい行進に仕上げました。

9年生を支え、後輩に規範を見せる8学年という立場なのだ・・・。
そういった心構えで体育祭に臨んでいるうちに、自分達の組が『勝ちたい』というだけの想いではなく、自分達の組を『勝たせたい』という想いから発せられる8年生の言動を、私は随所で感じるようになりました。


体育祭終了後の解散式にて、「来年度、"我こそはキャプテンや応援団長、実行委員内の長に就き、体育祭を引っ張るぞ!"という人は?」と聞くと、学年の8割程の生徒が、真っ直ぐな眼差しとともに挙手をしてくれました。

今から、来年度の体育祭や生徒会の引き継ぎが、とても楽しみです。
8学年主任