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才教ダイアリー

さいきょう商店街を開きました

投稿日:2024.09.20

 2年生が生活科の学習の一環として行う「さいきょう商店街」では、廃品を利用して作った商品を自分たちで売ります。お客さんは1年生で、目指すは「売上第1位!」 そのためにどんな工夫をするのか、お店ごとに考えました。

「お客さんの好きなものを売る」
「でも、1年生の好きな物って、何だろう?」
「値段を安くしてたくさん買ってもらうのは?」
「でも、安いと売り上げは上がらないよね」
「じゃあ、高くする?」
「あんまり高いと、お客さんは買わないと思う」
「高くても"いい商品"なら、買ってくれるんじゃないかな?」・・・

 そこで、1年生に好きな物や好きな色、形、それから、値段などについてアンケートをとりました。それをもとに、「自分達のお店で何を売るか」「商品の色や模様はどうするか」「値段はどうするか」など、1年生の立場になって考えました。
 ほかにも、「お店の中を整頓して商品を分かりやすくする」「1年生に笑顔で優しく声をかける」「商品のいい所を言う」など、お店作りに活かす考えを仲間と出し合いました。

 商品が出来上がると、ラインナップを1年生に伝えるために、チラシを作りました。それから、1年生の教室に行って、おすすめの品を実際に見せる宣伝活動も行いました。商品に値段をつけ、お店の看板も作って準備は万端です。

 そして、迎えた当日。いよいよ、さいきょう商店街、開店。
 1年生が会場内に入ってくると、「いらっしゃいませ」とすぐに大きな声が響きました。
「いらっしゃいませ」
「いい商品がたくさんありますよ」
「こんな、おもしろいことができますよ」
 大きな声でお客さんに呼びかけ、たくさんの商品を売ろうと、一人ひとりが一生懸命に活動しました。
 机の上に所せましと並べられた商品は徐々に減っていき、遂に完売。
「やったー!全部売り切れた!」
 この時の子ども達の表情は、満足感に満ちていました。

 後日、売り上げの順位発表が行われました。1位のお店は、たったひとつです。1位になれなかった子たちは残念そうな表情を浮かべ、中には涙を流す子もいました。それを見て私は、子ども達が目標を意識しながら真剣に活動に取り組んできたことを改めて感じました。

 まとめの時間に、「さいきょう商店街を開いて良かったこと」について話し合いました。
「1年生が喜んでくれた。1年生の笑顔を見て、自分もうれしくなった」という意見が多く出て、売り上げを上げることだけにとどまらず、自分達の活動に価値を見出すことができた2年生です。
 また、世の中でお店を開いている人についても考えを発表しました。
「お金をかせぐことばかりを考えるのではなく、お客さんのために、お客さんに喜んでほしいと思っている」
「お客さんが喜んでくれて、自分もうれしい気持ちになるんだと思う」
他の職業にも話は広がり・・・
「お医者さんは、患者さんのために病気を治して、元気になってもらいたいと思って仕事をしている」
「警察官は、みんなに安全に暮らしてほしい、みんなを事件や事故から守りたいと思っているんだよね」
「パイロットは、お客さんが楽しく過ごせるようにしたい、お客さんの命を大切に、安全に乗せていきたいと思っている」

「世の中のお仕事をする人は、『人のため』『みんなのため』にやっているんだ」

 「さいきょう商店街」を開いた2年生は、1年生が喜んでくれたことで自分達も満足感を味わい、世の中の仕事のこと、仕事をしている人にも思いを馳せることができました。


2年生活科担当