
投稿日:2025.07.18
「子どもたちの作品に囲まれた教室が好きで、
なんだか居心地が良くって。
だから、教師は辞められないって思うんだ」
クラスの子どもたちが描いた作品を眺めながら、
そんなことを口にする先生がいました。
いま、1年生の教室には
体育祭の思い出を、迫力一杯に描いた作品が飾られています。
図工の時間では、作品を描いたり作ったりする中で、
子どもたちにとって、なにか一つでも、
新たな発見や学び、技術の向上につながるものがあるように
と思いながら、毎回の授業を行っています。
体育祭の絵では、かけっこ、玉入れ、大玉送り、応援合戦などの絵を
身体の動きがどうなっているか、よく考えながら描くことに挑戦しました。
足が交差したり、腕が曲がったりしているところを描くのは
とても難しかったようで、「どうなってるの?!」と悪戦苦闘。
ですが、だからこそ、「お絵描き」とは一味違った「作品」になったと思います。

1学期最後の図工の授業では、
テラコッタ粘土を使った「オリジナル・プレート」を作りました。
1年生にとって、初めての焼き物です。
「わぁ~!」「ざらざらしてる!」
油粘土とは違う手触りに、いいリアクションの子どもたち。
こねたり丸めたりして、触り心地を楽しみながら粘土を柔らかくした後で、
思い思いのかたちに成形していきました。
飾りが取れないよう、一生懸命に指で馴染まることも忘れずに。
↑ 粘土をこねこね・・・・・もうすぐ完成
↑「ピエロおとこ、できたよ!」
授業の後、ずらっと並んだみんなの作品を見て、
その可愛らしさに思わず写真を撮っていた私。
そして、休み時間のたびに、写真を眺めているのです。
「子どもたちの作品に囲まれた教室が好き」
そう言っていた先生の気持ちが、よく分かる気がしました。
子どもたちの作品を見ていると、
頑張って作っていた姿が目に浮かびます。
一人一人の個性表れた作品は、本当に面白い。
子どもたちがワクワクしながら自分を表現できる、
そんな図工の時間にしたい、と改めて感じました。
さて、明日からは約1ヶ月の長い夏休みとなります。
子どもたちはきっと、
普段はできないような様々な経験をしてくるでしょう。
2学期最初の図工は、「夏休みの思い出」を絵に描く予定です。
どんな絵を描いてくれるのか、今から楽しみです♪
1学年 図工担当