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才教ダイアリー2016

秋の読書旬間

投稿日:2016.11.11

 10月に行われた図書委員会の企画である読書旬間は、読書の秋にふさわしいイベントとなりました。

 

3冊貸出が始まった期間の当初は、『かいけつゾロリシリーズ』『日本の妖怪シリーズ』など普段から子どもたちに人気のある本の貸出が多かったのですが、徐々に普段は貸出数の少ない本を借りる子が増えていき、この読書旬間を機に、子どもたちがさまざまなジャンルに目を向けてくれていることが、毎日の図書カードから伝わってきました。

6年生では中学の勉強方法について書かれた本を借りる子がいて、少しずつ来年に向けて準備をしている様子もうかがえました。

中学生は、普段は図書室の利用が少ない傾向にありますが、読書旬間中ということで図書室で本を読む生徒や貸出数が増えました。

素敵な本に出会った子どもたちは、生き生きとした笑顔を浮かべていました。

 

読書旬間中は、おすすめの本の選び方や紹介の仕方について、子どもたちからさまざまなヒントをもらったと感じています。活字離れが進んでいると言われる昨今ですが、「本」に触れることについて、改めて考えてもらえた企画になりました。

 

 

折しもこの期間は、さいきょう祭の準備もあって大忙しでした。そのような中でも、図書室の仕事を並行して頑張ってくれた図書委員のみなさんに感謝です。

 

図書室司書

さいきょう祭を終えて

投稿日:2016.11.08

 全校生徒一人ひとりが、無限の可能性を信じて取り組み、輝いたさいきょう祭。毎年、早い学年では6月ごろから演目の練習が始まります。

演目が発表されるときの反応は様々です。初めてのさいきょう祭を前に、期待を膨らませる小学1年生。ちょっと不安な顔をした子もいます。でも、2年生・3年生になると、「よし!今年も頑張るぞ!!」という雰囲気がいっぱいです。高学年、中学生ともなると、「難しすぎる・恥ずかしい・大変そう」などという気持ちを抱きながらもステージに立つ責任感がしっかり芽生えています。

しかし、さらに上を目指すのが才教生。

「これまでの先輩たちが見せてくれた立派な姿を超えたい。そして、去年の自分たちをも超えて、成長した姿を見せたい。」という思いが大きくなり、練習に前向きに取り組むのです。学年によってはオーディションが行われ、「この役がやりたい!」と自ら挑戦する子がとても多いのがすごいところだと感じます。

今の自分より一歩前へ...と努力を積み重ねるから、本番で夢のようなステージを経験できるのだと思います。一人ひとりの役割が違っても、友達と励ましあったり、意見を交わしたり、切磋琢磨しあって全員で一つの演目に取り組むからこそ味わえる感動があります。だから、「また来年も、頑張ろう。」と思えるのでしょう。

 

さいきょう祭後には、たくさんの反響をいただきました。その中に、「どの演目がよかったということではなく、どの演目も個性があって素晴らしかった。」との感想がありました。小学1年生の『葉っぱのフレディ』に出てきた、「みんなちがっていいんだね。」というセリフを思い出し、胸が熱くなりました。

大きな成功を収めた才教生たちは、もう次に向かっています。また来年、一人ひとりの個性が輝くさいきょう祭をご覧いただけるよう、着実に歩みを進めていきます。

 

音楽科担当

日々の努力を積み重ねた成果

投稿日:2016.11.04

 10月30日、さいきょう祭当日。小学校6年生はミュージカル「ひょっこりひょうたん島~ライオン王国の巻~」と「卒音ステージ」を披露しました。

 無事、成功に終わった舞台。しかし、本番を迎えるまで、6年生はまさに「山あり谷あり」という言葉通り、苦難の連続に直面してきました。

 

プロジェクト立ち上げの1学期終盤、音楽科の先生から台本を渡されたとき、教室は「絶対に成功させるぞ!」「歴代最高のミュージカルを披露するぞ!」という意気込みにあふれていました。

「全力」「追求」「昇華」をキーワードにスタートしたミュージカルプロジェクト。1学期中に配役オーディションや係分担を決めた後、夏休み中に各自で個人練習をこなしました。

そして、本格始動をした2学期最初の立ち稽古は......散々たる結果でした。立ち位置が分からない、思ったよりも声が通らない、表情が固い等、演劇技術以前の問題が一気に露わになり、「こんなことでミュージカルを披露できるのだろうか」といった不安や疑問が渦巻いていました。

しかし、そこは力のある6年生。一致団結して真摯に練習に取り組み、日々成長していきました。その中には、確かな手ごたえを感じ始めた子ども達もいて、頼もしく思えました。

10月14日の校内リハーサルでは、はじめから終わりまで、なんとか通すことができたものの、更なる課題も見えてきました。それは、「殻を破り切れていない」ということ。台本通りの動きしかできない、自分のセリフがないときの動きや表情が乏しい...ミュージカルをする上では致命的な課題といえます。

それからの2週間は、とにかく努力を重ねました。朝はダンスや楽隊の練習に卒業音楽会の合唱、昼休みは配役グループごとに集まってのミーティングや練習に明け暮れる日々でした。時には、練習をしたくない、恥ずかしい等の思いを抱いた子もいましたが、苦しい期間をがむしゃらに走り抜けた6年生は、さらに団結して、作品をよくするために全力で追求し続けていました。

 

本番が終わりカーテンコールの際の大喝采。ここまで大きな評価を頂けたのはひとえに、子どもたちの努力の積み重ねがあったからこそです。次々と立ちはだかる壁を乗り越えた6年生のさいきょう祭・ミュージカルプロジェクトはこれで幕を閉じますが、課題が次々と現れるという状況は、これからの人生でも往々にして起こりえます。今回のさいきょう祭から学んだことを胸に、いつも努力で課題を乗り越えられる強い精神力を持ち続けてほしいと願っています。

  

小学校6学年主任

道半ば

投稿日:2016.10.28

 去年より導入された速読は、2年目を迎えました。

今年度も「文章を速く正しく読めるようになろう」を合言葉に、小学3年生から中学3年生までが週1時間の授業を行っています。

 

4月には新しい種類のトレーニングも加わりましたが、2年目は新鮮さが感じられなくなるようです。

「好きなトレーニングを自分で選んでやりたい」と言って、基礎的なトレーニングを嫌がったり、疲れると手を抜いてしまう姿が時々見られるようになってしまいました。

その結果、単純な文章問題での間違いがかえって多くなってしまったのです。

 

そこで、101セットの文章問題を解くときに、自分で指を折り、間違いの数を数えてみました。

すると、自分の間違いの多さに気づいたり、間違いがあってもそのままにしてしまう自分に気が付くことができました。

気づく子は初めは少数でしたが、次第に数が増えて、教室が水を打ったような静かな空気になることも増えてきました。

 

速読は一見、文章の読み取り問題や計算問題を脳トレのようにこなすものと思われがちです。

しかし実際は、パソコンの前に座って、まだまだ足りない力を伸ばそうと自分の失敗に向き合う時間でもあります。苦手な問題(トレーニング)に気持ちが負けそうになっている時は、「修行ですね。」と声をかけます。

今年度から唱和している「才教の心得」の「道場」という言葉に通じるようで、言葉に出さなくても、「もう1回!」と真剣な顔でトレーニングに向かいます。

 

毎年行われる速読の全国大会「速読甲子園(学校版)」では、去年2位だった雪辱を果たし、1位になることができました。速読に対して浮ついた気持ちがすっかり影を潜めた子ども達は、うれしそうな表情の後で、引き締まった表情を見せていました。

「まだまだこれから!」という声が聞こえてきそうで、そんな教室の一体感に頼もしさを感じます。

「何事にも全力で果敢に挑戦」し続けることのすがすがしさが、子ども達をより大きく成長させていくと確信する思いでした。

 

                    速読担当

どうしてみんなのためにはたらくの?

投稿日:2016.10.25

 小学1年生では、2学期の生活科でお家の人の仕事調べをします。

 先週末の宿題で、お家の人がどんな仕事をしているのかインタビューをしました。

 

・料理を作る

・食器を洗う

・掃除をする

・洗濯をする

・送り迎えをする

・宿題のチェックをする・・・

 

 調べてみて気が付いたことを発表する場面では、

「ぼくたちは、学校に行ったり、宿題をやったり、自分のためにやっていることが多いけど、お家の人は、自分じゃなくて家族やみんなのためにやっている仕事がたくさんあると分かりました。」という意見が。

 

 そこで、調べてきたプリントの

「みんなのための仕事」には赤い線を、

「自分のための仕事」には黄色い線を引いて色分けしてみると、

 

「うわあ!お父さんやお母さんは赤ばっかりだ!!」

「お家の人は、毎日みんなのために働いているんだ!」

「すごーい!!」と声を上げる子どもたち。

 

わたしが「どうしてみんなのために働くんだろうね。」と聞くと、

「暮らしていくために必要なことだから。」という意見が。

「確かにそれもあるかもしれないね。だけどもしかしたら、それだけではないかもしれないよ。」

 

 今度の週末は、お家の人に「どうしてみんなのために働くのか」をインタビューすることになりました。

 

 さて、そんな子どもたちですが、教室では自分の仕事を見つけ、進んで行動できる姿が増えてきました。

 

 朝の登校後に教室の掃除をしたり、給食の際には「先生は座っていてください。自分たちでやります。」と言って手際よく準備を始めたり。

 

 自分の役割を果たすことの大切さや、誰かの役に立てることの喜びを知らず知らずのうちに感じ始めている気配。

 働くことの意味について、少しずつ学んでいる子どもたちです。

 

                                    小学校1年4組担任

「ケガ」から学ぶ

投稿日:2016.10.21

 保健室には毎日ケガ人が来室します。

ケガにもいろいろあり、擦り傷から骨折まで多種多様です。

ケガをしないことが一番よいのですが、「ケガをするほど今日も元気モリモリなのね!」と前向きにとらえています。

 

外で転んだ擦り傷などは、砂がたくさんついて血も出ています。こんな時は、まず外の水道で傷口を洗ってくるように指導しています。足のケガでは、傷口を洗ったときに靴下までぬらしてしまうこともありますが、以前に指導したことがしっかり身についており、とても嬉しく思います。

最近は、外で転んで擦り傷を負った子どもに「傷洗ってきた?」と聞くと「はい、洗ってきました!」と言ってくれる子どもが増えました!!

 

また、登校中に転んでケガをしたときや、教室で誤って手を切ってしまったとき、友達は持っているキズバンをその子に貼ってあげていることがあります。ケガをした子どもは、友達のその優しさに気付き、ケガをした子を見たら、次はきっと同じことをしてあげられるでしょう。

キズバンを持たせてくださる保護者の気遣いにはとても感謝しています。この場をお借りして・・・「ありがとうございます!」

 

さて、ケガの中で意外と多いのが首から上、つまり顔を含めた「頭部」のケガです。子どもは体と比較して頭が大きく、バランスがとりにくいので、いざというときには、頭や顔を打つ前に「サッ」と手を出して頭を守れるといいなと思います。

 

子どもたちには「ケガ」から学んでほしいことがあります。それは、ケガをしたとき自分で簡単な手当てができ、どうしたらケガを避けられたのかを考えられること、そして万が一の場合でもケガを回避できるようになるということ。

日々接する中で、それができる子どもたちを育てていきたいと思っています。 

 

保健室

楽しんでこそ力になる

投稿日:2016.10.18

 昨年、数才クラスで長野県教育委員会主催の「2015 S1グランプリ」に参加しました。S1グランプリのSは、「信州」「算数」「数学」「思考力」のS。長野県の魅力に触れながら、算数・数学を楽しもう、という大会です。問題作成部門、思考力チャレンジ部門、プレゼンテーション部門の3部門があり、後述の2部門については、当日会場で他校の児童生徒たちと競います。昨年、思考力チャレンジ部門小学生の部において、優秀賞と最優秀賞をいただきました。参加した児童生徒からは、「とても楽しかった。また来年も参加したい。」という意見が多かったので、今年も参加できると決まったときには、皆大喜びでした。

先日、問題作成部門に申し込みをする自作問題のお披露目会を行いました。友達が作った問題に興味津々で、熱心に解いていきます。「この問題おもしろい!」「これ、どうやって解くの?」などなど、とても楽しそう。すると、Aくんから、「この問題のここの表現、少しわかりづらいなぁ。」という意見が。続いてBくんから、「こういう風に直したほうがいいと思います。」という意見。友達が作った問題について議論が始まります。解くことだけでも大変なのに、さすがだなぁと感心しました。

またある日は、数列について学習しました。並んだ数の列について規則性を探し、空欄に入る数を考えよう、というパズル的な要素も加え、論理的思考力や発想力を鍛えようというねらいです。その中には、過去の数才クラスの先輩方が考えた数列もあり、皆大喜びで取り組んでいました。

数才クラスの児童生徒は、とにかく算数・数学が大好きです。難しい問題になればなるほど目が輝き、自分の力でじっくり考えることもあれば、時には友達と意見を交換して相談しながら考えたりしています。12月に開催される「2016 S1グランプリ」も、楽しみながら挑んでくれることでしょう。

 

先ほどの数列の時間、最後に1人1つ自作の問題を考えてもらいました。□にあてはまる数字は何でしょう? 皆さん、わかりますか?

 

8, 27, 64, 125, 216, 343, , 729, 1000, ...          (小5)

2, 4, 7, 12, 19, 30, , 60, ...                              (中2)

 

数才クラス担当

「伝えたい」という思い 

投稿日:2016.10.14

 小学校5年生は10月11日~13日の3日間、ニュージーランドから訪れた子どもたちと交流をしました。5年生の子どもたちは小学校1年生からEveryday EnglishE.E.)の時間を4年間、そして5年生からは教科として英語を学習しています。しかし、実際に初対面の外国人と英語で話をしたことがある子どもはわずかで、本当の意味で英語を使った経験はほとんどありません。

 そんな子どもたちにとって、ニュージーランドからの交流生が来ることは、とてもワクワクすることであり、同時に不安に感じることでもありました。

 交流の内容は、一緒に書写の授業を受けることやサッカーで汗を流すなどが計画されましたが、子どもたちが特に準備を重ねたのが、英語によるプレゼンテーションでした。せっかく松本まで来てくれる交流生たちに、松本周辺の名所を紹介して、よく知ってもらおうというものです。

 これまでコミュニケーションのための英語をE.E.で学習してきましたが、まとまった文章で、しかも決まった型があるわけではない文章をつくるのは初めての経験でした。子どもたちは「自分たちが日本語で考えたことを、英語に直すことがこんなにも難しいことなのか。」と悪戦苦闘していました。

 ただ、そう言いながらも慣れない英語の辞書を用意して何度もひいたり、実際に現地に向かって英語のパンフレットをもらって参考にしたりと、教員が想定していた以上の積極性を多くの子どもが見せてくれました。「外国人におすすめのおみやげは何かな。」「宿場町って英語でなんて言えば分かるんだろう。」など、聞いてくれる人の目線に立って考えることができる子どもが多く、普段の学習発表とは異なることを意識していました。

 当日は、たくさん練習を重ねたおかげで落ち着いて発表することができ、ニュージーランドの交流生にも楽しんでもらえたようでした。

 発表するにあたり、子どもたちはまだ習っていない単語や文法をたくさん用いて、英語の文章を作っていきました。自分の考えや思いを伝えるためには、知らない単語やその発音を学ばなくてはなりませんでしたが、今回の発表を通して、子どもたちは自然とそれを体得していったように思いました。

普段の学習では教科書に沿って体系的に学習をしています。その一方で「伝えたい」という意欲は、やはりそのチャンスがなければ生まれないものです。そうした意欲が英語学習にとって体系的な学習と両輪をなすほどに重要なものであるということを、改めて感じました。

 そのチャンスをくれたニュージーランドの交流生の子どもたちにはとても感謝しています。また日本に訪れる機会があれば、松本にも再度足を運んでほしいと思います。

 

小学校5年3組担任

全員の心を込めたメッセージを手渡してお見送り。

「チームとしての成長」

投稿日:2016.10.11

 2年生は体育の授業でサッカーに取り組みました。

始めの数時間でパスやシュート、ドリブルをしっかり練習した後、クラスの14人を半分にした7人対7人のフットサル形式で実戦を行う計画でした。

 3組は特に運動の好きな子どもが多く、更に『勝つこと』に強いこだわりを持っています。試合をする旨が伝えられると、その日を今か今かと心待ちにしていました。

 

 その初戦を終え、教室に戻ってきた子どもたちは、泣いていたり、顔を真っ赤にして怒っていたり、ツンと黙ったままだったり...。一体、何があったのでしょうか。

A君がファウルみたいなプレーばっかりでずるい!』『Bさんが全然動いてくれないせいで負けた!』『C君は自分ばっかりで攻めて、パスしてくれない!』『ハンドじゃないのに、ハンドだって言われて...(泣)』

どうも、気持ちの良い試合は出来なかったようです。

 

翌日から、運動の得意な男の子達を中心に、朝の時間と昼休みを使って特訓が始まりました。しかし状況は変わらず、体育が終わると喧嘩腰で教室へ戻る日々。「もう試合なんてしたくない...。」そんな言葉まで出てきてしまいました。

 

ところが、少しずつ雰囲気が変わってきました。

休み時間には、男の子だけでなく、女の子も特訓をする姿が見られるようになりました。

雨の日は教室内で会議を開き、フィールドを模した図を使って、作戦やポジションを話し合います。「いつも楽しくやる」「くじけそうになってもやる気を出す」といった心構えまで、作戦メモとして残していました。

サッカーが上手な子は、苦手な子に稽古をつけたり、ボールを受けた位置によって何をすべきかを教えてあげたりしています。苦手な子も、頑張って練習に参加し、試合中は体を張ってボールに食らいつきます。

どうすればチームとしてまとまって勝利を目指すことができるか、お互いが納得して気持ち良い試合ができるか、一人ひとりが気付き始めたのです。

 

徐々に、『今日は楽しかった、いい勝負だった!』という振り返りが増えてきます。何より、『○○君があの時こうして、でも○○さんがボールを止めて...』と、クラスメイトの活躍を語るようになってきました。

 

10月4日の最終戦。結果は1-1の引き分けでしたが、両チームとも、サイドからのクロスボール、ディフェンスの間を縫うパス、キーパーのファインセーブ、コーナーキックやスローインの際のポストプレーなど、小2とは思えない連携プレーが何度も飛び出した接戦でした。

「勝ちたかった~!」そう言いながらも、子どもたちは本当に清々しい顔をしていました。観戦していた私にも、まるでJリーグの好カードを見た後のような高揚感が残る、白熱の一戦でした。

 

 

『才教の心得』に、「理想を求め、何事にも全力で果敢に挑戦せよ。ここに感動の源あり」とあるように、たとえ最初は上手くいかずとも、「みんなでこうなりたい」という理想に向かい、全力で考えて行動し、結果として感動を味わっている子どもたち。そんな姿は、見る者にも感動を与えます。

さいきょう祭では、自分たちと担任だけでなく、より多くの観客に感動を与えられるステージを作り上げなくてはなりませんが、「この子たちならきっと凄いパフォーマンスができる。」そう確信させてもらえた、体育での一コマでした。

 

 

小学校2年3組担任

 

進んで働くすがすがしい姿

投稿日:2016.10.07

 小5から中3まで約8名の班で行う「縦割り清掃」は、定期的に場所が交代になります。

 私は、1階のホールと流しを担当していますが、リーダーはあくまで中3の生徒です。ここは清掃範囲が広く、全員でフルに動き回ってやっと作業を終えることができるため、リーダーを中心に、皆一生懸命取り組んでいます。日数を重ねるうちに、臨機応変に動くことも身についてきて、後半には見事な連係プレーを見せてくれるようになりました。

 

 中でも、流しの清掃はなかなか大変な仕事です。広い流し全体の汚れを落とし、ステンレスの台を拭き、鏡を磨き、石鹸を補充します。そして大切なのが、排水口の掃除です。網にたまったゴミを取り除き、その奥にあるフタを外し、汚れをブラシでこすり洗いしてきれいにします。これら一連の作業を行う間には、他の清掃箇所の生徒たちが三々五々やってきて、雑巾を洗ったり、バケツの水を流したり、手を洗ったりします。ですから、流しの清掃には、「寛容さ」と「皆のために働くという強い気持ち」が、人一倍必要だと感じています。

 

 ある班で流しの担当になったS君とKさん。二人はいつも、やってくるとすぐに流しに直行し、素早く掃除に取りかかります。そして、敬遠されがちな排水口を、毎日ピカピカになるまできれいにしてくれました。その背中は真剣で、作業に熱中するあまり、班長さんに「もう時間だからそろそろ終わりに...。」と、声をかけられることもあるほど。「二人は流しの掃除のプロだね。」と声をかけると、ニコニコして「ありがとうございます。」と答えてくれましたが、その笑顔はとてもすがすがしく、気持ちの良いものでした。

 

 あれから清掃箇所が交代になり、新たに男子のペアが流しの担当になりました。今は、まだ時間はかかりますが、真面目に取り組んでくれています。班の仲間も、自分の仕事を早めに終えると、手伝ってくれるようになりました。

同じ作業をするのなら「嫌だな。」と思いながらではなく、皆の役に立てているのだという喜びを持って、自ら進んでやれるようになってほしい。小さなことではありますが、人のために働くことは、こんな一歩から始まるのだと思っています。

 

1階ホール・流し清掃担当