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才教ダイアリー2016

「できて当たり前」の挨拶、おろそかにせず

投稿日:2016.08.30

 才教学園では、「挨拶・返事」を大切にしています。才教学園に来校される多くのお客様へ、また、保護者のみなさん、先生方、上級生、お友達、下級生と、誰に対しても気持ちのいい「挨拶」、または「返事」をすることを日頃から実践しています。


授業でも、授業の始めと終わりの挨拶、出欠確認の返事を徹底して行っています。挨拶する相手をきちんと見ること、大きな声で挨拶・返事をすること、頭をしっかりと下げること、手は膝の上に置くことなど、1学期のはじめはしっかり出来るまで何度も繰り返したこともありました。しかし、その繰り返しが実を結び、夏休みが明けた2学期からも、気持ちのよい挨拶が続いています。


 


さて、4年生はクラスごとに個性があります。


1組は、時間厳守で着席し、真面目な雰囲気。


2組は、明るく楽しく、とにかく元気がいい。


3組は、一つひとつのことを一生懸命頑張る。


そんな個性あるクラスですが、どのクラスにもいえることは、「とてもいい返事ができていたね!」「大きな声で良かったね!」と声をかけてしまうほど、挨拶・返事を頑張っているということです。1学期に、社会科の授業で松本警察署、本山浄水場、松本クリーンセンターを見学させていただいたときも、たくさんの人々と出会い、感謝の気持ちを込めて挨拶をすることができました。


 


自ら発する気持ちのよい挨拶や返事は、相手を気持ちよくさせ、自分のやる気も起こしてくれます。授業を始めるときの挨拶は、「さあ!これから始まるぞ!!頑張るぞ!!」と、気合を入れ、集中する合図。教壇に立っていると、そうした挨拶から始まる授業は、学力にも好影響を及ぼしていると感じます。


挨拶をすることは当たり前...ですが、それをおろそかにすることなく、これからも当たり前のことが当たり前に出来るように頑張っていきます。


 


 


小学校4年 社会科担当

みんなのことを考えて

投稿日:2016.08.26

ある日の給食のことです。


Bさんが「クラス全員でドッチボールをやろうよ。」と、


皆に提案しました。


宿題など、何かやることがある子以外は元気に外へ出て、


皆で決めたルールのもと、楽しく試合をしていました。


(私も行きたかったのですが、


教室で頑張っている子がいたので断念しました・・・・。)


教室へ帰ってきた子は、


口々に「今日はとても楽しかったです。」


と話してくれたので、私はとても嬉しくなりました。


 


その次の週のことです。


Bさんが、「キックベースをやろうよ。」と皆に言いました。


ある程度のルールを決め、全員が外へ出ていきました。


すると、大部分が、困った顔、泣きそうな顔で帰ってきました。


事情を聞くと、思いが次々に出てきました。


その後、クラスで話し合いをしました。


「ルールを守らない人がいる。」


「他のクラスの人と言い合いになった。」などなど...


それと同じくらい、解決策も出ました。


「他のクラスの子も入れてあげよう。」


「ルールをみんなで考えようよ。」


 


皆で一緒に遊びたい!仲良くしたい!という気持ちは大切ですが、


友だち一人ひとりの気持ちも大事にしなくてはいけない。


当たり前のことですが、難しいことです...


考えたり、我慢したり、主張したり、折り合いをつけたり、


日々の生活の中で身に付けてほしい力だと、改めて感じました。


2学期は、才教の心得にあるように、さらに「人の心を慮り、


人に尽くし、仲間を想いやる」ことができるクラスになることを


願っています。

ひとつひとつ のりこえていこう!

投稿日:2016.07.21

 今日は1学期終業式。入学してから今日まで、1年生のひとりひとりが様々な思いを乗り越えながら精一杯頑張ってきました。


右の写真は、1年生すべての教室に貼ってある掲示物です。跳び箱の1段目から順番に定めた目標に、みんなで取り組んできました。


 


1段目「おおきなこえであいさつをする」


入学当初、慣れない環境に戸惑い、どことなく自信がなさそうで、挨拶の声も小さく、不安な表情や涙を見せる子も随分いました。ところが、少しずつ「○○先生、おはようございます。」「こんにちは。」という明るい声と笑顔が多くなっていきました。


 


2段目「たいいくさいをぜんりょくで!」


体育祭は、1年生を大きく成長させてくれました。すべてのことを上級生の姿から学び、上級生に励まされ、感動を共にすることができたのです。連日の練習で心も体も疲れ切ったはずですが、小さな体で全力を尽くしました。体育祭を乗り越えたことが、一層大きな自信になったことは言うまでもありません。この頃から、不安気な様子や涙は消えてなくなり、挨拶の声が驚くほど大きくなったのです。


 


3段目「よいしせいで、がくしゅうにしゅうちゅうする!!


大きな行事が終わり、1学期後半はこれまで以上に授業に集中することを目標にしました。一番の課題は、姿勢を正して人の話をしっかり聞くこと。全校朝礼では、校長先生のお話をしっかり心に刻み、先達に学ぶ発表会では、友だちの発表や教師の説明を聞いて、ことわざの意味を理解し、学ぶ楽しさを感じました。毎日取り組んだ「本読み計算」という課題は、お家の方に様子を聞くと、1日に何回もチャレンジする子、納得がいくまで懸命に繰り返す子と、教師が思った以上に努力を重ねたようです。学校では自主的にノートを開き、時間を惜しむように計算カードの学習を進める子も...。英語の学習に初めは消極的だった子が、アルファベットをすべて覚え、ネイティブの先生に思い切って質問できるようになりました。本分である勉強にこれだけ集中できたことは、1年生として本当に立派だと感心します。


 


そして、忘れてはいけないのは、こんなに頑張れた原動力のひとつに、友だちの存在があるということ。道徳で「イイトコメガネで友だちのよいところをみつけよう」という学習をしてから、お互いの「イイトコ」をたくさん見つけて認め合う様子はとても微笑ましく、お家でも「○○さんは英語が上手に言える。」「○○さんは字がいつもきれい。」「○○さんは水泳が上手。」など、友だちについて頻繁に話すそうです。そして、「わたしもがんばりたい。」という気持ちと新たな目標を持てるようです。友だちから良い刺激を受け、一緒に楽しく学ぶことができる1年生の「イイトコ」がもっと見つかりそうな2学期が待ち遠しいです。


 


最後にA君について。彼は幼稚園の頃、緊張や不安から嘔吐してしまう症状があり、入学式や始業式も右手にビニール袋を握りしめての出席...しばらくはその袋を離せませんでした。しかし、体育祭に全力で取り組む姿は、私の想像をはるかに超えるほど素晴らしく、今では大きな声で気持ちのよい挨拶や返事をし、背すじを伸ばし、話を聞き逃すまいと真剣な表情で学習に集中しています。A君はまるで1年生みんなの頑張りを象徴しているかのようです。


 


 明日からは夏休み。エネルギーをたくさん蓄え、始業式には全員揃って元気に登校しましょう。そして、2学期も合言葉のとおり「いっしょうけんめい」頑張りましょう。 


 


 


小学校1学年主任・2組担任

最高の涙

投稿日:2016.07.15

 第12回体育祭、今年も最高の盛り上がりを見せました。毎年体育祭は小1から中3を赤、白2チームに分け、真剣勝負を繰り広げます。各チームを引っ張るのは、中3の応援団長、副応援団長、キャプテン、副キャプテンの4人です。私は今回白組の担当として、彼らの姿を見守ってきました。


 


毎年の見所である応援合戦。小1~中3まで200人が一糸乱れず行う応援は大迫力です。今年も非常に完成度の高いものでした。あれだけ複雑で完成度の高いものをどうやって作り上げているのかというと、実は教員はほとんど見守るだけで何もしていません。応援団長をはじめ、先ほど挙げた中3の4人が中心となり、200人を前にして指導します。


この4月に小学校に入学したばかりの小1の子達もいる中で、複雑な動きや、応援を教えていくことは大人でも容易なことではありません。4人は何度も何度も話し合いを重ね、応援を考え、替え歌の歌詞を考え、振り付けを考え、一つひとつ丁寧に教えていきます。


練習が進み大きな声を出し続ければ、応援団長ののども枯れます。そういうときは、副団長が代わって大きな声を出します。応援歌を教えるときには歌の上手なキャプテンが前に出て音を取ります。口下手な副キャプテンは自らが率先して声を出し、その背中で語ります。そうやって4人が協力して、互いを補いながら練習を重ねました。


本番は応援合戦も含め、どの競技も白熱の展開でした。4人が率いた白組も本当に頑張り、死力を尽くしましたが、念願の総合優勝を果たすことはできませんでした。閉会式が終わると、4人から、白組で共に闘った仲間たちに向けて講評を伝える時間があります。いつも口下手で背中で語る副キャプテン。彼は泣き崩れ、いつも以上にうまくしゃべれません。その姿にみんながもらい泣きをし、悔しさと大きな感動が入り交じる中、第12回体育祭が終了しました。


 


何はともあれ、最高の思い出と共に、子どもたちが大きく成長した体育祭でした。


 


 


中学校3年A組担任

真のエリートを目指して-さり気ない気遣いができる子どもたち-

投稿日:2016.07.12

6年1組の教室には4月から絶えず花が飾られています。


この花は私が持ってきているのではなく、6年1組の子どもたちが持ってきてくれて、「先生、持ってきたよ~!」とアピールすることも全くなく、さり気なく飾ってくれているのです。


子どもたちが帰った後と登校する前、私は教室の整理整頓をしに行くのですが、飾られた花を見るたびに心がホッとしています。


本当にいつも"ありがとう"と子どもたちに伝えたい気持ちになります。


こういうさり気ない優しさが私は本当に嬉しいし、私もさり気なく人を癒やせるような人間になりたいと思います。


 


花を持ってくることに限らず、返却するノートなどをさり気なく配る姿が帰りの会の前にあったり、給食時に汁物をこぼしてしまったときに、とっさに雑巾を取りに行ったり、ティッシュをポケットから出したり...。


些細なことが人を幸せな気持ちにさせてくれるのです。


 


「世のため人のために尽くす 高い志を持った 真のエリートになる」ために、これからも「日々、薄紙を重ねるが如く」、子どもたちと一緒に進んでいきたいと思います。


 


 


小学校6年1組担任


 

初めての登山遠足

投稿日:2016.07.08

 小学校3年生は、6月10日に、鳥居峠の登山遠足・奈良井宿の散策に行ってきました。前日にみんなで作った"てるてるぼうずくん"たちのおかげとみんなの日頃の行いの良さが重なって、当日は最高の遠足日和になりました。みんな朝から、元気にはりきっていました。


 


鳥居峠の登山の最初は、急な坂や階段、狭い道など険しい所がありました。一回目の休憩の時点で、汗が止まらないほどでした。かなりきつかったかと思いますが、今回の目標が


 


「弱音を吐かずに最後まで登り切る!」


 


でしたので、誰一人、弱音を吐かずに最後まで頑張りました。きつい所はみんなで励まし合い、「がんばれ~!」「あと少しだよ~!」と声をかけ合いながら登りました。学級を超えて「1組がんばれ~!」「2組がんばれ~!」と何度も励ましてもらい、3年生みんなで登り切ることができました。


 山の中は本当に自然が豊かで、何人もの子どもが思わず「やっほ~!!」と叫んでしまうくらい素晴らしい景色でした。様々な形の葉っぱを見つけたり色々な石像があったりと、山ならではの発見もあって、とても楽しんでいました。


 


奈良井宿の散策では、着いたとたんに「わあ~、すごい!」と感動していました。街並みがとても素敵で、思わず見とれてしまいました。子どもたちからは、「映画のセットみたい~!!」「これは、本当に昔からあるんですか?」という声が上がっていました。その後は、木曽の大橋を渡って、みんなで記念写真を撮りました。


 


今回の登山遠足は、天気にも恵まれ、登山も散策もとても楽しく、有意義な経験になりました。自然の素晴らしさ、楽しさに思いきり触れることができ、仲間の大切さも身に染みた、登山遠足となりました。この経験を普段の学校生活の中でも生かして、3年生のチームワークを見せてくれることを期待しています。


 


 


小学校3年1組担任

自ら進んで行動する

投稿日:2016.07.05

 小学校4年生は、図工の授業で「コロコロガーレ」というビー玉を転がす迷路を作りました。


 


「ジャングルみたいにしよう。」


「最後にサメに食べられるようにしよう。」


 ひとりひとりにいろいろな発想があって驚かされることもしばしばです。


 想像を広げると同時に楽しさもどんどん沸きあがり、子どもたちは夢中になって迷路を作っていきます。


 


コロコロガーレの制作にかける時数は8時間。授業が始まるときに「今日はここまでやりましょう」等と目標を伝えます。しかし、角の部分と紙の面をつけようとして「ここをつなげたいけどつきません。」と言ったり、ビー玉が途中で止まってしまったりと、なかなか思い通りにいかない場合もあるのです。


そこで休み時間になると、図工室には、授業の中でできなかったところまで追いつこうと頑張る子や、こだわりを持って納得いくものをつくりたいという子が集まってきます。


また、授業の最後にはきれいに掃除をして図工室を退出することになっているのですが、「まだ汚いところがあります。」と言って、授業が終わった後も残って掃除をしていってくれる子もいます。


 


自分で考え、行動できるようになったところを見て、「さすが4年生!」と思います。


 


 


図工担当

「越」

投稿日:2016.07.01

 赤組応援隊形の最前線で勇ましく立つ姿。凛とした表情。指の先まで神経が行き届いた手や機敏な腕の動き。そして、遠くまで響き渡る張りのある声。それら全てから自信に満ちあふれていた。


 


 5月29日(日)、第12回体育祭が行われた。外は夏の気配を感じさせる強い日差しが照りつける中、晴天に恵まれ、生徒、児童一人ひとりの活躍を後押しするような素晴らしい天気であった。今年も勝負に徹底的にこだわった、手に汗握る、白熱した戦いが繰り広げられたのであった。


 


 「応援合戦で、白組に勝つためにはどうすればいいか。」


 赤組応援団長Aさんの根底には「絶対に勝ちたい。」という強い気持ちがあり、それゆえAさんは苦悩していた。時には不安を口にしたこともあった。プレッシャーに押し潰されそうになっても、それでも自らを奮い立たせ、応援団長としての役割と責任を最後まで果たしたのだった。


 


Aさんの感心したところ。それは、困難にぶち当たったときである。その困難をAさんは一気に乗り越えようとするのではなく、一つひとつ切り崩しながら乗り越えたことである。そんなAさんの行動を見て、私の脳裏には、井上ひさしさんの『握手』に登場するルロイ修道士の教え、『困難は分割せよ。』という言葉が浮かんだ。


 『あせってはなりません。問題を細かく割って、一つ一つ地道に片づけていくのです。』


〈井上ひさし『握手』より抜粋〉


 


Aさん一人の力ではどうすることもできないこともあった。そんな時、多くの仲間がAさんに手を差し伸べたのであった。赤組副応援団長Bくん、赤組キャプテンCくん、赤組副キャプテンDくん、そして赤組応援団の面々...。『三人寄れば文殊の知恵』。まさにこの諺の如く、彼らはAさんと共に応援の構成や振り付け、隊形等、知恵を絞ったり、出し合ったり、更には実際に動いてみたり...。Aさんを筆頭に多くの人たちの力により、赤組の応援は作り上げられたのだった。


 


 「これで!赤組の応援を終わる!」


 


Aさんをはじめ、BくんやCくん、Dくん、そして応援団、更には赤組の児童生徒全員が全力を出し切った。声を振り絞り、最高の応援パフォーマンスを見せてくれた。応援の最後に赤組全員で言った「オスッ!」には、全員の赤組勝利をやまない熱い気持ちが込められたのと同時に、Aさんの応援にかけた思いの現れでもあった。


 


一致団結して成し遂げた時の充実感や達成感は計り知れないものである。それらは全力で取り組んだ人や集団のみが、しかもその時にしか得られないものでもある。そんな充実感や達成感を得た瞬間に立ち会えたことに喜びを感じると同時に、それらを彼らと共に分かち合えたことに私は感謝している。


 知識は伝承できても、感動は伝承できない。


 


12回体育祭 赤組応援団担当

指導のタイミング

投稿日:2016.06.28

 小学5年生は6月1617日の二日間、薮原にあるこだまの森にキャンプに行ってきました。主な目標は「自分たちで作り上げる」を常に意識することでした。


 1日目は天候には恵まれず、野外炊事、キャンプファイヤーは小雨が降る中で行いました。雨の中の野外炊事は荷物置き場や、動線の確保、火が付きにくいなど、子どもたちには大変なプログラムとなりました。そんな中ではありましたが、文句を言うどころか、その状況を楽しんでいるように取り組み、すべての班が課題であるカレーを作りきることができました。ジャガイモや、ニンジンが硬かったりする班も多くありましたが、それすらも楽しんでいる笑顔がありました。


 


 すべての班の子どもたちが作り終わり、食べている最中に、一人の男の子(A君)が、大きな袋を持って動き始めました。


 A君はどちらかというと、5年生としてはちょっとやんちゃな部類に入る男の子です。


 


 そのA君が動き出したので、みんなが食べている間は座っているようにと注意しようとしたところ、A君はみんなの使い終わった食器などを袋に集め始めたのです。A君は美化係。その係の仕事を、先に食べ終わった自分が進んでとりかかることのできた瞬間でした。


(私もあそこで注意をしなくてよかったと、「ほっ」としました...。)


 


 今回のキャンプの目標をしっかり意識して取り組んでいたからこそ、見られた光景でした。また、わたし自身も、ちょっと「間」を持つことの大切さを知ることができたキャンプとなりました。 


 


小学校5年1組担任

声をかけ合い最後まで

投稿日:2016.06.24

 素晴らしい青空の下、610日(金)に小学2年生は、1年生と一緒にアルプス公園へ遠足に行って来ました。


 


 東駐車場から1年生と2年生が並んで二列で歩きました。前日に雨が降ったため、森の緑はひときわ美しくキラキラと輝いていました。チョウ、トンボ、テントウムシ、セミ、たくさんの野鳥などが、私たちを迎えてくれました。真っ赤なヘビイチゴの実、きれいな花々、松ぼっくりなどにもわくわくしました。1年生ともすっかり仲良くなって、手をつないで歩きました。


 


 しばらくして、いよいよ養老坂に差しかかりました。ここから急な山道が続くため、学級ごとに一列で登りました。うっそうと茂る木々が心地よい日陰を作っていましたが、額から汗が流れました。「みんな、がんばろう。」「あと少し、気をつけてね。」友だちからの言葉に励まされながら、一歩ずつ進んで行きました。(1年生のためにも、ここで弱音は吐けませんでした。)


急だった坂道が少しなだらかになり、花の丘に到着したときには、子ども達の顔は汗いっぱいの上、ほてりで真っ赤になっていました。「お水がおいしいね。」「がんばったね。」などとお互いをねぎらい、登り切った満足感と笑顔があふれていました。


 


小鳥と小動物の森では、オウム、サル、シカ、ポニー、イノシシ、クジャクなど、たくさんの動物達に出合い、お昼にはおいしいお弁当を食べて元気いっぱいになりました。午後はフィールドアスレチックや長い滑り台などで思いっきり遊び、バスに乗って学校に帰りました。


 


今回の遠足では、自分の中の「つらい」「暑い」「苦しい」などの心を乗り越えるだけでなく、学校に帰るまで「1年生のお手本になる。」という気持ちをもち続けて行動することができました。また、友だちとの会話の一つひとつやその情景が、かけがえのない思い出となりました。


この遠足で培った力を元に、学校生活でも最後まで諦めずに全力で取り組んでほしいと思っています。


  


小学校2年1組担任