投稿日:2017.11.17
卓球部はこの週末、中信大会を戦ってきます。団体ではこれで3期連続の出場。個人ではついに、松本市で2位の生徒が出ました。創部8年目、初めての大会では体育館のドアのところで怖気づいてしまい、開会式になかなか向かえなかった頃からすると隔世の感があります。
ようやく軌道に乗ってきたなぁというシステムが、「5、6年生部活」の存在です。週2回だけですが、2年も続けるとなかなかのレベルになります。今回、松本市で2位になった8年のK君を始め、個人で中信大会にコマを進めた4名は、全員が5年生から部活に入っている部員たちです。
5、6年部員で私が何より感心するのは、みんな卓球が大好きということです。週2回の部活を心待ちにしています。11/16(木)の部活は、期末テストの直後。1週間の勉強休みを経て、この日の練習はまるでご褒美であるかのようでした。しかも、この日、先輩はまだテスト期間であり、珍しく5、6年生だけのメニュー。先輩の不在は少し違和感があったものの、のびのびできて開放感がありました。この日の夕方、松本は急に冷え込みましたが、3Fフロアーは熱気でホカホカ。1時間半弱の時間は、いつもほんの一瞬に感じるようです。
私は5、6年部員に「君たちは金の卵だ」と伝えています。先述のように、ここ数年は中信大会に安定的に出場できており、本当に卵がふ化するがごとくになってきています。この、クラブチームでも社会体育でもない、同じ小学校から同じ中学の部活に上げるシステム。小中一貫校ならではです。中信大会常連校の地位をさらに確固たるものにし、いずれ、「卓球と勉強の両立をしたいから、才教学園に行きたいです」なんて子どもが出始めたら最高です。
卓球部顧問
投稿日:2017.11.14
授業の時に、「お手伝いできる人はいますか?」と私が声をかけます。配布物がたくさんある場合には、何人かの手を借りたり、時にはクラスの全員の手を借りたりして、配りものをすることもあります。
「お手伝い」は、休み時間に黒板消しをクリーナーで綺麗にすることや、給食の食缶の片づけなどいろいろです。
ある日、休み時間になった時に、一人の子が「何か手伝うことはありますか?」と聞いてきました。
「じゃあ、黒板消しをお願いね。」と頼むと、別の子も「何か手伝うことはありますか?」と聞いてきました。気が付くと、全員が「何か手伝うことはありますか?」と聞いてきていました。
お手伝いすることの楽しさを感じて日々、自分から進んでお手伝いに取り組んでいる子どもたちに、道徳の授業で、日野原重明さんの『いのちのおはなし』を読みながら、次のような話をしました。
大人の心臓は一分間に60回から80回とどまることなく動き続けているが、一生の間に、いったい何億回、何十億回動くか誰にもわからない。いのちとは自分が持っている時間である。時間を使うことが、いのちを使うこと。これから生きていく時間が、自分が使うことができる時間であり、それが自分のいのちであることである。つまり、いのちっていうのは時間である。そして、その時間はみんなのほうが大人より多く持っている。だから、みんなの時間を少し大人の人に分けてあげてください。
これを機に子どもたちは、より一層「お手伝い」に対して、熱意を持って取り組むようになりました。今では、先を争うように、「何かお手伝いすることはありますか?」「何か持っていけるものはありますか?」と尋ねてきます。
『一週間おうちのお手伝いをする』という生活科の宿題にも、一生懸命取り組んでいた子どもたちです。この気持ちを大切に、これからもたくさんの「お手伝い」で周りの人たちを助けられる人になってほしいと思います。
1年1組担任
投稿日:2017.11.10
今年も、才教学園の最大行事「さいきょう祭」が終わりました。4年生の演目は合唱と合奏でした。本格的な合唱、合奏に挑戦したのは初めてで、これらを達成するには様々な大きな壁がありました。
合奏では、鍵盤ハーモニカ、ティンパニー、オルガン、バスマスター、打楽器などたくさんの楽器を使いました。全部の音を合わせるのはとても難しいことで、テンポが変わるタイミングや変わった時にどれだけ音を合わせられるかに苦戦しました。また、強弱やテンポを合わせるためには指揮者を見なければいけない。しかし、「まだ完ぺきに楽譜を暗譜していない…。」「鍵盤も見て演奏したい…。」「まだ不安だ…。」という思いがあり、なかなか合わない日々が続きました。
合唱も同じです。今回は難易度の高い三部合唱の曲に挑戦しました。まずは、音取りからスタート。各パートではしっかり歌えていても、三部同時に歌うと、どうしても音を見失ってしまうことの繰り返しでした。そこに振り付けも入り、更に覚えることが増えていきました。
そんな中、学級長や副学級長、パートリーダーが動き出しました。
「なんとかしなきゃ!」「みんなで成功させたい!」
そういう思いが彼らを動かしたのだと思います。
そこから朝、お昼休み、放課後の練習が始まりました。練習する日を決めて、パートリーダーが「もっとこうしよう!」とアドバイスをしたり、「しっかりやらない人はやめてください。」という厳しい声もあがったりしました。でも、それはみんなが本気だったから。
私たち教師の力を頼らず、自分達で考えて行動する生徒たち。音楽の授業時間が増え、練習で体力も消耗していく中で、“もっともっと”と高めていく4年生の姿は、とても立派でした。
そして、迎えた本番。緊張する気持ちを抑えながら、楽しみながらリラックスして演奏が出来ていました。演奏している姿は自信とやる気で満ち溢れていました。子ども達は演奏が終わり、目が合った瞬間に、「やり切ったよ、先生―!!」と清々しい表情でした。
「緊張したけど、楽しかった。」
「今までで一番いいさいきょう祭だった。」
「みんなで頑張れてよかった。」
子ども達からもやりきったという声がたくさんありました。
これからも合唱や合奏をやる機会がありますが、今年のさいきょう祭で頑張ったこと、学んだことを生かし、来年は、さらにレベルアップしていくことでしょう。
さいきょう祭は成長の種。そこにどれだけの肥料や水をあげていくかです。私も4年生と一緒に成長し、そして子ども達の頑張りにパワーをもらいました。これからも4年生パワーをどんどん発揮して欲しいと願っています!
4年1組担任
投稿日:2017.11.07
技術科の単元のひとつに「生物育成に関する技術習」があります。なんだか、技術科の領域の中では違和感のある単元ですが、体験を通して感動を呼び起こす学習として期待されている学習内容です。本校には大きな学校菜園がありません。そこで、養液栽培を中心に学習を進めることにしました。最後は自分の育てた作物を食べることができたらいいなと考え、栽培するものはリーフレタスに決定。
リーフレタスは、だれでも簡単に育てることができ、計画通りに進めば11月下旬には収穫が可能になります。養液栽培なので土に種をまくのではなく、小さな種を楊枝でスポンジに埋め込むようにして発芽を待ちます。全員が息を止めるようにして慎重に種をまきます。栽培する場所は第二理科室の西側の棚にしました。
芽が出るまで、心配で毎日第二理科室で観察する生徒。
芽を発見して喜んで教室を出ていく生徒。
発芽を見て「ヤッター!」と叫ぶ生徒。
こんな姿を見て、本校8年生の人間力の一端に触れたような気がします。
授業を進めていて、私自身も驚きましたが、リーフレタスは日々変化するため、生徒のだれもが興味をもって取り組んでいます。10月はさいきょう祭の練習が忙しく、少々観察から離れていた生徒も、最近は朝の時間や休み時間に第二理科室に来ては成長の様子を記録しています。普段の生活の中で、栽培体験の少ない生徒が、即時性ではなく、長い時間をかけて大きな充実感や達成感を味わうことは、とても価値のある教材だと考えています。またリーフレタスの生き生きした成長から、自己肯定感も高まりも期待できます。
収穫の頃には、このリーフレタスを使った調理実習も計画しています。どんな内容にするか生徒たちは楽しみにしています。(私自身も楽しみです。)
現在、1年生は木材加工でラックの製作に、2年生はFMラジオの製作、3年生はプログラム学習を行なっています。ものづくりは「段取り力」を身につけ、ものを「技術的見方」で見る目を養うことが最終目標と考えています。どの生徒も自分自身の作品に「こだわり」をもって授業を進めています。時にはこの「こだわり」で授業がストップすることがありますが、授業者としてとても嬉しい瞬間です。
小さな疑問や問題意識を遠慮なく表現できる。そんな技術科学習をさらにダイナミックな展開で取り組んでいきたいと思います。
技術科担当
投稿日:2017.10.30
10月22日、さいきょう祭の本番を迎えました。リハーサルで訪れたときは静かだったロビーですが、当日は保護者の皆様をはじめ多くの方々が行き来していました。普段より口数が少ない子どもたちの様子を見て、「緊張しているんだな。」と感じました。
初めてのミュージカルを披露する6年生も、同じ緊張に包まれていました。まず、リハーサル室では制服のままで練習。限られた時間の中で、動きの確認やできる限り通しをして、本番のイメージをつくりました。正面の鏡をみながら表情や動きのチェックをする様子は、プロの役者さんも顔負けです。場面で出番のない生徒も、真剣に練習を見守っています。係活動などで練習に参加できない生徒もいましたが、他の生徒が代役を務め、演技の流れを止めない工夫をしました。また、楽団の楽器も揃わない状態の中、その場にあるピアノや手拍子で音楽を演奏しました。今この場でできるベストを尽くそうとする生徒の知恵は、本当に素晴らしいと思います。
リハーサル後は楽屋で一時休憩です。それでも、他グループの邪魔にならないようにと、小さな声でセリフや動きの確認をしていました。
「がんばろうね。」
「だいじょうぶだよ。」
そんな言葉も聞こえてきて、狭い楽屋は緊張感とここまで頑張ってきた仲間と励ましあう姿であたたかい雰囲気でした。最後に全員で円陣を組んで、「いくぞー!」の掛け声。本番前なのに、もう胸が熱くなりました。
着替えをすませ、舞台袖で静かにその時を待っている間、生徒はそれぞれの思いに正面から向き合っていたと思います。
さあいよいよ本番。何度も練習したセリフ、歌、動き…初めて台本を手にした時のこと、オーディションに臨んだ時のこと、配役が決まった時のこと、仲間と意見が合わず苦しんだこと、頑張っているのに上達しないこと、なかなか最後まで通すことができなかったこと…楽しいことばかりではなかったはずです。でも、その時間を乗り越え、30分以上もの演技を全員で創り上げることができました。最後のカーテンコールでは会場のみなさんから手拍子があり、会場が一体となった瞬間を感じました。
初めてづくしだったミュージカルの後には、心配や不安を乗り越えて、確実に成長した生徒の姿がありました。その裏には多くの方々の力があったことを忘れてはいけません。理想を求め、何事にも全力で果敢に挑戦することは感動の源であり、家族や仲間を想い感謝と誇りを忘れない才教生としてこれからも胸を張って前に進んでほしいと願っています。
6年音楽担当
投稿日:2017.10.25
10月22日、さいきょう祭は力いっぱい頑張った感動と共に幕を閉じました。夏休み前から4か月にわたり、学校全体で練習を重ねてきました。2年生も心をひとつにして、劇、歌、踊りに器楽演奏と見どころの多い音楽劇を演じ切りました。
このさいきょう祭は、感動や充実感の他にも、子ども達に大きな宝物をもたらしてくれました。それは、自分で考え行動する力です。
台本を手にしたばかりのころは恥ずかしさが先行していましたが、次第に勇気を出して大きな声を出せるようになったり、身振り手振りを工夫したりと頑張った子がいれば、鍵盤ハーモニカを毎日家に持ち帰っては、うまくできないところを繰り返し練習した子も…。
当初はケンカのように声を荒げることもありましたが、「いいステージにするために頑張っているのだから、お互いに気を遣いあおう。」とアドバイスすると、ギスギスした空気もすぐ穏やかになり、2年3組の「自主練」は本番前日まで続きました。
また、帰りの会に「みんなからのれんらく」という時間があり、本来は各教科の係から次の時間の持ち物や授業内容を知らせる時間なのですが、「全校合唱の振付で肘をしっかり伸ばしましょう。」「劇のセリフの時、口をしっかり開いてはっきりと言いましょう。」などの呼びかけをすることがありました。その日の練習で先生から受けたアドバイスや自分で気がついたことなどをみんなに伝え、それをもとに各自家庭でも練習をしていたようです。
さらに、練習の際は自教室からの移動が多くなり、整列する機会も増えましたが、いつの間にか整列係がさっと前に出て並び始めていました。一人一人が前を向き、あっと言う間に列がまっすぐに整います。「出発します。」という係の合図まで、担任の出る幕はありません。
練習が終わり教室に戻ってきたあとも、次の授業の用意や給食の準備などを子どもたちだけで頑張りました。休み時間も無駄にするまいと、友達同士で集まっては鍵盤ハーモニカの練習や踊りの練習をする姿が当たり前の風景になっていました。自分の演奏や踊りを見てもらったり、反対に友達にアドバイスをしてあげたりして協力しあう姿は、とても微笑ましく見えました。
最後の演目の全校合唱が終わった時の充実感。あきらめずに努力を重ねたからこそ得られる感動に包まれました。一つの目標に向けてひたむきに進んでいく姿には、昨年を超える感動を覚えました。
さいきょう祭を終えた今、強く感じるのは、そうした2年生の積極的な姿勢がステージをよりよいものにしたということです。また新たな日々が始まりますが、「さいきょう祭の練習をしていても、漢字練習や九九のテストをしたいです!」と張り切っていた子どもたち。さいきょう祭を通じて得られた宝物「自分で考える力」をもとに、学習も一層集中して頑張っていくのだろうと期待しています。
2年3組担任
投稿日:2017.10.20
今週末は、いよいよさいきょう祭本番です。
7・8・9年から選出された演出係。彼らが指揮・伴奏・パートリーダー・振り付け・誘導の担当を分担し、演目を作ってきました。
演出係は、各学年演目や混声合唱の練習に加え、低学年訪問練習、各学年振り付け練習、伴奏合わせ、全体練習、そして自分たち7・8・9年混声4部の音取りなどの活動を担っています。
中でも中心となる9年生は、練習の準備、進行、振り付けの考案と受験勉強とを両立して頑張ってきました。これも「才教学園で最後のさいきょう祭」という思いが強いからです。
プログラムのラストを飾る全校合唱。 全校で行う最後の練習で、こんな事がありました。
振り付けを細かい所まで揃えようと練習した後、7・8・9年の混声4部のハーモニーが出来ていないため、1〜6年生を目の前にして厳しい指摘を受けながらの練習が始まりました。表情や声量など、納得のいくまで何度も繰り返したり、パートごとに歌ったりしました。声が小さいと指摘され、同じ旋律を繰り返し歌ってみたところ、うまくいかない7・8・9年生。それを見ていた1〜6年生にチェンジしてやってもらったところ、素直に大きな声で歌ってしまったのです。
たしかに、素直に何でもやれる年頃の1〜6年生と、思い切ってやることに恥ずかしさを感じてしまう7・8・9年生とでは、こうなっても仕方ないだろうと思いました。
ところが、「中学生の意地を見せてやろう!!」という9年の生徒の声があがり、見事なハーモニーと表情で、大きな声で歌い上げることが出来たのです。
1〜6年生の明るい歌声に7・8・9年生が助けられ、7・8・9年生の美しい響きを感じながら支えられている1〜6年生。才教学園だからこそ味わえる素敵な時間です。
テーマは“Power of smiles”。
今年のさいきょう祭も生徒たちの素敵な笑顔をお届けします。
どうぞ、ご期待下さい。
さいきょう祭 演出係
会場リハーサルの様子
投稿日:2017.10.17
1学期の終わりから毎朝、スクールバスの誘導も兼ねて、正門から校舎に続く歩道に立っていますが、これを始めて即座に思ったことがあります。
それは、子どもたちが「挨拶ができない」ということです。保護者の方からのご指摘も多くなっているのですが、こちらから声をかけて初めて挨拶をする子どもが大半を占めていて、中にはこちらを見ることもなく口だけを動かしているような子どもや、挨拶の素振りのない子どもも…。毎朝、外に立つのが苦痛になるほどでした。
「挨拶は成長とともにできなくなっていく」といわれますが、学年の上から下まで一様に挨拶ができなくなっていることに、とても不安を覚えました。
なぜこんなにも挨拶ができなくなってしまったのか、理由はまだはっきりしません。
子どもたちと話していると、「これではいけないと思っているけど…」と危機感を持つ子も少なからずいるようです。
そんな中、毎朝笑顔で挨拶をしてくれる少数の子どもたちもいて、ここから挨拶の輪が広がっていかないのだろうかとも思っています。
…が、そうもいっていられないので、とりあえず私がいつもより大きな声で「おはようございます」と言うようにしてみました。それから二月ほど経ったでしょうか。最近では、生徒の挨拶の声が徐々に大きくなってきています。それに、私より先に挨拶してくれることも増えてきました。
自分の行動が結果として現れた…かどうかはわかりませんが、大人(教員)がそのような気持ちを持つことこそ大切なのではないかと思います。
「生徒は教員の鏡」、それがすべてではないのでしょうが、多くの場面でやはりこの言葉が当てはまるのだと思います。毎朝外に出て、子どもたちとあいさつを交わすことで、自分の襟を正すことができたように思います。
6年担当
投稿日:2017.10.13
さいきょう祭も近づき、生徒たちは毎日練習を頑張っています。先生方も、指導をしたり衣装や道具を作ったりと、大忙しです。
しかし、そんな中でも先生方の研修は行われています。才教学園では、全校の先生方による授業研究(大研)を年に2回、また、学年や教科での授業研究(小研)も今年度は5回行われます。これらは市や県に委嘱されているわけではないので、本校が独自に計画を立て、教員の授業力向上のために行っています。大研では、松本市教育委員会指導主事の先生をお迎えし、ご指導をいただいています。ここで学び得た多くのことが、日々の授業に生かされています。
さて、9月27日、5年2組で社会科の時間を使って授業研究が行われました。授業担当の荒木先生は、「指導案」と呼ばれる授業の計画書を作成しました。夏休み前から考え準備したこの指導案をもとに、教科や学年の先生方が集まって検討会を重ねること3回。子どもたちのことを一番に考え、5年2組の子どもたちがこの授業でつけたい力は何か、そのためにはどのような授業をすればよいかを考え抜きました。書いては直し、書いては直しを繰り返して出来上がった指導案は、資料も含め9ページにも及びました。
当日、子どもたちは積極的に手を挙げ、自分の意見を発表していました。時には、3人グループで話し合いをして意見を深めました。「そうか。そんな考えもあるね。」「うーん、でも違うこともあるよ。」など、一人ひとりがしっかりと自分の考えを持って、いきいきと授業に臨んでいました。
授業はⅠ期からⅢ期まで全校の先生方が見学し、感じたことや考えをレポートにして提出。それらを元に行った放課後の研究会では、良かったこと、うまくいかなかったこと、自分ならどうするかなど、活発な意見が出され、授業や子どもの様子だけでなく、教科の本質に迫る意見も多く出されました。
最後に指導主事の先生から、才教学園の教育目標や先生方の意見も踏まえて、大切なこと、考えるべきこと、今後の方針などについて助言をいただきました。また、子どもに考えさせる問題の設定やまとめの方法などの具体的なご指導は、今後の授業にすぐに生かせる内容でした。
わたしたち教師にはたくさんの役目がありますが、やはり授業は命です。まずは毎日の授業を大切にして、子どもたちにしっかりと力をつけること。そして、知識だけでなく、子どもたちが自ら学び、考える姿勢や、話したり書いたりする表現力も高めたいと考えています。
これからも努力をし続け学びながら、より良い授業を目指して研鑚を積んでいきたいと思います。
学校主任
投稿日:2017.10.10
毎年この時期になると、学校全体に緊張感が漂っている。 なぜか。 それは、三大行事の一つである「さいきょう祭」があるからだ。 先週の水曜日には、校内リハーサルを行った。 いつもは学年ごとに音楽の時間を使って練習をしているが、校内リハーサルの日は、学校全体が1日かけてさいきょう祭の練習に終始する。 事前に組まれたスケジュールに従って順番に進められるリハーサルは、演目のタイム測定や完成度の確認目的として、校長先生や副校長先生の前で行う。 いわば、「本番1回目」だ。 演目を披露している子ども達からは、「見られている」という緊張がビシビシと伝わってくる。 その張り詰めた空気の中で、一人一人が全力を尽くしているのが分かる。 演目が終わった子どもたちの顔には、「まだまだだ。」という思いが見て取れた。 さいきょう祭本番まであと2週間。 日ごとに数を減らしていくカウントダウンボードをみながら、10月22日に向けて、校内リハーサルで見つけた課題を克服し、更に高みを目指して練習する。 ひとつの演目にかかる数十分という舞台の裏側には、何か月もの練習があり、様々な人の協力がある。 私も舞台担当として失敗できないというプレッシャーがかかるが、子ども達と平成29年度のさいきょう祭を最高のものにしたい。 さいきょう祭 舞台係