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才教ダイアリー2018

桜咲け!

投稿日:2019.01.18

 全国的にインフルエンザの流行がニュースになっており、心配している今日この頃。才教学園でも3学期が始まり、2週間が経とうとしています。

他の学期に比べ、短くあっという間に過ぎてしまう3学期ですが、6学年には、プレゼンテーションコンテスト、百人一首大会など多彩な行事がめじろ押しです。

 

中でも、小学校課程の内容が身に付いているかを確かめ、本校での最後の3年間に向けての意識を高めてもらう目的で行う進級判定試験。

生徒たちは、この試験に向けて2学期から取り組んできました。何度も何度もテキストに向かう姿は、まるでセンター試験や高校入試を控えた受験生のよう。12月下旬の校内冬期講習では、いつにも増して生徒たちが集中しており、教えている私も緊張しました。

 

培ってきたことを、1回の試験ですべて発揮してもらいたいものです。

今までにない頑張りを見せている6年生に、そして、高校入試シーズンに突入した9年生、才教学園を卒業した高校3年生にも、見事な桜が咲くことを願っています。

 

61組担任

学級会~Ⅱ期生としての自覚~

投稿日:2019.01.15

 ある11月の休み時間のことです。2学期の学級長のA君から声をかけられました。

「先生、最近授業中の集中力が欠けているように感じます。そのことで学級会を開かせてもらえませんか?みんなで話し合いたいと思います。」

良い考えではありましたが、その反面、「学級長の思いにみんなが応えてくれるかな?孤立しないかな?」とも考えた私は、A君の理解者がいるかどうかを確認するため、「B君(1学期の学級長)には相談したかな?」と聞くと、

「大丈夫です。相談しました。B君も、学級会を開いたらいいと思うよ、と言ってくれました。」

よし、それならば!と、私はGOサインを出しました。

「では、先生は極力何も言わずに見守っているので、学級長中心に話し合ってごらん。」

 

そして、学級長を中心に話し合いが始まりました。

―ちゃんと出来るだろうか?  

成り行きを見守る私の目には、進行も上手には思えなかったのです。

そんな私の心配を余所に、活発に意見が出されました。

「どうして集中力が欠けてしまうと思いますか?」

「一人ひとりの自覚が足りないからだと思います。」

「一人が注意すると、余計に集中力がなくなるのでは・・・」

その後、「一人ひとりが学級長になったつもりで、どうすれば良いかを考えよう。」など、目当てを決めてさらに話し合いは続きました。

 

結論を出すには至りませんでしたが、学級長の発言で会は終わりました。

「集中力が欠けるのは、クラス全体の責任でもある。仲間を思う意識を大切にしよう。友だちの声に耳を傾けて行動していこう。そして、お互いの信頼関係が深まるように頑張っていこう。」

 

クラス内で問題を共有し、話し合いを持てたこと。

何より、学級長の話に真摯に耳を傾け、問題を真剣に考える子どもたちの姿があったこと。

このことに、私は子どもたちの心の成長と素直さをあらためて感じました。

まだまだ5年生、上手くいかないこともたくさんあります。目に見える成果は少ないかも知れませんが、一歩一歩着実に成長していることを実感しました。3学期も、子どもたちに寄り添い、ともに前進していきたいと思います。

 

5年2組担任

 

「第Ⅰ期のリーダー」として

投稿日:2019.01.11

才教学園では、小学校1~4年生を第Ⅰ期と位置付けています。その中の最上級生である4年生は、『ステップリーダー』として、第Ⅰ期の見本となるような生活を心掛けたり下級生への声掛けを行ったりしています。

 

 

12月15日、4年生を中心に、第Ⅰ期の親睦を深めるための『たてわりクリスマス交流会』および2学期の生活を振り返る『ファーストステップ会』を行いました。

4年生として2学期最後の大仕事。交流会の課題は「1~3年生をいかに楽しませられるか?」であり、ファーストステップ会の課題は「第Ⅰ期生の2学期をいかに歯切れよく閉じることができるか?」です。全く性質の違う会として、前半と後半のメリハリが重要になる難しい一日でした。

 

交流会では、たてわり班ごと各教室に分かれて、ゲームを楽しみました。下級生の喜びそうな小道具を考えて作ったり、ルールを1年生にも分かりやすく説明したりと、4年生一人ひとりがリーダーとしての自覚を持って運営できました。大盛り上がりの時間となり、会場となっていた1階から3階までが大きな笑顔と笑い声に包まれました。

その後、講堂に集まっての全体会です。『ジングルベル』の合唱では、子ども達の気分も最高潮。ダンスホールさながらの盛り上がりとなりました。

 

ここからは、すっと空気を変え、『ファーストステップ会』の開始です。

4年生の代表者4人が、ステップリーダー長として第Ⅰ期180人の前に立ってマイクを握り、進行を全て執り行いました。9年の生徒会と変わりない状況と緊張感の中で、2学期の反省をスピーチしたり、『才教の心得』の唱和を取り仕切ったり、堂々と行うことができました。

 

来年、5年生になると、立場としては『第Ⅱ期の下級生』。集団のトップとしてイベントを運営できるのは、生徒会役員となる8年生までお預けとなりますが、この日の大成功を見ると、今から4年後が待ちきれない思いです。

 

4年生達の立派な姿は、きっと後輩たちの目にも焼き付いたことと思います。この3学期には、交流会に加え、現3年生へのステップリーダー業務の引継ぎもあります。3年生に『自分達も早くステップリーダーをやりたい!』と思ってもらえるよう、最後の交流会も一生懸命に企画、運営して欲しいです。

 

4年2組担任

 

"そば"と友だち

投稿日:2019.01.08

 3年生は4月から総合的な学習の時間で「そば」について学んできました。種の観察にはじまり、種まき、成長の観察を経て、収穫に脱穀、種の選別を行いました。信州そばアカデミーでが「そば打ち」の体験もしました。

ここまで学習してきたそばのことを、今後どうしていこうか。みんなで話し合ったところ、「1・2年生に向けて、発表会をしよう!」ということになり、11月中旬から、準備に取り掛かりました。

「1年生は長さの単位、センチメートルが分からないかもしれないから、‟粘土板2つ分“と言います!」など、分かりやすさを意識しました。全体を4グループに分け、各リーダーを集めて「どの順番で発表したいかな?」と聞くと、「分かりやすい順番がいいよね…。」「種が成長して、打って食べるという順番が一番分かりやすい気がする!」と、①そばの種、②そばの成長、③そば打ち、④食べるそばの種類、の順番に決まりました。

 

学習発表会を行ったのは12月14日(金)。

「そばの種グループ」は、種の特徴や鍬で耕す様子を工夫して説明し、「そばの成長グループ」は、月ごとに成長していくそばの様子を画用紙にまとめました。1年生からは、「あさがおの種とは違うね。」といった声も聞こえました。

「そば打ちグループ」は、写真を使って打ち方の説明をした後、のしぼうについても話したほか、お手製の包丁でそば(に見立てた粘土)を切る様子を実演しました。「食べるそばの種類グループ」は、有名なそばをいくつか例に挙げ、わんこそばについては「食べても食べてもそばが追加され、終わらない」と、模型を使って披露しました。

 

発表を聞いた1・2年生からは、「そばを食べたくなりました。」「そばは、育つのがはやいことがすごく良くわかりました。」「わかりやすく教えてくれてありがとうございました。」といったコメントをもらいました。

発表後、3年生に感想を聞くと、「『食べたくなった。』と言ってもらえて嬉しかった。」「説明が分かりやすかったと言ってもらえて良かった。」「グループで頑張ってきたことが伝わって良かった。」とニコニコしながら、満足そうでした。

 

 学習を終えての感想をまとめたところ、「そばという物を、世界で初めて作った人はすごいと思いました。」、「そばを育てて、そばのことをたくさん知ることができました。そばと友だちになった気がしました。」

 

 自分の体で学びとったことの多かった「そば」学習。授業はこれで一つの区切りがつきましたが、ずっと“そばと友だち”で居続けて欲しいと感じました。

 

3年3組担任

ぴかぴかがかり

投稿日:2018.12.18

 道徳で「みんなのために働くと、どんなよいことがあるか」を考える授業を行いました。

『ぴかぴかがかり』は、流しの掃除係2人のお話です。毎日流しをきれいにしていたけれど、いつの間にか手を抜くようになり、水がうまく流れなくなってしまった状況を見て、掃除について思い直すというものです。

 

生徒たちに、この2人の気持ちがどんなものだったかを尋ねると、「楽しいな。」「もっときれいにしよう。」など、主人公になりきって発言してくれました。

そして、授業後の感想では、「みんなの役に立つことをすると、みんなが楽しくなることを学びました。これからも、みんなの周りをきれいにします。」「人のためになることは、自分からやった方がいいと思いました。」「掃除は大切だと思いました。私もみんなの役に立つ仕事をしようと思います。」など、みんなのために働く決意を新たにしたようです。

 

『ぴかぴかがかり』の授業を行ってから、毎日の掃除は、みんなの頑張りのおかげで少し早く終わるようになりました。

すると、ロッカーのランドセルを出し始め、ロッカーの中をほうきと雑巾を使って時間いっぱいまで掃除する姿が見られました。また、ドアのレールにたまったごみを掃除してくれる生徒もいました。

 

「みなさんも『ぴかぴかがかり』になれましたか?」と声をかけると「はい!」という元気な返事が返ってきました。

 

今では、係の仕事ではなくても「やりたいんです。」と、黒板消しやお便りの配布を積極的にするようになりました。給食の配膳を失敗してしまった時に、率先して拭いてくれる生徒もいます。

こんな姿を見ると、みんなのために働ける子ども達が増えてきて、これも成長だと感じ、嬉しく思います。

 

明日は終業式。大掃除でも、毎日使っている教室や身の回りのものに感謝をして、きれいにできるといいですね。

2年2組担任

新たな挑戦

投稿日:2018.12.14

12月のある土曜日、才教学園バスケットボール部は、A中学校のバスケットボール部と合同練習を行いました。「バスケットボールを通して、選手同士が積極的にコミュニケーションを図ること」「才教学園内だけでなく、常に広い視野を持って生活していく意識を持つこと」の2点が目的でした。

 

練習開始前は、いつもと違う雰囲気から誰一人言葉を発することがない時間がありました。しかし、練習が進むにつれて、お互いに話をする姿が見られるようになり、最後には自ら話しかけるようになっていました。

才教学園ではⅡ期生(小学校5年生以上)から部活に所属していますが、その56年生に至っては、A中学校の選手を囲んで楽しそうに話をしたり、帰り際にはお互いに手を振り合うシーンもあったりして、生徒たちが進んでコミュニケーションを図ろうとする姿に感心するばかりでした。今回の活動が、生徒にとって他の学校の生徒と交流する貴重な機会となったことを実感しました。

本校まで足を運んで下さったA中学校のみなさん、本当にありがとうございました。

 

この合同練習を通して、当初の目的が達成できたほか、日頃の成果を確認でき新たな課題も見つけることができました。限られた時間を有効に使い、実戦で活きる練習メニューを組み立てていくことなど、やれることはたくさんあります。これからも様々な活動に積極的に取り組み、成長を続けていく部でありたいと思います。

 

バスケットボール部担当

生徒会引き継ぎ

投稿日:2018.12.11

先日、生徒総会で活動報告も承認を受け、後輩へとバトンパスをした9年生。

昨年の同じ時期にバトンを渡されてからの一年は、あっという間に過ぎたのではなかったでしょうか。

この一年を振り返ると、やはり9年生がすべてにおいて中心となり、見本となって活動してきたことで、学校全体も落ち着いた生活が送れたのではないかと思います。

体育祭で競技に臨む雄姿と赤白各組の応援のリード、さいきょう祭の練習に打ち込む様子など、学校行事の運営体制も大変すばらしいものでした。加えて、牛乳カート運び、図書当番、新聞発行、花の水やり、掃除、あいさつ運動など、日頃の活動においても、陽となり陰となって後輩をけん引してきました。

真剣な表情で後輩と向き合う9年生を見ていると、私も気が引き締まりました。

 

一年間、全校生徒を引っ張って活動してきてくれたことに感謝の思いでいっぱいです。本当にお疲れ様でした。

 

さて、平成31年生徒会役員の皆さん。

今までの伝統も含め、引き継ぐところはしっかりと引き継ぎ、来年度の才教学園を生徒の力でさらに盛り上げてください。

新たな活動には自分たちの色を存分に出しながら、しかし失敗を恐れず、挑戦していってください。大いに期待しています。

 

生徒会担当

生徒総会(12月8日)

新三役(左)と30年三役(右)

舵取り

投稿日:2018.12.07

 さいきょう祭が終わったあとの充実感や満足感、達成感に満ちた表情。そして全てを出し切ったという晴れ晴れとした表情。そんな一人ひとりの表情が今でも私の脳裏にある。「歴代のミュージカルの中でも1・2を争うほどのでき」と言ってもいいほど、観客の心を掴み、魅了した素晴らしいミュージカルを披露した。そんな最高のステージを作り上げたさいきょう祭の次に控えていたもの。それは9年生より生徒会を引き継ぐことだ。

 

 11月9日。生徒会選挙が行われ、新生徒会三役が決定した。今までは9年生に学校を引っ張ってもらい、付いていくだけで良かった。しかし、このときから8年生がリーダーを引き継ぎ、学校を引っ張る立場となったのである。

 

 8年2組からはAくんとBくんがそれぞれ副会長、書記となった。彼らは今まで集団を引っ張るという経験をしてきた。しかし集団といっても、それは学級だったり、学年だったりと規模は大きくなく、当然ながら学校全体(400人あまりの生徒)を引っ張った経験は一度もない。彼らはおそらく不安や緊張で頭がいっぱいだったに違いない。

 

彼らが抱いている「学校をより良くしたい」という根幹にあるもの。それは「主体性」「判断力」「繋がり」等々である。彼らの肩には大きな重圧がのしかかっているに違いないが、その反面、やる気に満ちた強い思いも感じられる。

 

 ある朝、9年生の先輩方とAくん、Bくんを含めた数名が昇降口前を箒で掃いていた。そんな姿を見て、数年前の生徒会長が放課後によく昇降口の土や砂を箒で掃いていたのを私は思い出した。

「ちょっとしたことかもしれないけれど、学校に貢献できれば…。」

私は彼の言葉が今でも心に残っている。AくんやBくんのたちの活動が一人でも多くの人に広がるといい。そして生徒一人ひとりの「主体性」「判断力」「繋がり」が育まれ、学校がより良くなればと思う。

 

いよいよ明日8日は生徒総会がある。これを機に正式に新生徒会が発足する。新しい三役がどう舵を切っていくか。とても楽しみだ。彼らの「学校をより良くしたい」という強い思いを体現させていくことを私は期待している。

 

8年2組担任

LIVE先達から学んだこと

投稿日:2018.12.04

今年度のLIVE先達が11月末に行われ、講師には浅間温泉ホテル玉之湯館主の山﨑良弘さんが来てくださいました。経営困難に陥った浅間温泉の再建を目指したときに「自分だけ良くなってもしょうがない。地域全体が良くならなければ意味がない。」と立ち上がったこと、周囲の協力なくしては何事も成しえなかったとのお話に感銘を受け、ご自身を大学に通わせてくれた両親への恩返し、そして当時の恩師への感謝の気持ちをもってスペインで信州蕎麦を広める活動に取り組む行動力に、頭が下がる思いでした。

講演を、「 “才教の心得”にある『国を想い、故郷を想い、家族を想い、仲間を想い、感謝と誇りを忘れるな』を大切にして、これからを過ごしてください。」と締めくくった山﨑さん。 “才教の心得”には、まさに山﨑さんの行動力の源と同じものがあったのです。

 

「山﨑さんの“今”が、大学時代にスペイン語を学び始めたことからずっとつながりがあることを知り、驚きました。」

「自分の為にではなく、人の為に動ける山﨑さんはすごいと思いました。」

「損得を考えながら物事に取り組むのではなく、思ったらすぐに行動に移す山﨑さんを尊敬します。」

講演後に生徒たちが書いた感想からは、山﨑さんの強い意志や行動力がとても心に響いた様子がわかります。

勉強の成績や教室の自分の机回り・棚の上・ロッカーの中の整頓など、まずは日頃のことを怠らないようにしてほしいところですが、それに留まらず、ぜひ周りのことも考えて行動できる人になってほしいと思います。

 

7年2組担任

 

「このときは一度だけ...」 ~松本市卒業記念音楽会に込めた思い~

投稿日:2018.11.30

 1031日に6年生は松本市卒業記念音楽会に出演しました。今年歌ったのは「リフレイン」という三部合唱の曲です。義務教育では小学校課程修了という節目の年、この52名全員で創り上げる作品とあって、私は曲の最後にある「この時は一度だけ…」というフレーズがとても気に入っています。

卒業記念音楽会に向けて、私は「これは52名で作る締めくくりの作品である。」と、常々言い続けてきました。この言葉をかなりのプレッシャーに感じた子もいたようで、さいきょう祭練習を含め、今年の練習風景は今までとは一味違っていました。

音楽会はさいきょう祭後の連休を挟んでいきなりのステージでしたが、6年生の歌声はとても素晴らしいものでした。

 

「この時は一度だけ…」

これほど美しい「リフレイン」をもう聞くことができないのかと考えると、少々寂しい思いもありますが、人生は一期一会。これからも、一瞬一瞬を大切に過ごしてもらいたいと思います。

  

6学年主任・62組担任

 ※写真はすべてさいきょう祭のものです。