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才教ダイアリー2019

自分の役目をしっかり果たそう!

投稿日:2019.04.26


 新学年が始まって、ほどなくして、学級の係を決めました。「明日は、係を決めます。」と言うと、子ども達からは、なんとなく、ワクワクとした気持ちが伝わってきました。「どんな係をつくるのかな。」「自分は何の係をやろうかな。」そんな気持ちが子ども達の中にはあったのではないかと思います。学年初めに書いた1学期の目標の中にも、「係の仕事を全力でやりたい。」「係のチャンピオンになりたい。」そんな言葉がありました。


 


一人一役で係を決めました。自分が一番やりたい係を一人ひとりが選びます。この、「やりたい。」という気持ちを大切にしたいと思います。自分のやりたいことを選択できる力もとても大切なものだと思います。そして、決まった係。「やりたい。」という気持ちを大切にしつつも、自分ひとりだけのことではないので、自分がやりたい係になった子もいれば、そうでない子もいます。しかし、決まった係が、たとえ自分のやりたい係でなかったとしても、どの係もクラスの皆のためになくてはならない係なので、一生けん命にやることが大切であることを子ども達には話しました。


 


さて、係が決まると、早速、子ども達は、仕事を始めました。自分のやりたかった係、そうでなかった係に関わらず子ども達は自分の係の仕事を積極的に始めました。配る物のカゴの中にノートが入っていると、すぐに配り係が配り始めました。


教科の係は、その教科の授業が終わると、黒板を拭きますが、授業の終わりの挨拶が終わるやいなや、前に出て来て、黒板を拭き始める子がいました。同じ方向に黒板消しを動かし、一生懸命にきれいにしました。しかし、次の授業の準備をする前に黒板を拭き始めたために、次の授業を開始する時になって、あたふたとしてしまう場面も。でも、それだけ子ども達はやる気いっぱいです。


朝、提出された宿題を決められた場所に持っていくのも、それぞれの教科の係です。前の机に積まれていた宿題の山が、いつのまにか所定の場所にきれいに置かれています。


 


 1学期の目標の中には、「人の役に立ちたい。」という言葉もありました。係として与えられた自分の役目をしっかりと果たし、皆の役に立つ経験を積み重ねていってほしいと思います。今の張り切っている気持ちを忘れずに、これからも係活動に一生懸命に取り組めるよう、支援していきたいと思います。


 


 23組担任



 

心機一転!それぞれの決意を胸に、新しい毎日が始まる

投稿日:2019.04.23


 新年度が始まり、子どもたちの元気な声が校舎内に戻ってきました。学校は活気で溢れています。私はそんな学校が大好きです。子どもたちの目からは、学年やクラスが新しくなり、一人ひとりが気持ちを新たに頑張ろうとしていることがうかがえます。


新学期ということもあってか我先にと挨拶してくれる生徒や、こちらからの声がけに対して元気に返してくれる生徒が多くいて、とても気持ちが良く、嬉しいです。時間が経つことで意識が薄れていかないように、また、更に活気ある挨拶が飛び交う環境となるように、私たちもがんばります。


授業では、教科担当の先生や座席が変わったこともあり、まだ緊張の表情が目立ちます。みなさんにとっては、昨年度に抱いたそれぞれの反省や課題を克服すべき一年となります。そして、自分で決めた目標を見失わずに自分に厳しくあって欲しいと思います。


 


今年度より始まった学習室『SaGaSS』や定期テスト前の『放課後学習会』での子どもたちの様子を見ると、昨年度からの変化がはっきりと表れています。放課後、自主的に学校に残って、自分自身と向き合い黙々と学習に取り組む姿や、わからないところをその日のうちに先生に質問してから帰ろうとする姿、友人同士で教え合い学び合う姿などは昨年度までは残念ながらあまり見られませんでした。しかし、この4月から環境が整ったことで積極的に利用している生徒が多く、学習に対する意欲が高まり、早速行動に移しています。今年度からの取り組みであるため、これが学校全体に浸透していくにはもう少し時間がかかるかもしれませんが、きっと大きな成果が表れてくると信じています。


心機一転、様々な場面で新しい毎日が動き出しました。みなさんのこれからの成長がとても楽しみです。一年間、共に学んでいきましょう。


 


 英語担当



 

ドラえもんのポケット

投稿日:2019.04.19

入学式から、ちょうど2週間が過ぎました。慣れない環境に戸惑い、不安そうだった子どもたちの顔が、日に日に晴れやかになっていく様子に、担任もほっと胸をなでおろしています。


 


学校の桜も見頃を迎えた今週、生活科の授業では「春探し」をしました。


「先生、あれはなんというお花ですか?」


「先生、てんとう虫がいました!」


桜やチューリップ、土筆や水仙、ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリなど、春の植物や生き物を見つけたり、見つけたものを絵に描いたりしました。


「先生、きれいだから持ち帰ってもいいですか?」


見つけたものを持ち帰りたいという子に袋を渡すと、大切そうにランドセルにしまっていました。


 


さて、そのランドセルについて、1年生のみんなは、始業式の日に校長先生からこんなお話を聞きました。


 


「ランドセルは、ドラえもんのポケットと同じだよ。」


 


…ドラえもんのポケットの中には、みんなの夢や希望を叶える未来の道具が詰まっています。あんな道具があったらなぁと思うような便利な道具ばかりですよね。みんなのランドセルに入っているのは、残念ながら未来の道具ではありません。しかし、そこにはお家の方々の願いと、みんなの夢や希望を叶えるための道具が詰まっているのです。…


 


生活科の授業で見つけた「春」を持ち帰るかもしれません。


算数の授業で見つけた「わかったぞ!」を持ち帰るかもしれません。


 


学校で過ごす全ての時間が、子どもたちにとって、かけがえのない経験となることを願っています。


 


 11組担任

さあ 学校がはじまりました!   

投稿日:2019.04.16


 春休み中、学校で一年のまとめや来年の準備などをしていましたが、いつもと同じ学校なのに、がらーんとして、いつもより広く感じてしまうのです。また、教室に行っても、何となくさびしい気持ちになるのです。同じ学校なのに、本当に不思議でした。


 


 そして、6日の始業式から、学校に子どもたちが戻ってきました、


 あんなに静かだった学校に、子どもたちの笑い声が響きます。子どもたちの足音が、いろいろなところから聞こえてきます。少しうるさいかな…と時々感じながらも、なんだかとてもうれしくなってしまいます。


やはり、「学校は子どもたちがいてこそ。こうでなくちゃ!」と心から感じます。


 そして、その中に居られる幸せを、本当に嬉しく思います。


 


 さて、私ごとですが、今年度は3年生の担任になりました。


 2年ぶりの担任は緊張がありましたが、毎日楽しく充実しています。


 3年生の子どもたちはとても素直で、話もしっかりと聞くことができます。


 給食やそうじなども、自分たちでどんどん進めることができています。


 おかげで、私は毎日子どもたちと一緒に笑って過ごすことができています。


 


 3年生の学年目標は、


「失敗しても大丈夫!どんどんいっぱいチャレンジしよう!」 です。


 とても落ち着いて行動できる子どもたちなのですが、いざ!というときに、少し躊躇してしまうところがあります。ちょっと自信がないと、声が小さくなったり手が挙がらなくなったりすることがあるのです。3年生から新たに始まることも多いので、まずは子どもたちに自信を持ってもらいたい、自分で一歩踏み出してもらいたいと思い、この目標を立てました。


 失敗しても、自分からやったことなら、その勇気や気持ちを認めてあげたいと思っています。これから始まるいろいろなことに、前を向いてチャレンジできる3年生を目指します。


 


 もう一つの話題は、3年生を「ビー玉学年」と名付けたこと。


 この理由は、一人ひとりがビー玉のように輝いて、みんなが集まったとき、いろいろな光が輝き合って、もっともっときれいに光ってほしいと思ったからです。


 今、学年では、名札や身だしなみ、ロッカーや机の上が整理されているか確認する「凡事徹底チェック」を行っています。全員がしっかりできたら、ビー玉を一つビンに入れていくことにしました。


 まだ、ビンの中のビー玉は4つだけですが、これから増えていくビー玉とともに、子どもたちとの思い出も増えていくのが、今からとてもとても楽しみです。


 


 3学年主任・3年1組担任



 

「こんな自分になりたい」

投稿日:2019.04.12


昨年度、当時4年生だった生徒が、「言の葉大賞」で優秀賞を受賞しました。受賞作品はこちら 


作文の中で引用されている「心の四季」に接し、彼女の心に響いた事柄に感動しました。


 


人に接する時は、暖かい春の心。


仕事をする時は、燃える夏の心。


考える時は、澄んだ秋の心。


自分に向かう時は、厳しい冬の心。


 


彼女が作文で述べているように、私も冬の心が難しいと思いました。


「人にやさしく自分に厳しく」が理想であるのはわかっているけれど、これを実践するのは冬の心を持たなくては中々難しいことです。


 


我々の仕事は、まさに四季の心を駆使していかなくてはならないもの。どの心が欠けていても、正しい判断をし、学校や子どもを正しい道に導くことは難しいものです。彼女と同じように、私だけではなく、才教学園に関わる全ての人が四季の心を持った「こんな自分」になれるように頑張っていきたいです。


 


新学期。それにしても1年生はかわいいですね。


これから9年間、四季の心を持った人になれるように、先生たちと一緒に勉強していきましょうね。


 


副校長



 

新元号「令和」に想うこと

投稿日:2019.04.09


 45日に入学式、46日には1学期始業式と5年生・9年生の進級式が執り行われ、才教学園小学校・中学校の2019年度がスタートしました。3月中旬から静けさの中に佇んでいた校舎は、再び子ども達の満面の笑顔や歓声で満ち溢れ、活気を取り戻し始めました。今年は、寒気が残っている影響か、春告げ鳥であるウグイスの初音をまだ耳にしていませんが、それに代わって、子ども達自身が才教学園に春の訪れを知らせてくれたようです。


 2019年度は「平成」31年度として始まり、5月から「令和」元年度に代わります。新しい元号である「令和」の「令」の字形には、大きな使命・命令を受け、ひたむきにかつ整然と行動する人間の美しい姿が込められているそうです。また、「和」の字には、周知の通り、仲良くすること、互いに相手を大事にし、協力関係にあることなどの意味があります。


私は「令和」という元号の意味を考えれば考えるほど、これほど才教学園に合致する元号は無いなと感じています。


なぜなら、才教学園には「世のため人のために尽くす高い志を持った真のエリートになる」という大きな学校使命があります。そして、その使命に向かって、学年の枠を超えて互いを認め合って協力し、切磋琢磨し、日夜美しく努力を続ける子ども達の姿があるからです。大袈裟かもしれませんが、新しい元号が「令和」となったことに、学校として何か必然性、親和性を感じる今日この頃なのです。


 「令和」は、「初春の令月にして、氣淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」という万葉集の一節を典拠としているようです。この一節のごとく、すべての才教生が、美しい気風の中でそれぞれの花を大きく咲かせることができるように、私たち教職員も理想を求め、そして全力で子ども達の背中を押していく所存です。どうぞこの一年、よろしくお願いいたします。


 


 学校長


2019年度才教ダイアリーが始まります

投稿日:2019.04.08


2019度の「才教ダイアリー」をお届けします。



生徒の成長を感じた場面や教室の何気ない風景など、今年度も様々なエピソードをご紹介します。