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才教ダイアリー2021

「自分でできる1・3・5!」

投稿日:2022.01.26

3学期は、各学年の"まとめ"の学期。
「3学期は短いですが、成長の証を結果として示さなければならない学期です。自分の苦手なことにどんどんチャレンジをして、克服できるようにしましょう。」
始業式で、校長先生からこのようなお話がありました。



今学期の1年生の学年目標は、次の3つ。
・時間と決まりを守り 人の話をしっかり聞こう
・今やるべきことを考え、進んで行動しよう
・苦手なことを頑張ろう



2年生になる準備期間でもあり、2つ目に挙げているように「自分から進んで」がテーマになっています。
今まで指導されてきたことを自分から改善し、4月に入学してくる新1年生のお手本となれるようにしていかなければなりません。


そこで、「自分でできる1・3・5!」を合言葉に、学校生活の基礎・基本を徹底するにはどうしたらよいかを考え、意見を出し合いました。
自分でできる1秒
挨拶 ・ 姿勢を正す ・ 時間を見る
自分でできる3秒
靴を揃える ・ 起立 ・ 着席
自分でできる5秒
きれいにならぶ


思い浮かべられることは、今は少ないかもしれません。
しかし、1年生なりに自分たちでできることをひとつづつ増やして、立派な2年生になれるように頑張っているところ。
私も、そんな1年生のみんなと一緒に頑張りたいと思います!
そう、『みんなならできる 1・3・5!』


1年1組担任

廊下に掲示している3学期の学年目標

身、場を整えて、姿勢よく。

モンスターからの学び

投稿日:2022.01.25

 3年生の図工の授業で、「やさしいモンスター」を制作しました。新聞紙と和紙を使用した、"張り子"モンスターです。 もちろん、ポイントは、名前の通り「やさしい」というところ。モンスターはモンスターでも、人を害するのではなく、人の役に立ったり楽しいことをしてくれたり、まるで友人のような存在を、生徒がそれぞれ考えます。


 まず行ったのは、「どんなモンスターがいてほしいか」のアイデアスケッチ。そして、セロハンテープと新聞紙でモンスターの芯となる土台を作るのですが、これがまた大変なのです。紙だけでモンスターを自立させるにはどうすればいいか、首と胴体をしっかりくっつけるにはどうしたらいいかなど、悪戦苦闘が続きます。 どうにか土台ができて安心したのも束の間、和紙(障子紙)を張り付けて頑丈にするという、ことさら大変な作業が待ち受けていました。


 小さく千切った和紙にでんぷん糊を薄く着けて、土台の新聞紙が見えなくなるまで貼る...単純な手順ですが、集中力と根気のいる作業です。当然のことですが、モンスターのサイズが大きいほど和紙で覆う部分が大きい。何人かの生徒は、そのことにやや絶望の色を滲ませつつ、「でも、やるしかない!」と制作を続けました。


 私が驚いたのは、黙々と作業を進める中で、「こうしたらもっと効率よく貼れるかも...」と、新しいことを試みる子どもが何人もいたことです。和紙を一片ずつ千切って貼るのではなく、まず和紙をたくさん千切ってからまとめて貼ると楽なんだ、と教えてくれた子。糊に少し水を混ぜると貼りやすくなるよ、と周りにアドバイスしていた子。


 単純な工程の中にも、自分なりに工夫する姿が随所に見られ、とても感心しました。


 図工は根気のいる作業が多い科目です。題材によっては頭も使うし、腕や手だけでなく体全体を使って制作することもあります。そうした状況下で、「手抜き」ではなく、効率よく物事を進める力を身につけることは、大人になったとき必ず役立つスキルだと私は考えているので、今回のことに驚きと子どもたちの可能性を感じました。


 さあ、勝負所を終えたら、あとは着色して完成です。作品ができあがり、「担任の先生にも見せてくる!」と息巻く子どもたちの嬉しそうな姿。正にここで生みだされたモンスターたちのように、これからも優しく成長していってほしいと切に願います。


3学年図工担当

完成間近。最終工程のニス塗り。

「やさしいモンスター」誕生!

温故知新の教材開発 8・9年生 美術科の授業

投稿日:2022.01.13

 STEAM教育の充実には、新しい教材開発が必要不可欠です。美術の授業においても、日本の伝統から学ぶ教材、新しい技術を用いた教材の開発を積極的に行っています。


*****


 8年生は、デザインの学習で「家紋」の切り絵に取り組みました。日本の家紋は、元をたどれば平安時代までさかのぼるほど伝統的なデザインの代表であり、ピクトグラムの一種ともいえます。1学期にピクトグラムを学習した8年生は、夏休みの宿題で自分の家の家紋または歴史上の有名な人物の家紋について調べ、レポートにまとめました。


 集められた家紋はどれも興味深く、植物や生き物などを模したそれらは、デザインとしても優れたものばかり。武田信玄の「武田菱」のようにシンプルなものもあれば、徳川家の「三つ葉葵」のように複雑なものもあります。複雑な家紋を選んだ人は、制作に大変苦労していました。


 完成後、2階ロビーに展示された作品は、本校の生徒・保護者の皆様だけでなく外部からお見えになった方にも好評です。多くの人が作品の前で足を止めてくださり、丁寧に作られたモノクロの世界に見入っています。


 9年生は2学期よりiPadを用いたアニメづくりにチャレンジ中。「国内外で起きている社会問題」を取り上げ、4~5人のグループでクレイアニメの制作を進めています。


 自分たちで選んだテーマは、移民問題・未来のクルマ・ごみ問題・食品ロス・海洋ゴミ問題・地球温暖化・スマホ依存。この時点で生徒たちの意識の高さに驚かされ、同時に、解決の難しい大きなテーマをどう作品にするのだろうか...と心配しました。予想通り、絵コンテ作りは非常に難航しましたが、粘土でのモチーフづくりが始まり、背景制作、コマ撮り撮影など、メンバーの皆が協力し合う姿に、毎回感心させられています。


 このスタイルでの実践は本校では前例がありません。初めての試みとあって、まだこれからも時間、経験、機材の制約など数々の困難が待ち受けていると思いますが、先駆者としての自負をもって制作に取り組んでほしいところです。


 卒業までの作品公開を目指し、頑張りましょう!


8・9年 美術担当

8年生による切り絵「家紋」 企業や商品のマークとして使われているものも。

作業を手分けして進める9年生。背景のクオリティにもこだわります。

コマ撮り中。チームワークも重要です。

「繋がり」

投稿日:2022.01.11

 私が担任をしている9年1組は、とても明るく元気なクラスです。にぎやかすぎて、時に騒がしくなってしまうこともありますが、一人ひとりがお互いを思い合い、行事などの「いざ」というときには団結して、圧倒的なパワーを見せてくれます。


 そんな彼らと過ごせる日々も残り約2ヶ月となりました。



 3学期になって私立高校の入試が始まり、それぞれの進路が決まっていく段階です。受験勉強はもちろん、出願準備や面接練習で今までより慌ただしい毎日。やることが多いと周りが見え辛くなってしまうのか、どうしても自分のことだけに注意が向きがちになります。大人である私も、入試関連の書類作成や迫りくる様々な期限のことで手一杯になり、「余裕を失っているな」と思い直すことが多くなっています。


 そんな切羽詰まりかけの私とは一味違う生徒たち。みんなが、いいところをたくさん持ち合わせています。


 翌日に入試を控える子がいれば、「先生、みんなでエールを送りましょう!」と提案する子が出てくるのです。その提案を受け入れ、帰りの会で時間を割き、みんなでエールを送ります。応援された側はもちろん、応援した側も勇気づけられるような時間となり、クラスが笑顔で満たされます。


 また、昨年12月をもって8年生に引き継いだ生徒会。8年生は、試行錯誤しながらも本当によく頑張っています。そんな後輩達は、9年生にアドバイスを求めたり、分からないことを昼休みや放課後に聞きに来たりしています。かくいう9年生は、隙間時間を使って勉強したり、友人と束の間の休息を楽しんでいたりしますが、8年生が訪れれば、勉強の手や友人との話は一旦ストップ。「後輩のためならば」と、惜しむことなく時間を作って対応にあたっています。そんな姿を見ると、私自身も「もっと頑張ろう!」という気持ちになります。



 新型コロナウイルスの影響もあり、人と人との繋がりが希薄になりつつある昨今。才教学園では、そんな状況を微塵も感じさせない温かい心の繋がりがたくさん見られます。子ども達の姿に励まされたり勇気づけられたりすることが多く、「教師」という職業は本当に幸せだなと、そう実感します。


 みんなと過ごすことのできる日々を大切にしながら、最高の笑顔で卒業式を迎えることができるように私は全力でサポートしていきます!



9年1組担任


写真撮影時のみマスクを外しています

明るく元気・・・普段のクラスの様子

10月末、さいきょう祭終演後の集合写真

4月初旬、青いネクタイで臨んだ進級式

「本物」に触れる機会

投稿日:2021.12.20

 子どもたちの成長を促すために必要な要素とは何なのでしょうか?


 様々な要素があげられると思いますが、やはり何といっても「経験(キャリア)」が必要不可欠だと、私は考えています。


 そして、その経験値を深めるためには「本物」に触れることが最良である、とも。



 この2学期、5年生は、「本物」に触れる機会に多く恵まれました。



 12月9日、「才教STEAMかけっこ教室」と題し、トップアスリートの走り方から自分に合った走り方を探究する授業がありました。講師は、東京オリンピック4×100mリレーのアンカーを務めた小池祐貴選手です!


 子どもたちは、小池選手の走りに一瞬で目も心も奪われました。小池選手から直接指導を受けた子どもたちのまなざしも、表情も、取り組み方も、普段以上に真剣そのもの。肌で感じた「本物」の凄さが子どもたちの意欲を高め、濃密な時間を過ごすことができました。



 かけっこ教室から1週間後には、トヨタ自動車の方々をお招きして「トヨタ未来スクール」を開講。"世界のトヨタ"が行っている取り組みを知り、技術と環境の関係性をSDGsの観点から大いに学ぶことができました。


 世界に名を馳せる大企業が提供している「本物」の工学・科学技術の一端に触れながら、子どもたちは楽しく熱心に授業に臨んでいました。



 また、11月に実施した宿泊研修では、訪れた先々でプロフェッショナルの流儀を目の当たりにしました。人々のあたたかいおもてなし、伝統的な産業や歴史に感銘を受けました。



 数多くの「本物」に触れてきた5年生。豊富な経験を糧に、この2学期の成長には目を見張るものがありました。


 成長を促すための「経験」。これを数字に置き換えて測ることは難しいのですが、この経験値は、「本物」であればあるほど、また本物に触れれば触れるほど、より高くなる―


 そう強く感じさせられた数カ月でした。


 今後もより良い成長のため、可能な限り「本物」に触れる機会を多く設けていきたいと考えています。



5学年主任・5年1組担任




※撮影時の短時間に限り、マスクを外しました。

小池選手を囲んで記念撮影(12/9かけっこ教室)

例年はグループごとのボードゲームだった「カーアンドエコゲーム」に今年はタブレットで挑戦(12/16トヨタ未来スクール)

光前寺・三重塔の前で(11/25・26宿泊研修)

充実の旅(後編)

投稿日:2021.12.14


(前編からの続き)



宮城県・石巻


 窓越しに見た石巻の街並みは10年前の被害を想像できないほど復興しつつありましたが、生徒たちは、「自然災害で亡くなる人を減らすことが必要(=減災)だと思った」「被災した人たちの気持ちを、もっとしっかり考えたい」「(河口から約4kmという)距離を体感して、改めて津波の怖さを知った」と振り返っていました。



栃木県・日光


日光東照宮


 今回の修学旅行の最後に訪れた日光東照宮では、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が代表的な新厩舎、陽明門、見る角度によって表情が違って見える眠り猫など、徳川家の粋を凝らした華麗な建築物と彫刻を堪能しました。




 コロナ禍で様々なことを我慢してきた中で、仲間たちと過ごし、体験し、感じたことはかけがえのない経験になったと思います。旅行を振り返った作文には、学年目標の「感謝」を伝える記述も多く見られましたが、大事なのはここからです。今回の経験を学校や普段の生活の中で生かし、小学校課程のまとめに向かっていくことで初めて、3日間の学びの成果を出せたと言えるでしょう。



 中学校課程への進学を目前に控えた6年生が、周囲に成長した姿を見せられるよう、関わる教員全員で生徒たちを支えたいと思います。



6年2組担任

最終日の朝、宿泊先をバックに記念写真(撮影の時間だけマスクを外しました)

ホテルでの昼食は落ち着いた雰囲気で

充実の旅(前編)

投稿日:2021.12.14

6年2組担任



 6年生の最大行事、研修旅行。当初は6月の予定でしたが、2度の延期を経て11月下旬に東北の地へ・・・。県内外の往来に難しさがつきまとう昨今、旅行会社や関係先のバックアップをいただき、コロナ対策の基本的なルールも徹底したうえで、体験と学びが凝縮された修学旅行を実現させることができました。



福島県・会津


日新館


 絵皿体験では一人ひとりが好きな言葉や絵を皿に描き入れ、弓道では矢を真っすぐ飛ばすことに苦戦している姿がありました。静寂の中での坐禅は、慣れない体にはきついものがありましたが、心がスーッと穏やかになっていく不思議な感覚にとらわれ、150年前に藩士の子弟らが学んだ場所での貴重な修行体験をさせていただきました。



宮城県・石巻


石巻南浜津波復興祈念公園


 年間の学習テーマを「防災」としている6年生にとって、石巻訪問はメインとなる活動でした。ボランティアガイドの方がバスに同乗し被災地を案内してくださいました。復興祈念公園がある地域には約4,500人が暮らしていたこと。家屋などは全て流されてしまったこと。「みやぎ東日本大震災津波伝承館」の屋根は、津波が停滞したときの高さと同じに作られていること。当該の地に立つと、津波の恐ろしさがまざまざと感じられました。


 そして、社会科を教える身としてぜひ訪れたかった大川小学校。あの日、あの時、あの場所にいたら、教員として、大人として、人としてどんな行動がとれたのか。私も、生徒たちと一緒に考えたいと思っていました。当時のまま残されている校舎に津波到達の時間で止まった時計、波の力でねじり倒された渡り廊下。私の胸は思った以上にざわつきました。避難場所の選択肢になっていた裏山も見ましたが、大地震後の地滑りの危険性を考えると、私は果たしてここを選択できただろうかと考えてしまいます。答えを出すのは、本当に難しいことです。しかし、被災地を見た者の責任として、私たちには大川小学校で起きたことを後世に伝える義務がある。これが、今回の研修旅行で学んだことの、結論のひとつなのではないかと感じています。



(後編へ続く)

弓道体験(日新館)

津波被災地を見下ろす高台から(石巻市)

食べものを大切に!食べものに感謝!

投稿日:2021.12.10

「ゴミとして捨てられてしまうものを、何かステキなものに変身させられないだろうか?」



 3年生は、これをテーマに「総合的な学習の時間」を使い、みんなで様々なことを考え活動してきました。例えば、不要になった紙を集めてメモ帳を作ったり、色画用紙の切れ端でコースターを作ったり・・・。


 外部から先生をお迎えして、ペットボトル製の竹とんぼ「ペットコプター」を作って飛ばす活動(11月)もその一つでした。



 この12月には松本市のご協力をいただき、食品ロスについての環境教育授業を行いました。市役所環境地域エネルギー課の加藤さんと山内さんからは、普段あまり考えることなく食べている食品についてお話を伺いました。


 まず、「1杯のカレーライスを作るために必要なもの」を考えました。肉、ジャガイモなどの材料はもちろん、それらを運んだり、お店で売ったり、加工してくれたりする多くの人のおかげで、私たちはカレーを食べることができていると改めて気づかされました。


 その後、話は核心に迫ります。日本で消費される食料の半分以上は外国に依存していること、その一方で1日1万6千トン、年間600万トンもの食料が廃棄されている現状を知りました。あまりに大きい数字に量の程度がわからなかった子どもたちですが、「(1日の廃棄量は)25メートルプールで50杯分」と聞き、びっくりしていました。


 中でもショックが大きかったのは、8億人以上が満足に食事をとることができず、また5歳まで生きられない子どもたちが年間310万人もいるという話でした。10秒に1人が亡くなっていると言われ、それまで元気だった子どもたちのトーンは急降下。


 自分たちでできることはないか。無駄をなくすための方法はないか。子どもたちには難しい課題かもしれません。それでも、「食事するときはいつも、感謝して残さず食べること」ならできそうだとの結論に至り、大切なことを教えていただいた1時間でした。



 授業が行われた日は、みんなで内容を振り返ってから給食を食べ始めました。配膳された給食にもたくさんの人が関わっていること、様々な事情で給食を食べられない子どもたちの存在があることを意識しました。すると、いつも苦手なものを残しがちな子も、ごはんとお味噌汁は完食!


 今は飽食の時代、すぐ替えが利く時代ではありますが、私たちの食や生活にまつわることのほとんどが、誰かの手によって成り立っています。『当たり前』だと思っていることは、実はそうではないのです。こうしたことへの気づき、感謝する気持ちを思い起こさせる機会を作り与えていくことが、私たち教師や学校、ひいては大人の役割であるとの思いを新たにした日でした。



3年1組担任

環境と食品ロスの話を聞き、大切なことはメモを取る3年生

「食べられること」に感謝

「あんなにあんなに」

投稿日:2021.12.03

11月24日から12月10日まで、学校は「読書週間」。


この期間は、蔵書の3冊貸し出しやブックカバーのプレゼントを行っています。


「読書週間だから、本は3冊借りられますよ。」


私がそう伝えると、本が大好きな子どもたちは、


「やったーーー!!!」


教室いっぱいに喜びの声が響きました。


ブックカバーは、校内コンクールで募集したイラストの中から最優秀賞に選ばれた作品を元に作られ、図書室を訪れた子にプレゼントされています。


私が担任をしているクラスでも、多くの子が素敵な絵を描き、応募していました。



あるとき、誰よりも時間をかけて借りる本を選んでいた子がいました。


悩んだ挙句、3冊全てが大きなイラストの入った文字の少ない絵本。


実はその子には、小さな弟とこの夏に生まれたばかりの妹がいます。


きっと、下の子たちに読ませてあげるために借りていくのだろうと、微笑ましく感じました。



私はふと、1学期の授業で、子どもたちにお気に入りの本を紹介してもらったときのことを思い出しました。


図書室で人一倍悩んでいたその子が紹介したのは、やはり絵本でした。


ヨシタケシンスケさんの「あんなにあんなに」(ポプラ社)というものです。



あんなに欲しがっていたおもちゃが、もうボロボロ。


あんなに「お腹すいた」って言ってたのに、もう食べない。


あんなに騒がしかったのに、もう寝てる。


あんなに短く切った髪が、もうモサモサ。



あんなに小さかったのに・・・


あんなに泣き虫だったのに・・・


あんなにブカブカだったのに・・・



子育てを経験した誰もが共感できることが、可愛らしいイラストとともに描かれています。



目の前にいる子どもたちは、たくさんの愛情の中でここまで育ってきたのだということ。


そして、これから先、できることがもっともっと増えて、大好きなものや大切な人に出会って、少しずつ親の手を離れていくのだということ。


それでも、親子はずっと親子なのだということ。


本を読み終えた後にこんなことを考えて、目頭が熱くなったのを覚えています。



2年生は、2学期の終わりから3学期にかけて、自分の生い立ちについての学習を行います。


小さいきょうだいがいる子にとっては、成長過程の実感が湧きやすいかもしれません。


今後の学習を通して、しっかりと学んでいきたいと思います。



自分がどんなふうに成長してきたか。


どれほどの愛情を受け取ってきたか。


育ててくれた家族や周りの人たちに感謝の気持ちを持つのと同時に、同じように愛されて育った友だちのことを大切にできるように。



2年1組担任

校舎1階に掲示された、ブックカバーコンクールの応募作品

学びがたくさん、県庁見学

投稿日:2021.12.01

 4年生は11月15日に長野県庁を見学し、県庁の仕事や県議会の仕組み、知事の仕事内容について学んできました。


 議会の役割や流れを説明いただく中で、議会では知事を中心に自然環境や教育、観光に対する活動や予算の方針などについて議論がなされていること、議場の設備についても詳しく知ることができました。中でも、「県知事が議題を提出する」ということが子ども達には意外だったようです。


 県災害対策本部室は普段は使われていないそうですが、災害が起こったときにすぐ対応できる工夫がありました。テレビ会議ができるような設備があり、セクションごとに決められた座席や着用するビブスで担当は一目瞭然。災害が起こりそうな場所に設置されたライブカメラの映像も見せていただき、県民の安心と安全を守る仕組みを学習しました。


 当日、阿部知事は執務中で知事室に入ることはできませんでしたが、朝から晩まで長時間に及ぶ知事職の大変さや大切さ、加えて、県庁や議会でも本当に多くの人が長野県のため、私達のために働いて下さっていることに、感謝の思いを強くした4年生です。



 午後は善光寺の散策です。厳かな独特の雰囲気の中、香炉の煙を浴び、本堂近くまで行ってお参りをしました。山門にかかる「善光寺」の額、六地蔵や仁王門・仁王像も見学しました。


 最後は授与品所へ。「家族みんなの分を買うんだ。」「これ、喜ぶかなあ。」と、予算の中で工夫して楽しそうにお土産を選んでいました。



 今回の見学では班行動を意識させたのですが、その理由は来年度の宿泊研修を見越した活動を目指したからです。班長は、集合のたびにみんなの先頭に立ち、素早く人員報告をしてくれました。みんなも班長に大いに協力し、静かに素早く並んでいました。行く先々では真剣な眼差しで話を聞き、一生懸命メモを取ったり、友だちと協力したり・・・。


 学校から離れ、たくさんのことを見て、聞いて、感じた、充実の1日を過ごした子どもたち。先日は『長野県フェスティバル』もありましたが、見学で得たことをしっかり振り返り、さらに学習を深めていけるようにしたいと思います。



4年2組担任

県議会の議場を見学

防災・災害対策の説明:災害対策本部室

善光寺でクラスごとの記念写真