1. ホーム
  2. 才教ダイアリー
  3. 2022

才教ダイアリー2022

Ⅱ期生、初めて挑む定期テスト

投稿日:2022.06.28

 4年生までは一つの単元が終了するごとにテストが行われていましたが、5年生からは、中学生と同じように、単元テストとは別に定期テストが行われます。
 6月22日(水)のテストに向け、2週間前にテスト範囲が発表になりました。
 テスト範囲って?テスト勉強って?
 5年生にとっては、何もかもが初めての経験。そこで、定期テストへの臨み方、そして、勉強の仕方を確認しました。


・一人ひとり、テストの目標点を定めよう。
・Dailyシート(※)に毎日の学習を記録しよう。
・範囲になっているところ全部を必ず1回は自分自身で学習して、理解度を確認しよう。出来なかったところは、何度も繰り返そう。
・漢字、英単語、社会の用語などをしっかり覚えよう。覚え方は人それぞれなので、自分に合った覚え方も見つけよう。


「授業の時にはできていたのに、自分でもう一度やってみると忘れていることもあるなあ・・・」
「漢字が苦手だなあ・・・もっと練習しよう」
「社会は得意なつもりだったけれど、いざ問題を解いてみるとなかなか言葉が出てこない」
「英語は順調!!自信あるぞ!!」
 子どもたちからは、このような声が聞かれました。


 「生活の記録(日記帳)」を通して、みんなが毎日、それぞれの目標に向かって取り組んでいる様子がうかがえました。特に、週末はみんな力を入れていましたね。
 テスト前の数日間は「テストモード」とし、昼休み返上での勉強も。
「最初は遊びたいと思っていたけれど、みんなと一緒だったから、充実して取り組めて良かった」
「楽しく勉強できて良かった」
 昼休みの学習会は大成功。クラスにとても良い雰囲気が生まれました。


 ともあれ、初の定期テストで感じたことや学んだことがあるはずです。大事なことは、この経験を2学期以降につなげていくこと。
 みんなの更なる成長を期待しています。がんばろう!!


5年2組 担任


※Dailyシート:毎日の学習内容と学習時間を記入するシート。修了後、自分が各教科どれだけ勉強したかを振り返る大事な記録になります。

チームで戦う楽しさを ~卓球部より~

投稿日:2022.06.24

 本校卓球部には21名(うち中学生14名)が所属。5年生から入部できることが本校における部活動の魅力のひとつでもあり、少数精鋭ながら目標をもって一生懸命活動しています。
 先日、9年生(中学3年生)にとって集大成となる中信大会(松本会場)に参加しました。活動期間の長短はあれども、これまでの頑張りを発揮する大会です。団体戦と個人戦があり、ここ数年は両方ともエントリーしてきました。今年は、9年生の「団体戦をしたい!」という想いが仲間を増やし、部員数が団体戦登録人数ギリギリの男女6人ずつ集まりました。コロナ対策に日々の体調管理、5月末に行われた体育祭後の厳しい日程といった困難を乗り越えながら、大会当日を迎えました。


 私が卓球部の顧問になってからはまだ2ヶ月ですが、部員たちが卓球に真摯に取り組む姿勢から毎日刺激をもらっています。学生時代に卓球に取り組み、個人スポーツと考えられがちな卓球の世界で、団体戦の楽しさを味わった私自身の経験から、個人はもちろん、何とか「団体戦を体験してほしい」という思いがあります。
 その理由の一つは「試合経験を積める」こと。ここには、大きな価値があると思っています。人数の多い中学校では、3年生しか試合に出ることができないことも多いでしょう。しかし、本校は7年生(中学1年)も試合に参加します。上級生相手の真剣勝負、試合の雰囲気といったものは、練習では感じとれない経験となります。しかも、団体戦はリーグ戦。午前中に4試合が組まれ、男子は9年生の活躍で午後の決勝リーグへと進み、最大8試合に臨みました。女子も「先輩を午後の試合に連れていきたい!」と、一致団結し必死に戦いましたが、予選リーグでの敗退となり、悔し涙を流す下級生の姿がありました。
 7・8年生が多い卓球部にとって、貴重な学びの場となったこの経験は、きっと秋以降の大会につながる。私は、そう信じています。


 ここで、この大会を最後に引退した9年生からの言葉を。
「卓球は、技術はもちろん、メンタルも大事なスポーツ」
「練習のときから、頭を使って、考えて卓球をやってほしい」
「(大会で4試合を戦い)ゲーム体力が足りないと分かった」


 練習でできていたことが、試合ではなかなかできないこと。メンタルが崩れてしまうと自分の技術が発揮できないこと。考えて卓球をすることで実際の相手に立ち向かうことができること。大会に参加してゲーム体力や雰囲気を肌感覚で身につけていくこと・・・。
 自ら学び経験したことが、勝つことだけではなく、自分たち自身の人生の財産となることを信じて、今後も部員たちと卓球を楽しみ、練習に励みます。


卓球部顧問

「五感」をつかって!

投稿日:2022.06.21

 先日、1年生は初めての遠足に出かけました。目的地はアルプス公園ですが、遊具のあるエリアから北の方の山道を、時間をかけてゆっくりと散策しました。公園の中とはいえ、一人がやっと歩けるほどの狭い道や難所の坂があり、初めはにこにことしていた子どもたちも、次第に険しい顔つきになったり、「もうだめ~!」「お昼はまだ~⁉」なんて声を漏らし始めたりしました。
 それでも、みんなで励まし合いながら、目的地まで歩き通して、その後動物を見たり、お弁当を食べたり、遊具で体を動かしたりと、一日を楽しく過ごしました。新緑を目にしながら、木々の匂いを嗅ぎ、小鳥のさえずりを聞いて歩いて、まさしく五感を使って遠足を満喫できたのです。


 さて、学校では・・・・


 生活科の学習で、一人一人が自分の「あさがお」を育てていて、種を蒔いた5月から毎日の水やりと観察を続けています。また、1年生のフロアーには、おたまじゃくし、アゲハチョウやカブト虫の幼虫などの小さな生き物たちがいて、その観察と記録もしています。普段の生活ではじっくりと目にすることのない生き物たちを間近において、成長や変化の不思議を日々学んでいます。
 生き物たちは成長し、おたまじゃくしには後ろ足と前足が生え、アゲハチョウの幼虫はさなぎになりました。カブト虫の幼虫は時折、そのグロテスクで立派な姿を現して、みんなを驚かせています。あさがおを観察すれば、「本葉と双葉では、形も大きさも違うね。葉っぱにさわると、ちくちくするよ!」と、ワークシートに五感で感じ取ったことが、しっかりと記録されています。


 日々の学校生活では、様々な出来事がすべて経験として積み重なっていきます。国語や算数の学習だけでなく、あらゆる教科の取り組みや行事、給食、掃除、友だちとの会話や遊びなど、活動のすべてが子どもたちの力となっていくのです。時には、友だちの気持ちを、自分の心でしっかりと察することも大切です。


 どんなことにも、力いっぱい頑張っている1年生。
 これからも、体や頭や心をいっぱい動かし、五感を研ぎ澄まして、学校でしか学べないたくさんのことを、友だちと共に吸収してほしいと願っています。


 みんなが、心から「学校が楽しい!」「学ぶって楽しい!」と思えますように。


1年2組担任

遠足の1コマ(6月3日)

こちらも遠足から。アルプス公園、楽しかったですね。

自分のあさがおを観察中

「お兄さん」「お姉さん」として

投稿日:2022.06.17

 進級して3ヶ月、42名の元気いっぱいの2年生。
 うれしいことやわくわくすること、新しくやってみたいことや楽しみにしていることがたくさん増えました。自分の成長や役割が増えたことも分かり、進級した喜びやこれからの自分の成長を願いながら、意欲的に生活しています。
 そんな2年生は、「1年生のお手本になる」を目標にして、いろいろなことに取り組んできました。


 4月。生活科の授業で、1年生に学校案内をしました。昨年度は案内される側だった子どもたちですが、今年はすっかりお兄さん、お姉さんです。


 5月。体育祭の1、2年競技「一球入魂(玉入れ)」で、1年生をリードしながら練習を進めました。勝つための作戦を伝えたり、投げ方を教えたり...。一つひとつの行動を素早くすることや、話の聞き方などでもお手本になろうとしていた様子は、とても頼もしかったです。


 そして6月。天候にも恵まれた1年生との合同遠足。「2年生として、1年生のお手本になって歩き抜こう」「つらそうなときは声をかけてあげよう」と決め、張り切って出発しました。青い空に白い雲、輝く緑をすぐそばに見ながら、アルプス公園内を一歩一歩進みました。コースの途中には、道が険しくなっている場所もありましたが、隣を歩く1年生に「がんばろうね」「あと少しだよ」と声をかけて励ます様子は微笑ましく、たくましい2年生の姿を見せてくれました。お弁当を食べ終わった後の自由時間に、1年生に遊具を譲ってあげていた子もたくさんいました。
 遠足での歩き方、話の聞き方、素早い行動、1年生を優先するなど、いろいろな場面で、よきお兄さん、お姉さんとして力を発揮した2年生。1年前とは逆の立場ということもあり、先輩として頑張る姿に成長を感じました。


 これまでの3ヶ月、「かつて1年生だった自分たち」のことを思い出し、1年生の立場になってものを考えて取り組んできた中で生まれた達成感や満足感。「2年生はすごいな。」と思ってもらえたことが自信となり、子どもたちの自己肯定感が高まっていることが感じられます。
 これからも、1年生のお兄さん、お姉さんとして、その手腕を発揮してくれることを願っています。


2年1組担任

4月 学校案内

5月 体育祭

6月 遠足

自分たちの生活を、自分たちで創る

投稿日:2022.06.14

 4年生になり、子どもたちはⅠ期のリーダーという立場になりました。そこで、今年は「自分たちの生活を自分たちで創る」をテーマに、自分たちで決めたことへの責任感を育てようと考えました。責任はリーダーにとって、とても必要なことだからです。特に、クラスでの問題を自分たちで話し合い、みんなで実行することに重点を当てました。その最近の活動3つを紹介します。


1 みんなで目標を達成して、ごほうび会を開こう
 この活動は、2年前(現在の6年生)でも行いました。目標のビー玉がビンいっぱいになったら、自分たちで会の企画・運営をします。やりたいものが分かれたり、やってみたらうまくいかなかったり、ということがたくさん起こります。「勝ち負けのゲームばかりでは、みんなが楽しめないかもしれない」とか、「自分もゲームマスターに挑戦してみたい」など、全員が自分の考えをしっかりと発表しました。
 今年の1回目は、6月第3金曜日に「人狼ゲーム」「お笑い」に決まりました。(お笑いをやりたい人は、係に申し込んでエントリーが必要)
 ...金曜日、どのような会になるのでしょうか。


2 友だちが困っている・・・何とかしてあげよう
 「学校が終わってから予定があり、さっと教室を出られるようにしたいけれど、下校準備と帰りの会で騒いだりふざけたりする人がいて遅くなってしまう」・・・先日、このようなことで困っている子がいると分かりました。子どもたちの間でも何とかしてあげたい、と話し合いをしました。
 「帰りの会の開始時間を決める」という意見が多く、では掃除が終わってから何分あれば帰りの会が始められるか考えました。10分後がいいということになり、6月の途中から始めましたが、そろそろ守れない子が出始めています。
 冒頭に書きましたが、担任としては子どもたちに責任を持って欲しいので、決まりを守って時間通りに始めることを絶対としています。それでも不都合が生じたときは、改めて子どもたちに投げかけたいと思います。


3 授業開始時間を守れない
 先日のこと。13:25から午後の授業が始まるにも関わらず、教室で遊んでいる子、おしゃべりをしている子、外遊びから帰らない子が多く見られました。担任の『喝!!』は当然です。
 「時間が守れないなら休み時間は必要ないのでは」という私の発言を基に、ここでも話し合いをしました。同調意見も出ましたが、ほとんどは「休み時間は気持ちを切り替えるために必要」「休み時間があった方が授業に集中できると思う」などの意見でした。
 話し合いで決まったことは2つ。授業開始3分前には教室にいること、1分前には席について準備をすること、です。「もしできなかったら?」と尋ねると、子どもたちは「3回失敗したら、休み時間はなし!」と強い決意を見せてきました。今、授業の時間が近づくと、「3分前だよ」「早くしよう!」「カウントされちゃうよ!」などの声が聞こえてきます。


 大人から見ると小さなことでも、子どもたちにとっては一つひとつが自分たちの生活を創る経験になります。それを一年間積み上げ、責任感を持ってⅡ期に上がって欲しい、『みんなで決めたことは、協力して、全力で守っていく!』という経験にして欲しい...と、私は静かに見守っています。


4年1組 担任

みんなの頑張りで増えるビー玉と「ごほうび会」企画書

4年1組のルール

憧れのリレー

投稿日:2022.06.13

 体育祭を終えてから体育の授業では、リレーを行っています。授業が始まると、Ⅰ期の生徒達からは「選抜リレーの先輩達、かっこよかったね!」「走るのがすごく速かった!」「選抜リレーに出たいな!」という声と共に、早くリレーをやりたいという意気込みが感じられました。
 リレーは、チームで1本のバトンを繋ぎ、速さを競うものです。それと同時に個々の走力だけでなく、スピードを高めてタイミングを合わせたバトンパスをすることが大切です。Ⅰ期の授業では、そんな憧れの先輩達の走りに一歩でも近づけるよう「タイミングを合わせたバトンパスをする」「バトンの受け渡しをスムーズに行う」という目標に向かって取り組んでいます。しかし、実際にやってみると、そのバトンパスは思っていた以上に難しいのです。


 4年生の授業では、意見の収集がつかなくなるぐらい多くのアイデアが出ます。そのアイデアが有効かどうかはわかりませんが、自分達が良いと思ったことを実際にやっています。時には意見がぶつかり合うこと、熱くなりすぎてしまうこともありますが、それも一生懸命に取り組んでいる証です。試行錯誤しながら、どの学年よりも多くのバトンパス練習と走り込みをしていました。
 そして、4年生最後のリレー授業。今までの練習の成果とチームで1本のバトンを繋ぎ、速さを競う時がきました。レースが始まると体育祭の時の応援をしている生徒もいました。たくさん練習してきたバトンパスの成果をしっかり発揮できたり、焦ってしまい思うように渡すことができなかったり、走っている途中でバトンを落としてしまったりする場面もありました。勝ったチームは大喜び、負けたチームは悔し涙を流していました。
 しかし、どのチームも一生懸命に走り、ゴールまで1本のバトンを繋ぎきった4年生の姿は、大変立派でかっこいいものでした。


 いよいよ来年はⅡ期生となり、体育祭の選抜リレーに選ばれる生徒も出てきます。更に気合いが入り、18回目の体育祭もきっと熱いものになるでしょう。今の4年生が1年後、多くの後輩たちから憧れられる先輩になっていることを、大いに期待します。


4学年 体育担当

本気で戦う体育祭 ~3・4年棒引き~

投稿日:2022.06.07

先日、やまびこドームで体育祭が行われました。
3・4年生が協力して取り組むのが「棒引き」です。私個人としても4回目の棒引きの指導になります。
綱引きの要領で、腰を落としたり脇をしめたりして、小さな体をフルに生かして戦う様は毎回感動します。


今年最初の本格的な戦い(練習)で、赤組は白組に圧倒されてしまいました。この日にもう一度戦うことができたので、気合を入れ直し、2回目は白組と互角の戦いをすることができました。


体育祭前日のリハーサル。ここでも白組の後塵を拝することになり、戦いが終わった後の振り返りでは涙を流す赤組3・4年生の姿が多くありました。本番ではなかったものの、よほど悔しかったのでしょう。私は、「本番後は何とか笑顔で終えてほしい・・・」と願っていました。


そして体育祭本番。随所で意地を見せた赤組でしたが、棒引きは白組の勝利となりました。
最後の最後まで戦い抜き、赤組の勝利のために全力を出し切った生徒たち。笑顔では終われなかったものの、真剣に全力で戦ったものだけが感じることができる思いがあったはずです。
少し休憩した後、選抜リレーや9年生のタイヤ取りでは、赤組の勝利を願って、懸命にエールを送りました。


キラキラした目でタイヤ取りに挑む9年生の雄姿を見守る子。
「9年生になったらキャプテンや応援団長になりたい!」と先輩たちに憧れを持つ子。


みんなが9年生になった時、どんな活躍を見せてくれるのか今から楽しみです!


4年2組担任(赤組)


※写真はいずれも体育祭当日のもの。競技中のみマスクを外しています。

第Ⅱ期生としての体育祭

投稿日:2022.05.26

 いよいよ今週末に体育祭が開催されます。5年生は、「大玉運び」「大綱引き」の2競技に6年生と共に出場します。


 競技練習は、ゴールデンウィーク明けから本格的に始まりました。練習初日、5年生は、リーダーが話をしているにもかかわらず、下を向いたりよそ見をしていたりと集中して取り組めていない場面が多くありました。
 しかし、練習を重ねていく中で、「勝つためには、一つにならないといけない」ということに気が付きました。そして、そこから5年生の顔つきが変わったのです。
 リーダーが話している時にはしっかり耳を傾け、練習前の準備や移動をするときなど、行動面でもてきぱきと動くことができるようになりました。


 6年生不在のときには、5年生だけでの練習に一人ひとりが真剣に取り組みました。その姿を見て、私は、「全員が本気で取り組んだからこそ、学年全体に一体感が生まれ、成長している」と感じました。休み時間ともなれば、自主的に練習をしたり、話し合いをしたりと精一杯取り組んでいます。暑い日が続き、体力的にも厳しい中ですが、子どもたちの本気の姿にとても感心している毎日です。


 29日はいよいよ本番です。Ⅱ期生として初めての体育祭。学年目標「全員で挑戦、全員で支える」を意識してやり抜きます!


5年1組担任

行進練習(5月中旬)

5・6年の競技「大玉運び」練習中の一コマ

「先輩から後輩へ」

投稿日:2022.05.24

 5月に入ってから、才教学園は体育祭へ向けての練習が本格的になりました。私が受け持つ3年生は、4年生とともに10本の棒を引き合う「棒引き」と、全校で行う「応援合戦」、そして「短距離走」に取り組みます。
 棒引きは例年3、4年生が行っている競技です。個人の足の速さや力の強さだけではなく、ペアの息があっていることや引くときの体勢も重要で、練習は欠かせないもの。しかし、やみくもに引き合うだけの練習を重ねる子ども達ではありません。ミーティングを開いて、よかったところやもっと上手にできる方法を出し合っては次の練習につなげるということを繰り返し、次第に強くなっていきます。


 今年も4年生のリーダーを中心にミーティングが行われました。このミーティングに私も参加しているのですが、ここで話されている内容はどこかで聞いたことのある話・・・。
 よく思い返してみると、それは、昨年私が担当していた4年生が、当時3年生だった今の4年生に伝えていた内容と多く重なっているのです。つまり、今の4年生は、一年前に先輩から教わったことをよく聞いて理解し、大切だと感じたことをしっかり覚えていて、後輩にも伝えているのでした。


 今週は本番に向けて応援練習が熱を帯びています。中でも、9年生が後輩に向けて、丁寧に根気強く応援の仕方を教えてくれています。3年生の中には、すでに応援団にあこがれて、キラキラした目でその姿を追いかける子がいます。
 先輩たちが思いを込めて熱心に伝えてくれていることを後輩たちが受け継ぎ、来年へとつなげていく。それが次の学年、次の学年へとつながり、長い時間をかけて、体育祭らしさ、才教学園らしさが作られていくように感じます。
 日頃は学級や学年での活動が多い学校生活ですが、先輩や後輩との関わりの中でしか学べないことがたくさんあります。体育祭を通して、子どもたちはぐんぐんと成長を重ねています。


3年1組担任

9年生から応援の仕方を教わっています