投稿日:2024.01.12
「一年の計は元旦にあり」という言葉。
ご存じの通り、これから過ごす一年のことは、年の初めの元日に計画を立てるのがよいという意味です。
そして、その計画を着実に行っていくことが大切であるということを伝えた言葉です。
冬休みの宿題で、今年頑張りたいことを作文に書いてもらいました。
その前に、計画を立てる時に、みんなはこれまでの振り返りをしたでしょうか。
計画の前に振り返りをして、もっと伸ばしたいこと、新しくできるようになりたいことを考えられるといいなと思います。
これが、題名にもなっている「一年の計は振り返りから」です。
一年生のこれまでを振り返りましょう。
新しい制服を身につけて、希望いっぱい不安いっぱいだった一年生。
まだ学校生活に十分慣れない中での体育祭は、とにかく一生懸命に全力で走ったり動いたりして、赤組白組の勝利だけを願って頑張りました。
少しずつ学校生活にも慣れ、友達と仲良く過ごすことも多くなっていきました。
それから日々が過ぎていき、2学期へ。
2学期の行事と言えば、さいきょう祭です。
練習から本番まで、一年生全員とともに過ごす毎日の中で、「才教生らしさ」を感じることが多くなりました。
私が思う「才教生らしさ」とは、一生懸命やることが楽しいと思える姿です。
歌の練習、群読の練習、動きの練習...。毎日少しずつ積み重ねて、キッセイ文化ホールのステージで出し切ることができました。
そして、毎日の学校生活で、できることがどんどん増え、才教生として成長していく姿を見ることができました。
振り返ってみると、みんな一回りも二回りも成長しましたね!
では、ここからみんなが作文に書いた「一年の計」です。
「漢字検定や算数検定、英語検定で上の級を合格する!」
「百人一首を全部覚える!」
「お家の人の手伝いを毎日やる!」
「楽しく笑顔で過ごして、家族を笑顔にする!」
「なわとびを上手に跳べるようになる!」
「(次の)一年生に優しくできる二年生になる!」等々。
学習面・生活面の様々な「一年の計」を見ることができました。
考えて終わりではなく、来年の今頃に、自分で立てた計画を一つずつ実行し、自分の力になっていることが大切です。
新しい一年のスタート、頑張りましょう!
1年1組担任
5月 体育祭
10月 さいきょう祭
投稿日:2023.12.15
2年生になって早9ケ月、2学期の終業式となりました。小さかった生徒も1年生の時と比べて本当に大きくなりました。
生徒に、「なんだか大きくなりましたね」と言うと、「2年生になってから10cm伸びました!」と言われました。ちょうど横にいた1年時の担任の先生からも「大きくなったね」と声をかけられ、とても嬉しそうでした。
3組の子どもたちはたくさん食べているのか、なんだか全体的に他のクラスより大きくなった気がします。食べられなかったものもみんなで頑張って少しでも食べるようにしています。
感染症対策としてパックに入ったお弁当形式で提供されていた給食は、ゴールデンウィーク明けに、ご飯と汁物を自分で盛る形式に変わりました。入学してから1年以上、自分たちで給食を盛ることがなかった2年生にとって初めての経験でしたが、自分達で考え、みんなが大体同じ量になるように心がけました。給食の準備は、今や先生は見守るだけ、自分達でできるまでになりました。
それに、係の仕事では、みんながそれぞれ役割を持ち、休み時間に黒板を消したり、声を掛け合って時間を守ったり、掃除を子ども達で進めたりなど、成長を感じる場面も増えました。
また、道徳の授業でみんなのために働くことのよさについて考える「ぴかぴかがかり」の単元では、それぞれの役割を随分しっかりこなせるようになってきたので、「1年生の時よりできるようになったこと」を尋ねてみました。
周りの人の気持ちを考えて行動できるようになった
先生がいなくても掃除をやった
自分で計画を立てた
いっぱい考えられた
子ども達自身、自分の成長を実感しているようです。
その後、「みんなのために働きたいこと」についても考えました。
人を助けること
休んだ人の代わりに仕事をすること
4月当初はまだ自分中心に物事を考える傾向にあった子も、周りの人のことを考えられるようになってきました。とてもうれしい喜びです。
3学期は、3年生への進級に向けて、いろいろなことをもっと一人でできるようにしていきます。
3学期もみんなで協力して頑張りましょう。
2年3組担任
給食の時間 配膳に慣れてきました
けん玉に夢中!
投稿日:2023.12.15
11月11日に幼稚園実習をおこなった8年生。普段、関わることのない幼児と過ごした時間は、それぞれの心に残ったものがあるようです。実習後の振り返りの授業で、園のみなさんに感謝の気持ちを伝えることになりました。
まずは、実習中にたくさんフォローしていただいた担任の先生方への感謝の手紙です。自分たちの頭ではわかっていても、いざやってみるとちょっともどかしい幼児との接し方に戸惑った8年生。おもちゃを使った遊び方の説明がうまく伝わらず、先生に言い換えていただいたこと。作っていったおもちゃで一通り遊んだあと、残った時間に歌や手遊びなどを教わり、園児と一緒に楽しんだこと。元気のよい子、おとなしい子、それぞれに寄り添った対応を目の当たりにしたこと。すべての時間がとても濃く、先生や幼い子どもを通じて、異年齢の人との関わり方を学んだとても貴重な体験でした。
そして、生徒から「園児のみなさんにもメッセージを送りたい」との要望を受け、季節柄、クリスマスカードを作りました。
担当としては簡単なものを考えていたのですが、手を動かし始めた生徒が作り出したのは、世界で一つだけの、可愛らしいカードでした。小さな子供たちが、何をするにも全力でおこなう姿からもらったエネルギーを受け止め、生徒は、あれこれ工夫して作りました。一緒に遊んでくれた園児のみなさんに「ありがとう」の気持ちを込めた、趣のあるカードになりました。
実習が一段落した12月、体調不良などで欠席する生徒も多くなってきた週のことです。たて割り班で行っている掃除も、場所によっては担当生徒が少なく手薄になってしまう日がありました。
長い廊下や特別教室を手分けして掃除をしていた7年生のもとに、5年生のKくんとNさんがやって来ました。
「手伝わせてください」
2人は、自分たちの掃除を終わらせ、担任の先生に許可をもらってから来てくれたそうで、自ら考え、労を惜しまず、行動を起こした生徒たちを、私は本当に誇らしく感じました。
学校生活を送る上で起こる全てのことから学び、感じ取り、考え、今すべきことを行動に逸そうとする生徒たちのひとコマでした。
家庭科・7学年担当
幼稚園に送ったクリスマスカード
切り張りでカードを作る8年生。丁寧な作業に◎!
「できました!」
投稿日:2023.12.15
今月2日に本校で行われたSTEAM教育実践発表会。
5年生は「SAIKYO programmers ~プログラミングでレゴカーを走らせよう!~」と銘打って、モーターショー&レース形式の授業を展開しました。
ここに至るまで、生徒たちは「教育版レゴ® マインドストーム® EV3」を使って、各々のコンセプトに応じたレゴカーを作成すると同時に、iPadでその車の自走プログラムを組んできました。そしてこの日は、そのお披露目会となったのです。
その授業と発表がどうなったかというと・・・<br多少のトラブルはあったものの、ほぼすべての班が自走することができましたが、レース付随の条件をクリアできなかった班もありました。そうした班では、「なぜ、上手くいかなかったのだろう?」と、全員で試行錯誤していました。私は、ここが一番重要だと思っています。
ITスキルを身に着けることはSTEAM教育のとても大切な要素です。よって、そこに注目が集中しがちですが、STEAM教育はそれが全てではない、と私は考えています。
「上手くいかなかったのは、何が理由だったのだろう?」
「次はどこをどう改善する必要があるのだろうか?」
...こういったことを考えていくことも、大切なことです。
また、こういった機会から『人間関係の輪』を学ぶことも、私は大切にしようと決めています。
才教学園が掲げている、"目指す人間像"のひとつは『共創する人』。
STEAM教育を推進し、『課題解決能力』を持った人、『共創する人』の育成に努めていきたいと考えます。
5学年主任
プログラムどおりの走りができるかな?
来校者に車のコンセプトを説明
タイムアタックレースに沸く(写真はいずれもSTEAM教育実践発表会より)
投稿日:2023.11.24
興奮と探求心、個性溢れる星空がここで輝く!
7年生STEAM教育では、松本市教育文化センターのご指導のもと、プラネタリウムに自己制作のオリジナル作品を投影する「星空プログラミング」に取り組んでいます。
生徒たちは、その興奮と探求心で思い思いの世界をプログラムに込めています。
1. 初めてのステップ: 新しい世界へのドアが開く
星空プログラミングの世界はまるで未知の冒険。初めて触れるプログラミング言語、星座の謎、そして自分のアイディアをデジタルな宇宙空間に投影できる喜び。生徒たちはそれぞれの目標を抱き、目標に向かって前進しています。
2. プロジェクト進行中: 創造力の爆発と協力の輪
生徒たちはチームとしての連携を大切にし、プログラムに自分たちの個性を表現しています。星座絵や星座線を操り、プロジェクトに彩りを加える一方で、創造的なアイディアの共有や解決策の模索にも挑戦しています。
3. 最終プロジェクト発表: 誇りと感動の瞬間
発表上映は、12/13(水)に松本市教育文化センターにて上映予定です。生徒たちの成長と誇りの瞬間。オリジナルの星空プログラミング作品を自信を持って披露し、見てくださる保護者の方を感動の宇宙旅行へと誘います。その瞬間、生徒たちの目からは充実感と喜びがにじみ出ているでしょう。
4. 未来へのステップ: 星空の冒険は終わらない
このプロジェクトは、プログラミングのスキルを磨くだけでなく、宇宙への情熱を具現化する場でもあります。ここで得たスキルや経験は、生徒たちにとって新しい未来への扉を開くもの。星空の奇跡を手に入れ、プログラミングの力で夢を具現化する未来は無限大です。
生徒たちの星空プログラミングの旅路は、感動と学びの宝庫。彼らのクリエイティブな宇宙の冒険にご期待ください。
星空の奇跡が、あなたの心を魅了します!
7年2組担任
グループごとに相談しながら準備を進める7年生(8月)
想像から創造へ(10月)
投稿日:2023.11.22
さいきょう祭が終わり、3週間がたちました。2学期が始まった頃からのことになりますが、より良い発表にしようとみんなで努力を積み重ねてきた結果、本番では、堂々とした姿で見事な舞台をつくりあげることができました。3年生の合唱とダンスに万雷の拍手をいただき、子どもたちは、やりきった達成感と満足感でいっぱいになったことでしょう。私も担任として、期待を超える発表をお見せすることができたと思っています。
さて、このような大きな行事を終えたあとは、大人でも、気が抜けてしまったり、ふわふわした気持ちになったりするものです。さいきょう祭まで全力で駆け抜けてきた3年生。私は、「果たしてこの後、どんな雰囲気になるのだろう・・・」と、期待と不安が入り混じる気持ちで子どもたちの様子を見ていました。
ところが、そんな心配は無用でした。子どもたちは、さいきょう祭で頑張ったことを見事に自分たちの成長の糧にし、「今」につなげています。その成長が、学校生活の中のちょっとした場面で見られます。例えば、自分たちで時計を見て、着席して授業の開始を待つこと。あいさつするときの気をつけの姿勢や声が揃っていること。準備や片付けのスピードが上がったこと。さいきょう祭を経て、明らかに力強く成長した点として、ここに挙げておきます。
元々、他のどの学年にも負けない元気とエネルギーを持っていましたが、その子どもらしい無邪気さはそのまま残しつつ、少し凛とした雰囲気が感じられるようにもなりました。
本番の舞台で素晴らしいものをつくりあげる。それはもちろん大切なことです。しかし、それがゴールになってはいけないのだと思います。大きな行事を乗り越えた今、子どもたちがどのように変わったのか。何を残すことができたのか。私は、それが大切だと思っています。
子どもたちがさいきょう祭をきっかけに大きく成長し、今につなげることができたから、私は、胸を張って言えるのです。
「3年生のさいきょう祭は大成功だ」、と。
3年1組担任・3学年主任
音楽の授業「始めのあいさつ」
校外学習出発前。しっかり顔を上げて話を聞く3年生。
ぴっと背筋がのびた姿勢に◎!
投稿日:2023.11.14
技術科に『生物栽培』という単元があります。電気分野や木材加工分野が中心の教科としてはやや異質の感がありますが、生徒の取り組みはとても意欲的です。本校では、養液栽培を取り入れた学習を進めました。栽培するものは「リーフレタス」です。第二理科室の西側にある棚は、観察や管理に適した場所となっていて、毎年この時期になるとリーフレタス畑に変身します。
~発芽してホッと~
今年も、種まきは10月初旬に行いました。先にも触れた通り養液栽培であるため、土は使いません。土台となるものはスポンジです。そこに種をまいて、レタスが発芽するのを待ちます。「苗半作」といわれるくらい大事な実習であり、生徒も教師も芽が出るのかドキドキの1週間です。
異常ともいえるほど安定しない気象が生徒の心配の種となっていて、たびたび、理科室の棚を覗きに来る生徒の姿が散見されました。更に、実習が「さいきょう祭」の練習期間と重なっていて生徒は忙しかったにもかかわらず、それぞれが発芽にかけた期待が大きな後押しにもなったのか、無事に全員のレタスが発芽してくれました。
~休み時間の観察や管理が勝負~
中学校課程で、「生物の育成」は全教科のなかでこの単元だけです。
朝、生徒は、理科室でレタスの観察をしてから授業に向かいます。そして、放課後になると、また観察や管理のために理科室を訪れます。リーフレタスのことを毎時の授業で扱うことはできないので、生徒にとっては、休み時間が管理の勝負どころになっています。給水用ペットボトル内の水の量や葉の様子を丁寧に見ては、せっせと記録を取っていく姿を何回も見ました。
リーフレタスを見ている姿やまなざしに8年生のやさしさを感じ、私が大切にしたいと思う時間です。
~今年は調理実習解禁~
ここ数年の実習では、収穫はしたものの、コロナ禍のためリーフレタスを使っての調理実習を中止していました。しかし、今年から再開の予定です。調理室をお借りして、ポトフ風の料理を作る計画・・・これも、生徒の楽しみです。「ミニ地産地消」だと思っています。
学校園がなくても、工夫次第で、リーフレタスから植物の命を育てる大切さを学びとってくれたらと感じています。
技術科担当
発芽からしばらく。「レタス感」はまだない・・・かも(10/24)
上の写真からおよそ2週間後。すくすく成長中(11/9)
投稿日:2023.11.10
今年も無事さいきょう祭を終えることができました。今年のテーマ「飛翔~Fry toward a dream~」のもと、ミュージカル、歌、劇、ダンス、合奏など様々な演目がありました。
さて、この素晴らしいステージを裏から支える生徒たちがいます。『楽器係』といわれる文化委員会のメンバーです。楽器や大道具などの運搬・設置とシンプルな活動ではありますが、全14の演目、生徒350人以上の活動を支えるのはかなりの重責です。
楽器係の仕事は、まず演目の内容を知ることから始まります。必要な道具を把握することはもちろんのこと、運ぶタイミング、演者の動き動き方などを繰り返しイメージします。事前に演目を見る機会がほとんどないので、担当の先生や仲間たちと話し合いながら、自分たちがどう動いたらいいかをシュミレーションします。
次に、楽器や大道具の搬出入です。会場であるキッセイ文化会館へは、リハーサルから本番まで、日程にもよりますが最低でも2往復します。すべての物が、なくてはならない大切なものですが、単に「そのまま運べばいい」というものはほとんどありません。運びやすいように分解したり、毛布でくるみ養生して梱包したり、大きいものは声を掛け合いながら一緒に運びます。もちろん、何時も事故やケガなどに注意しながら、慎重に作業する必要があります。
そして、ステージへの出し入れ。実際に会場のステージに立ってみて、舞台袖、舞台裏も含め自分たちのイメージしていた通りに動けるかを何度も確認します。思ったように動けない場合は、その都度様子を共有し、動きを見直す必要があります。ライトのあたらない、ステージ以外の場所できびきびと動く生徒たちの顔は、毎年真剣そのものです。
このような活動は学校行事ではそう経験できることではありません。しかし、演目が無事終了した時の達成感は、ステージに立った生徒と同じくらいあります。自分たちの演目前後は特に忙しいですが、設営に関わる担当教員とも協力し、今年の楽器係の生徒たちも事故やケガなく、限られた時間でよく頑張ってくれました。
こうした活動を見ていた後輩たちが、係の枠を超えて手伝う姿もみられました。陰で多くの仲間が支えていること、これはさいきょう祭、文化委員の活動に限った事ではありません。常に「共創」すること。この思いを忘れず、これからの活動をより充実したものにしてくれていったらいいなと思います。
音楽科・さいきょう祭担当
舞台袖で資料を見ながら打ち合わせをする楽器係
「全体をしっかり覆って」と楽器類をていねいに扱う
てきぱき動いて楽器を所定の場所へ
投稿日:2023.11.10
このほど4年生は、さいきょう祭で合奏「クラッピングファンタジー第2番」、リコーダー奏「風になりたい」、合唱「どんなときも」を披露しました。リーダーを中心に学年で目標を定め、8月末より約2か月間練習に励んできました。キーワードは、「協力、楽しめる、合わせる、感謝」です。
【全体目標】
音や気持ちをそろえ、協力して演奏しよう!
【クラッピング】
お客様が楽しめるように演奏しよう!
【リコーダー奏】
2パートの音をきれいに合わせよう!
【合唱】まわりの人に感謝の気持ちを伝えよう!
さいきょう祭が近づき、練習に熱が入るほど、表情が硬くなってしまい、緊張感が漂うようになっていました。
私が感心したのは、そうした空気を払しょくするかの如く必死に練習し、楽曲のクオリティを高めていった子どもたちの集中力です。いつしか、私は確信しました。
「この集中力があればいける!!」
現地リハーサルのあと、学年で「何のためにさいきょう祭をやるのか?」をもう一度真剣に考え、みんなの気持ちを揃えるための合言葉を「リラックス」「笑顔」「楽しむ」と決め、ゲネプロに臨みました。
ゲネプロ後の練習では、校長先生より「『どんなときも』では、誰に感謝をするのだろうか?しっかりと思い浮かべて歌いましょう!」との話がありました。音楽科の先生の指導のもと、歌詞の意味を再度考えて、噛みしめるように歌うことを心がけました。そうすると、少しずつ、歌声が柔らかく温かいものに変わっていったのです。
本番当日の練習では一人ひとりが「"ありがとう"を伝えたい人」をじっくり思い浮かべる時間を設け、心を落ち着かせて臨みました。
「みんなで楽しもう!」と全員で確認し本気でステージに立った4年生。練習の時とは空気が一変し、本当にみんなで楽しく合奏、合唱をすることができました。その思いは、観覧に来られたお客様にも届いたことでしょう。特に保護者の皆様には、背景に流れた子どもたちの映像から感謝の思いが伝わったと思います。
まだまだ未熟な一面もある4年生ですが、今回のさいきょう祭で、自分が楽しむこと、人が楽しむことの喜びを感じることができたと思います。その喜びをこれからの生活に生かし、他の人の気持ちを思いやれる人へと成長してⅡ期へとつなげていけるように、残り5か月を共に歩んでいきます。
4年2組担任
10/23、リハーサル後の「振り返り」
出番直前、意気込みをもってパシャリ
感謝の気持ちと共に本番のステージへ
投稿日:2023.11.02
極め付きが当日の朝です。
舞台袖に準備に来た生徒が開口一番、「最初のレストランの場面で使いたいので、2年生が使う椅子を貸してください」
一度も練習したことがない道具を本番一発勝負で使う、という信じられない提案でしたが、これも、より臨場感を出したいという気持ちの表れからでした。
そして本番が始まりました。
舞台で堂々と演じる生徒たち。舞台袖で大道具・小道具を準備する生徒たち。その道具をテキパキと舞台に出したり、撤収したりする生徒たち。指揮者なしで、舞台に合わせて音楽や効果音を奏でる生徒たち。背景転換をパソコンで巧みに操る生徒たち。舞台袖で音楽に合わせて手拍子や拍手をする生徒たち。8年生全員が一体となり、「SING~さいきょう祭Ver.~」を見事に演じ切りました。
実は途中で、歌う演者の順番が入れ替わるというトラブルがあったのですが、舞台袖にいた我々は全く気が付きませんでした。それほどに何事もなかったかのように自然に舞台をつなげた演者たち、舞台袖の生徒や楽器隊の機転の利いた見事な対応力に、心から拍手を送りたいと思います。
演目が終わり、会場からの盛大な拍手を一身に受け、達成感に満ち溢れた生徒たちの姿がとても頼もしく見えました。
8年生の生徒たちには、自分たちの力で1からステージを創り上げることができたことに、自信と誇りを持ってほしいです。上手くいったこと、いかなかったこと、意見がぶつかり合ってつらい思いをしたこと、仲間と協力して乗り越えたこと、ここまで来るのに本当にいろいろなことがあったと思いますが、それら一つ一つの経験が、これからの8年生の生徒たちの人生の糧になるはずです。
今後、学校を引っ張っていく立場になりますが、そのときに今回の経験をフルに活かしてほしいと思います。今後の8年生に、大いに期待します。
8学年担当
舞台袖も忙しく(10/23会場リハ)
コンサートシーン直前、先生からピンマイクをつけてもらう(10/23会場リハ)
舞台を支える大事な音楽