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才教ダイアリー2026

「考える力」と「考えを書く力」

投稿日:2026.06.12

 才教学園の子どもたちは、毎日の宿題の取り組みに熱心です。私が担任している今年の4年生も、日々力をつけている真っ最中です。
 ただ、「自分で考えて書きましょう」という問題になると、途端に鉛筆が止まってしまいます。
 先日、「あなたにとって、"自分の居場所"はどこですか。書いてみましょう」という問題がありました。
 自分が、「ここだ!」と思う場所を書くだけなのに、全く書けない...それどころか、答え(模範解答)をそのまま書いている子がいたのです。
 いやいや、その答えは、実際のあなたに当てはまるものではないでしょう...?ということなのですが、「自分で考えて書きなさい」と言われると、どうしたらよいのかわからなくなってしまうみたいです。
IMG_7024 学級の写真.jpg

 実は最近、「子どもたちに"考える力"が育っているか?」と思うことが2つありました。
 ひとつ目は、今年の体育祭について作文を書いたとき。
 声が枯れるほど応援して、必死で走り、「棒引き」では全身を使い、全力で棒を引っ張りました。1日の中で、真剣になれた瞬間はとてもたくさんあったはず。でも...
 その「真剣になれた瞬間」をテーマに作文を書こう、となった途端、「何を書けばいいかわからない」という子が出てきたのです。あれだけ濃密な一日を過ごしてそんなはずはない、と私は思うのですが...。もしかしたら、みんなと一緒に頑張った一方で、自分はどうしたいか、どんな結果を出したいか、そのために何をすべきかといった思いが、強い実感として残りにくかった面があったのかもしれません。

 ふたつ目は、国語の文章に対する自分の考えを書いたときです。
 筆者の考えに触れながら説明文を読んだ後で、「自分の考えを書く」ことを課題にしたのですが、何を書けば自分の考えになるのかが分からない様子で、分かったことや、思ったことなど、感想寄りの文を書いている子がほとんどでした。
 「考え」とは何かが分かっていないのかもしれないな...そう思って、もう一度授業をおさらい。すると、「自分はこうしたい、このようにしていきたい」という子どもたちの意志や、「筆者の主張に自分は反対で、○○だと考えます」といった文章が書かれるようになりました。
IMG_6944 0610の板書.JPG

 昨年度から続けて受け持っているこの学年。確かに今まで自分はどう考えるのか、自分の考えを書いたり話したりする機会はそれほど多くありませんでした。自分の考えを前に出すよりも、まずは周りの様子を見ながら行動する子が多い学年かもしれない、とも感じていました。
 しかし、生きていく上で、自分で考える力はとても大切です。加えて、自分の考えをきちんと文章にする力も、とてもとても大切です。
 そこで、今回の作文活動を機に、「ぼくの考え・わたしの考えカード」を作りました。授業や生活の中で、できるだけ自分の考えを書く機会を増やしていくことが目的です。
IMG_6948 カード(ブランク).JPG

 少し先のことにはなりますが、10月のさいきょう祭への取り組みをすでにスタートさせました。この大きな行事を乗り越えたら、体育祭と同じように自分の考えを作文するでしょう。そのときには、子どもたちの「考える力」がもっと育って、原稿用紙の上で鉛筆をどんどん走らせていてほしい......そんな姿が見られるように、子どもたちを支えていきます。


4年1組担任

真剣に取り組むこと~体育祭の用具係~

投稿日:2026.06.05

①(タイトルの直後にお願いします) - コピー.JPG


 才教学園の三大行事の一つ「体育祭」。生徒が中心になって進めることを軸としている本校では、毎年「体育祭実行委員会」を組織し、多くの生徒が運営に携わります。今年も、多くの実行委員が体育祭の成功を支えてくれました。


 実行委員会を構成する係のひとつ、「用具係」は、競技で使用する道具の準備を行います。実にシンプルな字面ですが、その実態は...
 競技に必要なものは何か、短時間に間違いなく配置するためにどうすればいいかなど、常に次のこと、先のことを想定していなくてはなりません。肉体労働プラス効率よくすすめるために頭も働かせなければならない、なかなかにハードな一面があります。

 体育祭までの1ヶ月間、水曜日を除く平日放課後は校庭で用具出し入れの練習をしました。日中に競技練習があった日も、グラウンドを駆け回ります。
 係長のMさんは指示や注意が的確で、中心的な役割を果たしてくれました。副係長のAさんは、冷静に全体をよく見て、毎日の練習スケジュールを組んでくれました。責任感の強い2人は、練習後に校庭のベンチで振り返りを行い、大人が気づかなかった点を伝えてくれることもありました。
③ - コピー.JPG ② - コピー.JPG

 それぞれの強みを生かして活躍し、係を導いた正副係長に続くように、他の9年生たちも、率先して重いものを運び、後輩をサポートしていました。そんな先輩たちに感化され、後輩たちにもどんどんやる気が満ちてきます。学年として強い団結力の高さを見せた8年生。経験者も初心者も、互いに教え合いながら練習に励んだ7年生。先輩や教員の話をよく聞き、とにかく一生懸命だった5・6年生。
  厳しい言葉をかけられても、疲れていても、自分の仕事から逃げ出さず、手を抜くことなく練習を重ねた結果、本番ではノーミスかつ時間に余裕を持って「配置完了!」となりました。ここまでの真剣な取り組みがあったからこその成功です。
⑤(入りそうであればお願いします) - コピー.JPG ④ - コピー.JPG

 体育祭の終了とともに今年の実行委員会は解散。用具係の活動も一区切りついたところですが、ここで学んだことをこれからの日々に役立ててほしいと思います。


体育祭実行委員会 用具係顧問

自分にできることを全力で

投稿日:2026.05.22

 体育祭まで約1週間となりました。3学年では、今年初めて参加する「棒引き」の練習に一生懸命取り組んでいます。

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 先日の練習では、初めて棒を引いて勝負をすることとなりました。初めてのことに戸惑いながらも、自分なりに取り組む姿がありました。3年生・4年生・A・B対決と4試合行われて、試合結果は、2対2の同点でした。これからどっちが勝つのかととても楽しみです。その後4年生リーダーから作戦を聞いて、練習を重ねています。
 生徒たちは棒引きの授業が終わると「もっとこうした方がいいよ」「掛け声が大切だよ」と勝つためにどうすればよいのかを考えている様子です。

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 体育祭では、「勝利」という目標のために自分ができることを最後まであきらめずに全力でやり切って欲しいと思います。
 そして、体育祭を終えたときに心に残るものがあるように、生徒も教員も共に練習から全力で取り組んでいきます。


3年1組担任

「背中で語る」小学校課程最高学年 ~6年生、4月からの歩み~

投稿日:2026.05.15

 令和8年度が幕を開け、約1ヶ月が経過しました。満開の桜と晴天に恵まれた入学式の日、小学校課程最高学年としての第一歩を踏み出した6年生の表情には、大きな期待と少しの緊張、そして何より「自分たちが学校を引っ張っていくのだ」という強い自覚が滲み出ていました。


■ 礼節を重んじ、自立した集団へ
 始業式で校長先生が触れた、「礼節を重んじ、人の心を慮る」という教育理念。6年生は、それを日々の生活の中で具現化しようと努力を重ねています。当初は、教員が準備する給食に対して感謝の言葉が不足しているといった課題もありましたが、「いつでも『ありがとう』と言える美しい心を持とう」という呼びかけに、生徒たちは素直に反応しました。いまでは、教員のみならず、下級生に対しても自然に感謝の言葉を掛ける姿が見られるようになり、精神的な成長を遂げているなと感じます。
 生活態度の面では、「真のフロアリーダー」を目指し、時間に対する意識を徹底させています。授業開始3分前に着席して静かに待つ習慣や、全員で協力して素早く行動する姿勢は、最高学年としてとても立派です。


1組写真 - コピー.jpg6年1組


■ 下級生の手本として
 今年度、6年生の成長が最も顕著に現れたと感じたのは、5年生との関わりの中ででしょう。Ⅱ期生が集う生徒会オリエンテーションでは、教員が細かな指示を出さずとも、自分たちで判断して整列や移動を行い、温かく新5年生を迎え入れることができました。
 体育祭の合同練習においても、6年生の存在感は際立っています。雨天で屋内練習をした時のことですが、5年生より先に整列を完了させ、静かに待機するという、まさに見本となる行動を見せた6年生。「背中で語る」姿勢が、下級生に規律を守る大切さと安心感を与えています。


2組写真 - コピー.jpg6年2組


■ 100点満点の集団を目指して
 6年生は、学習や行事に常に真剣に臨んでいます。全国模試や学力調査といった試験でも、時間いっぱい粘り強く問題に向き合います。そんな彼らも、STEAM発表会や体育祭練習を通じて、「80点の出来で満足せず、集団として100点を目指そう」と叱咤激励を受ける場面があります。
 日ごとに熱を増す体育祭の練習。実のところ、「気が緩んだか?」と感じる瞬間はあります。が、私も彼らの熱意や本気度をわかっているので、決してそのままにはしません。私たち教員の一言に触発され、空気を一変させ、そして声をかけ合い、全力でぶつかっています。


STEAM発表会 - コピー.jpg
STEAM発表会:日本システム技研様の協力で学んでいます


 時には失敗や行き詰まることもありますが、その度に自分たちを見つめ直し、正そうとする素直さと向上心があるのです。これこそが、今の6年生の最大の武器です。
 小学校課程の集大成となる一年。これからも6年生は、才教学園の顔として、高みを目指し、努力を続けていきます。今後とも彼らの成長を温かく見守っていただければ幸いです。


6学年主任

ピカピカの1年生

投稿日:2026.05.15

 4月、1年生の学校生活がスタートしました。きらきらとした瞳で、屈託のない可愛い笑顔を見せる子どもたちを前に、新しい出会いの喜びと重責を感じながら、毎日を過ごしています。


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 入学式や始業式では、覚えたての校歌を元気いっぱい歌い、まだ知らない先生たちや上級生に大きな声で挨拶をする、そんな姿に頼もしさを感じます。登校1日目から、自分のことを済ませると、友だちのお手伝いをする姿も見られ、友だち思いの優しい子どもたちだと、感心しました。
 1年生で頑張りたいことを書いてもらうと、「しせいをよくしたい」「たしざんやかんじをがんばりたい」「たいいくさいをがんばりたい」「あさがおをたいせつにそだてたい」「そうじできょうしつをぴかぴかにしたい」「こまっているおともだちをたすけたい」など、みんなしっかりと目標を持っていることがわかりました。

 時間をさかのぼって入学式の日のこと。新入生代表挨拶の中で、初めてさいきょう祭を観た感想を、「目標を持ってみんなでがんばれば、必ず気持ちがひとつになるんだなと思った」と言ってくれたYさん。
 そんなYさんのように、様々な場面で、目標を持って、みんなで心をひとつにして頑張っていきたいと思っている1年生です。


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 ところでYさんは、挨拶の中で、「戦争は怖くて悲しい気持ちになる。私は、友だちや家族と笑顔で過ごす毎日が好き。平和な世界がずっと続くといいな」とも語っていました。学校生活が笑顔にあふれ、楽しいものとなるように、みんなで仲良く過ごしていきたいと思います。

 ほかにも印象的だったことがあります。
 登校3日目の朝、Aくんがトイレでしくしくと泣いてしまいました。お母さんが恋しくなったようです。少し時間をおいて教室に戻ったAくんは、席に着くと赤ペンを出し、おもむろに自分の手の甲にお母さんの顔を描き始めたのです。そうすることで、寂しさに耐えようと考えたようです。それから下校まで、泣かずに学習につとめたAくん、とても立派でした。その次の次の日に学級の当番になったAくんは、きりっとした表情を見せ、しっかりとした声を出して朝の会などを進行してくれました。私は、「もう大丈夫!」と確信しました。がんばったね、A君。

 1年生にとっては、きっと、心配や不安を感じることが多いかもしれません。
「初めてのことができるか心配だな...」
「友だちができるかな...」
 長い一日の中で、お母さんに会いたくなる気持ちもわかります。でも、いろいろな壁を乗り越えながら、みんなで成長していきましょうね。

 さて、Yさんの新入生挨拶は、「人の役に立てるような優しい人になりたい」と結んでありました。
 私はみんなに、学校でたくさんの友だちと関わり、様々な経験を通して、周りの人を慮ることを身につけていってほしいと願っています。一人ひとりが大切な存在であり、とても可愛らしい1年生を、どうぞよろしくお願いします。


1年2組担任

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