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才教ダイアリー

初めてのミュージカルにチャレンジ

投稿日:2017.09.29

6年生が今年のさいきょう祭で行う『放課後の時間割』。 


これはなんと7年前、今の高校3年生が行ったミュージカルと同じです。


 先日、クラスの子が


「私は、幼稚園の頃に見た『放課後の時間割』をはっきりと覚えています。」


と生活記録に書いてきました。


7年前というと、現6年生が才教学園に入学する前の年で、ずいぶん前のこと。なぜ覚えているのかと尋ねると、この生徒のお姉さんの演目を見に来た第7回さいきょう祭の中でも、とても面白く印象に残る作品だったからだそうです。


 


 リメイクということは、必ずオリジナルが誰かの記憶の中に残っているものですし、また思い出としてあたため熟成されることを考えると、作品としてのハードルは当然高くなるといえるでしょう。


 


そのハードルを越えようと『放課後の時間割』に取り組む今年の6年生には、今までのミュージカルを全面的に率いて下さった音楽の先生がついていません。つまり、子どもと学年職員、音楽専科が総力戦で創りあげる、新しい未知のミュージカルなのです。


そのため、子どもたちの組織も細分化し、幕ごとや、同じキャストをまとめた小集団から練習をスタートさせていきました。


 


集団だと普段はやや控えめに感じる6年生であるため、最初は配役のオーディションに人が集まるのか、ということから心配がありました。


しかし、今となると全く取り越し苦労だったと思うほど、「この座りながら話す場面は、立ってやっても良いですか?」との申し出や、「家にあった昔のDVDを見ながら、振り付けを紙におこしてきました!」とはにかむ笑顔、また「休みの日に会って楽器の練習をしよう!」と話す楽団など、初めてのミュージカルに全員が生き生きと向かっていく様子が見られます。


 


一人ひとりが、たった一言、たった一動作にも責任とこだわりを持ち、全員で良いものを創り上げようとする姿は頼もしく、学年目標である「積極的に自分で考え行動する」をまさに体現する風景だとその成長をうれしく眺める毎日です。


まだまだ、課題は山積みですが、今の6年生であれば、7年前とは一味違った新しい『放課後の時間割』を創りあげられると信じています。


 


今年のさいきょう祭で歌う全校合唱は、『みんなスター』です。


6年生58名がスターのように、キラキラと舞台上で輝く姿にご期待ください。


 


6年2組担任