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才教ダイアリー

自分たちで考え、実行することの大切さ

投稿日:2019.11.12


 さいきょう祭が終わって早くも約2週間が経過しました。すっかりさいきょう祭の余韻も抜け、子ども達は来たる明日の期末テストに向けて、真剣に学習に取り組んでいます。今年のさいきょう祭は、どの学年の演目も非常にクオリティが高く、本当に素晴らしい一日だったと思います。


さて、この記事をお読みの方は、5年生の「組曲『動物の謝肉祭より』」もご覧いただきましたでしょうか…?


 


5年生にとって、Ⅱ期生として初めて参加するさいきょう祭となります。今年は、「自分たちで」をテーマに演目づくりや練習に励んできました。


9月の初め、5年生は、さいきょう祭における学年の統括長、大道具係長や係員を決めました。また、ハード面を整えるという意味では、教員のほうから各パートリーダーを務めてほしい生徒にその旨を打診しました。


驚くことに、組織が立ち上がり、主要な生徒が集まって話し合いを行った翌日から、パート練習が始まりました。これについては、教員側から「練習しなさい!」と求めたわけではありません。この早い段階から自分たちで練習を始めた学年を、私は他に知りません。


すると教員側でも、「自分たちの舞台を、自分たちで創ってほしい」という願いがどんどん強くなっていきます。曲のイメージや演出などを学年のなかで話し合わせてみたり、問題点を共有する機会を作ってみたりしました。


 その結果、さいきょう祭当日に至るまで、演目に関してはほぼ『自分たちで』創り上げることができました。


 


 5年生といえば、ある程度の成長を迎え、自我も芽生え始める学年です。この成長段階だからこそできることかもしれませんが、『自分たちで考えて実行すること』を大人が尊重してあげると、子ども達は、こちらの期待以上の活躍と成長を遂げてくれることを、今回のさいきょう祭から学びました。


学校という舞台の上では、その主役は、どこまでいっても「子ども」です。そして、行事は主役が「活躍し成長」する機会だと、私は思います。


 


5年1組担任


教室での話し合い

本番前の楽屋にて

演奏終了後、みんな揃って