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才教ダイアリー

コロナ禍にちょっといい話~5年2組のやさしさ~

投稿日:2020.08.28


5年2組の生徒たちは、表現力がとても豊かです。生徒が毎日テーマを決めて書く「生活の記録※」は、行が足りなくなるほどたくさんのことを書いてくれるので、これを読むことは私の大きな楽しみの一つです。


そんな5年2組であった「ちょっといい話」をいくつか……


 


~その1~


放課後、教室の消毒作業をしていて、ある生徒の机上に紙片があるのに気づきました。そこには、「先生、いつも掃除をありがとうございます。」と、私に対するお礼のメッセージ。日々、彼女から寄せられるそうした一言に、私はとても元気づけられます。


 


~その2~


いつもより早い時間に私が教室の整頓をしていると、ある生徒が部活動から戻ってきました。机の上に乗せた椅子を一緒に降ろしてもらおうと「少し手伝ってもらえるかな?」と頼む私に、彼は「はい!」と気持ちのよい返事をしてくれました。


更に、彼は私が次にすることを察し、自発的に机と椅子をきれいに並べてくれたのです。小さなことですが、その細かい気づきに、最後までやりきる才教生らしさが垣間見えたような気がしました。


 


~その3~


音楽で練習した手拍子アンサンブルの発表に、担任の私を招待してくれました。これは単なる手拍子に非ず。子どもたちの真剣なまなざしから、一生懸命さがひしひしと伝わってきました。


 


~その4~


体育で大縄跳びの学年内クラス対抗戦がありました。生徒の「作戦会議をさせて下さい。」という申し出に応え、ホームルームで作戦会議を開きました。跳ぶのが苦手な子をどうフォローするか、順番や綱を回すなどの人員配置など、たくさんの意見を出し合いました。…が、対抗戦の結果は最下位。記録も他のクラスと大差がついたものの、子どもたちの取り組み方を称えたいと思いました。


 


いつも元気よく笑顔があふれる5年2組。その反面、少しのんびりで課題も見え隠れしていますが、Ⅱ期生としての自覚が芽生えてきています。


臨時休業のためにまだ実質2か月ほどの学校生活。新しい日課にも慣れ、授業や生徒会活動を通し、一歩一歩着実に成長していることを実感します。


担任が目にしたできごとですが、生徒たちの素直さと優しさがみなさんにも伝わったでしょうか。この生徒たちの成長を一番近くで見守り、ともに過ごしていきたいと思います。


 


5年2組担任


※生活の記録…予定などを書き込む連絡帳


手拍子で奏でる♪クラッピングファンタジー

声を一切出さず、呼吸と目線を合わせる

大縄跳び対抗戦