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才教ダイアリー

受検生として熱き学校生活を送る9年生

投稿日:2021.07.06

気付けば今年度も3ヶ月が過ぎました。コロナ禍での生活は思いの外長く、5月に行われた9年生にとって最後となる体育祭は規模縮小での開催となり、修学旅行は延期すること2回。運動部の大会も最後の試合を終え、9年生は引退となりました。何となくやる気が出なかったり、気持ちが緩んでしまったり、何となしの学校生活になってしまいそうです。


しかし、我慢を強いられる生活ではあるものの、完全燃焼した体育祭をきっかけに、生徒達は8ヶ月後に迫った高校入試(入学者選抜学力検査)に向けて気持ちをきちんと切り替えることができています。これは、教員生活22年目を迎えた私にとって“見事!”という言葉しか見当たりません。ある生徒は生活ノートに「2組は明らかに体育祭後の教室の雰囲気が勉強に向いている」と記すほどです。6月中旬に行われた期末テストでは、10科目どれに対しても手を抜く生徒はおらず、授業担当の教員らも私と同じく驚きを隠せない結果を残しています。


コロナ禍のため、まだまだ多くの制約が続きます。しかし、生徒達は次なるステージ(高校)でこの悔しい気持ちを晴らそうとばかりに、毎月のように行われるテストや模試に向けて熱い学校生活を送っています。


 


今回掲載している写真のうち、上から2つ目は本校の授業「速読」の様子を写したもの。昨今の入試問題は文章量が多くなる傾向にあるので、読書速度の向上や大量の文章を効率よく読み解くための技術を身につけるためのトレーニングを、タブレット端末を使って行っています。「速読」は、授業でやったからと言ってすぐに結果が出るものではありませんが、こうした入試科目にはない授業を行うことの意味を生徒が理解し真剣に取り組む姿は、大変頼もしく感じられます。


 


8年次からクラス替えも無く、気心の知れた級友、担任との生活も2年目です。


「全員でなるんだ!なりたい自分に!」


「日々、薄紙を重ねるが如く」


受検には辛いこと苦しいことがつきまといますが、生徒たちは必ず目標を達成させてくれるでしょう。上に掲げた2つのことをモットーに、間もなくやってくる夏の“暑さ”を上回る“熱さ”で才教学園での学校生活を送ってくれると信じています。


私も、生徒に負けないように、ある目標を達成しようとしています。


是非とも私を含めた全員が「なりたい自分」になれるように!


 


9年2組担任