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才教ダイアリー

『舞台 千と千尋の神隠し』~8年生、伝統と革新のミュージカル創り~①

投稿日:2022.11.16

8学年主任


 11月3日、『第18回さいきょう祭』が行われました。
 今年から中学校課程の学年の演目は、従来と少し違う部分がありました。前提として、8学年は伝統のミュージカルを行うことと、さいきょう祭自体の目的 ―①一人ひとりが主役であるという意識を持ち、才教生として最高の舞台を作り上げるという使命感と責任感を持つ。②目標を持って自発的に練習を行い、充実感や達成感、感動を味わう。③クラス・学年・学校が一丸となり、一つのことを成し遂げることにより、仲間との信頼関係を築く。④自分の限界に挑戦し、自分の殻を破るチャレンジ精神を養う―これらを完遂すること― は変わりませんが、『総合的な学習の時間』を用いたSTEAM教育の一環として、生徒達の主体性をもとに演目や演出を考え、進めていく形となりました。
 半年間に及んだ舞台作り、その軌跡を振り返りたいと思います。


5月
 ミュージカルの演目を決める話し合いを行いました。まずは、『教員が演目を決めて練習を進めていく形が良いか、自分達で考えながら進めていきたいか』の意思確認からです。我々教員主導で進められる準備は事前にしてありましたが、生徒達の大多数が『自分達で考えていく』方を選び、演目は『千と千尋の神隠し』に決定しました。また、昨年度に取り組んだ『プロジェクターを用いた映像技術』に再挑戦したいという思いも強く、映像と融合した演劇に仕上げていくことが決まりました。


6月
 原作の上映会、大まかな台本の作成と、係分担決め。原作は130分もあるので、どうにか上手く時間内に収めなければなりません。流れるように物語が進む珠玉の名作ですが、泣く泣くカットする部分や、順番を入れ換えて整理する場面などをみんなで考えていき、プロットが定まりました。

 同時に、演出係・大道具係・小道具係・衣装係・美術映像係を組織し、各係長が決定していきました。
(②へつづく)