1. ホーム
  2. 才教ダイアリー
  3. 2015年度
  4. 学びたいという気持ち

才教ダイアリー

学びたいという気持ち

投稿日:2015.06.16

 2年生となって2ヶ月が経ち、体育祭という大きなイベントも無事に終わり、毎日落ち着いて勉学に励んでいます。


 授業では、それぞれの子どもが「成長したい!」と願いながら、自分なりの目標を持って取り組んでいます。


 


たとえばテストやプリントの問題を解く際は、ゆっくり確実に100点を目指して解く子と、満点を狙いつつもスピードの上達を目指して解く子がいます。


 


 そういった場合、先に解き終わってしまった子には、全員終わるまで待つ時間が生じます。しかし、ただ待つだけでは勿体無いです。そんな時には、追加でプリントを渡して、解くことになっています。小2の問題集としては最難レベルのものから用意して、渡しています。簡単には解けない難問揃いです。


 問題数も多くして、時間が空いた時に少しずつ取り組んで、何日かかけて終わらせるように指示したのですが‥‥。


 


休み時間になると、


「先生、プリントのオモテだけですが終わったので、いったん丸を付けて下さい!」


「ここがどうしても分からないので、ヒントを下さい!」


「これでどうですか! 満点のはずです!」


と、全問に丸が付くまで、子ども達が添削のために何度も並びに来るではありませんか。素晴らしい意欲と向上心です。


 


そして、ヒントをもらって解き方が分かった瞬間の、


「あっ、そっかぁ! 分かったー!!」


という大きな声と笑顔。できるようになる、新しいことを理解する、ということが、子どもは本当に嬉しいのです。更に、完全に理解できた子は、『ミニ先生』となって、他の子にヒントを出しに行きます。仲間達にも出来るようになってほしい、共に高め合っていきたい、そして人のために教えてみたい、という思いが滲み出ています。


プリント学習だけでなく、みんなで疑問について考えていく時にも、自分なりの考えを持って、一生懸命、取り組んでいます。


いつまでも、そんな学びの原点となる気持ちを忘れずに、高い志を育んでいってほしいと思います。


2年3組 担任