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才教ダイアリー

ものづくりの醍醐味を味わう。

投稿日:2015.10.14

 技術科の授業前の生徒との会話



 S:先生この接合部分のズレなんとかりませんか。気に入りません。



 T:そうだね。ベルトサンダーで修正してみようか。



 S:分かりました。角をピタッと合わせます。



 



 S:くぎの案内穴がちょっと不安です。もう一度確認してもいいですか。



 T:差し金と万能定規で確認してみよう。



 



 S:シンキングキューブ(1年生の木材の教材)の角の部分の曲線がうまく出せません。



  見本や友だちのようになめらかにならなくて困っています。



 T:ベルトサンダーでもう一度挑戦してみようか。



 



 授業の前の休み時間は子どもたちから製作に関する悩みや、こんなことをしてみたい等の作品に対するこだわりが出てきます。



 また授業中では、「こんなことがまさか自分にできるとは・・・。」「先生、寸法まちがえたけど、修正しました。」「のこぎりうまく使えました。」「こんなプログラムはどうでしょうか。」こんな声を聞くと、生徒のものづくりに対する関心の高さが感じられる瞬間でもあります。



 



 今、技術科では1年生は木材加工(シンキングキューブ、CD入れ) 2年生は木材加工(シンキングラック 5コースより選択) 3年生はプログラムによる計測・制御(計測・制御のプログラム作り)と生物育成でリーフレタスの養液栽培に挑戦中です。



教科書や資料を見せるだけでこの教科の醍醐味を伝えることはできないと考えています。この教科の最大の武器は実習を通しての興味・関心の高まりです。本校の生徒はものづくりが男女問わず大好きです。そして、その製作にはこだわりがあります。このこだわりに応えられるように、一つの材料に焦点をあて、その材料のよさを十分に味わい、じっくりと製作ができる展開が求められます。



授業前の生徒の声がさらに増えるように、実践的・体験的な学習活動を仕組んでいきます。将来ロボコンにも挑戦させたいと思います。



技術科 担当