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才教ダイアリー

社会科見学での成長

投稿日:2016.01.20

3年生になって学習しはじめた社会科ですが、これまで松本城、市の博物館、学校の隣のスーパーマーケットに見学に出かけてきました。


今回、3年生が向かったのは、松本市で慶應4年(1868)から味噌工場を営んでいる石井味噌さんです。


事前の学習では石井味噌さんで作られた三年熟成味噌とスーパーで販売している他社の一般的な味噌の味比べをしました。すると、子ども達からは三年熟成味噌の方が、


「なんだか甘い香りがする。」「しっとりしている感じがする。」「こっちのほうが好き。」といった声も聞かれました。質問を学習用紙に書ききれないほどいっぱいに記入し、見学を心待ちにしていました。


 当日、味噌蔵に案内していただいた子どもたちは、桶のその大きさにびっくり。しかもその中身を天地返しといって人の手で別の桶に移し替えると聞いて、「えーっ!すごい!」と声をあげていました。


 その後、質問を受け付けていただける時間がありました。


 これまで3年生になってから、何度か社会科見学に行ってきた子ども達ですが、初めての経験であったことも多く、よい質問をすることに難しさを感じていました。「質問したい!」「たくさんのことを知りたい!」という気持ちはとっても強い子ども達だけに、今回はよい質問をしようという強い意気込みがありました。


 当日子どもたちから出た質問は「働いていらっしゃって、うれしいと感じることはなんですか。」「どうして味噌づくりをはじめたんですか。」「どうして三年もかけるんですか。」など、これまで働く人の思いや考え、工夫に注目してきた社会科の学習がいかされた質問をすることができました。


 何度か経験を重ねるうちに、一歩一歩着実に成長することができた子ども達をみて、私は担任としてとてもうれしく思いました。


見学の後は、味噌づくり体験をさせていただきました。11月には熟成が終わり、美味しい味噌になります。今からどんな味わいになるのか楽しみです。


そして、その味噌が食べられる頃、子ども達は4年生の2学期になっています。子ども達が4年生としてどんな姿に成長しているのか、これも楽しみです。3年生として過ごすのは残りわずか、一日一日を大切に3年生のまとめをしていきます。


 


小学3年2組 担任