投稿日:2017.03.10
車で通勤している途中、学校に程近い交差点で、才教学園の生徒がふたり、信号待ちをしているところを見かけました。ひとりは中学生、もうひとりは小学生です。
信号が青に変わったとき、トラックが左折をしようと曲がってきました。すると運転手の方はふたりに気付き、手で「どうぞ」と合図をしてくださいました。中学生はお辞儀をして横断歩道を渡ります。しかし、小学生は様子がわからなかったのか、渡らずにいました。すると、先に渡っていた中学生が、小学生に「おいで」と促し、小学生はてくてくと歩きます。
中学生は、小学生が横断し終わるのを待ってくださった運転手の方にお辞儀をします。小学生もそれを見て、ぺこりとお辞儀をします。運転手の方が笑顔で去っていったのが、車のガラス越しにも見てとれました。
年長者は年少者の手本となり、年少者は年長者を敬う。
最大で9才も年齢が離れた子ども達が、同じ学び舎で学び、互いに成長できるこの環境は、小中一貫校としての最大の長所です。
中学校3年A組担任