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才教ダイアリー

特別な思いを込めた定期演奏会

投稿日:2017.10.06

吹奏楽部は9月16日(土)に定期演奏会を開きました。定期演奏会は毎年この時期に開いていて、フルート部から吹奏楽部に変わってから3回目となる演奏会でした。


当初は5名だった部員も、今や18名。元々あったフルートに、サックス、クラリネット、パーカッションの各パートが増え、演奏の機会も増えました。


今年度はコンクールや他校の吹奏楽部との演奏会に加え、地域の老人ホームへの訪問演奏などの活動を行っています。中でもこの定期演奏会は、曲目も多く、本校の吹奏楽部が自ら行うものであることから、部員たちの特別な思いが込められています。


 


同時期に数曲を並行して練習し、部員が率先して司会や練習計画を立て進めていくことは、1年目の部員にとってはもちろん、何度も定期演奏会を経験してきた8年生にとっても難しいものです。演奏自体も、全ての曲を突き詰めての練習は中々できません。 


それでも、「自分たちの納得いく演奏にしたい」という思いを胸に、限られた時間の中で葛藤や調整を図りながら練習が進められてきました。


 


当日は過去最多の90名近い方が足を運んで下さり、部員たちはほどよい緊張感の中で集中力を感じる演奏をし、本番ならではの「演奏する楽しさ」を感じたのではないかと思います。


ご来場の保護者のみなさんや在校生からは「一生懸命に演奏している姿を見て感動しました。」「きいていてワクワクした。」などの感想が聞かれました。数年にわたり吹奏楽部を見守ってくださっている保護者の方からは「どんどん上手になっているのが分かる。毎年楽しみ。」といった感想もいただきました。


部員たちもそうしたお客さんの反応は肌で感じていたようで、終演後はうれしさを全面に出し、笑顔でお客さんをお見送りしていました。


 


ただ、部員たちにとってはこの定期演奏会は一つの通過点でしかないようです。


演奏会が終わったあとの振り返りでは、課題や反省点が多く出されました。本番当日の過ごし方、毎日の練習態度や計画について、改めて気づいたことが多くありました。


ひたむきにパフォーマンスのレベルアップを求める雰囲気が生徒の中から生まれている姿をみて、顧問として頼もしさを感じています。


10月22日のさいきょう祭、そして1月のアンサンブルコンテストを控え、しばらく休まるときがない吹奏楽部ですが、今回の定期演奏会のような経験を、単発にではなく、継続して積み重ねていけることを願っています。


 


吹奏楽部 顧問

サックスアンサンブル

クラリネットアンサンブル