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「これから」に活かされる達成感 ~7年生のプレゼンテーションコンテスト予選~

投稿日:2018.02.20


2月8日に、7年生のプレゼンテーションコンテストが開催されました。7年生は4年生からプレゼンをやってきており、4年目の今回が最後になります。


 今までのプレゼンでは一人ひとりに教員の個別指導が入りました。テーマの設定や字の大きさ、声の大きさ、ストーリー性、メッセージ性など、教員と何度もリハーサルをし、アドバイスを受けながら準備をします。しかし、今回は最後のプレゼンであり、過去4回の集大成ということで、個別指導は一切なし、お家の方のアドバイスもなし、今まで習ってきたことを活かして一からすべて自分の力で仕上げるようにと伝えました。


 一番難しいことは、良いか悪いかを自分で判断しなくてはならないことです。特にテーマ設定に関しては苦戦しました。なかなかテーマが決まらず何時間も進まなかった生徒や、最初に設定したテーマで作り出してみたものの、納得がいかず新しいテーマで一から作り直す生徒もいました。


 


本番の日を迎え、生徒たちは朝から緊張と興奮の混ざったような様子でした。直前のパソコン室でのリハーサルでは、目を閉じてずっとぶつぶつと練習している生徒や、終了ギリギリまでパワーポイントを修正する生徒もおり、本番までできる限りの準備を精一杯行っていました。


保護者の方々をお招きしていざ本番。緊張で指先や声が震えながらも、一生懸命準備してきたことが実を結び、説得力と聞きごたえのある発表ばかりでした。大人が聴いてもなるほどと思ったり、改めて考えさせられたりする場面がたくさんありました。


自分のプレゼンを客観視し、良いか悪いかを判断しながら改善していく力は、部活でも勉強でも、社会に出て仕事をする上でも大切な力です。自分の力で一生懸命準備をし、緊張しながらやり遂げた今回のプレゼンを通して得た力は、今後必ず役に立つことでしょう。


 


プレゼンテーションコンテストを終えた生徒たちの、緊張から解放され達成感に満ちた表情は清々しいものでした。


その日の帰りの会で、興奮気味の生徒たちに「次は学年末テストだね!」と鎮静剤を打とうと思いましたが、翌日にとっておくことにしました。


 


72組担任