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才教ダイアリー

図工室から

投稿日:2018.10.02


「あっ、いいこと思いついた!!」


「そうだ!先生、○○やってもいいですか?」


 


授業中にそんな声が聞こえると私は、「いいぞ、いいぞ!」と心の中で思い、嬉しくなってしまいます。


図工は、五感をフルに働かせて(特に手先を動かして)いろいろな素材を扱いながら体験を通して新しいものを生み出していく、とても素敵な教科です。ゼロから何か新しいものを生み出していく知恵も必要です。答えはひとつではないし、上手くいかなかったときは別の方法を考えればいいのです。手を動かして夢中で何かを作っていると、次々とアイデアが浮かんでくるのでしょう。 


それで、「いい事 思いついた!」となり、そんなときの子どもたちの表情はとてもいきいきしています。


 


図工の授業はほとんどの場合が2時間続き、この間に10分休憩があるのですが、その時間も惜しんで作業をしている子がほとんどです。


片付けの時間になっても「え~。もう?」「もうちょっとだけ待ってください」という声が・・・・・。楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。


  


1年生は2学期から水彩絵の具を使い始めました。


机の上にどのように置けば使いやすいか。


絵の具はどのくらいどこに出すか。


お水の量はどのくらいか。


最初にこうした基本的な使い方を教え、絵の具の特徴を生かして色々な表現ができることを3回に分けて経験してもらいました。


特に2回目の授業で行った「はじき」や「にじみ」の技法には、「すごーい!」「わー‼きれい」と、初めて自分の手から生まれる世界にすっかり引き込まれていました。


 これからもいろいろな素材に触れられるカリキュラムを通して、心豊かな時間をたくさん過ごしてほしいと思います。


 


図工科 講師