投稿日:2019.05.14
才教学園の「体育祭」は、1学年から9学年までの全学年が赤白に分かれて勝利にこだわり全力で戦い、9学年のキャプテン、応援団長は全学年を鼓舞していきます。 勝っては嬉し泣き、負けては悔し泣きをする、才教学園三大行事の一つです。 そんな「体育祭」の花形競技がリレーです。 さて、8年生に進級して約1ヶ月。 体育では、50m走、反復横跳び、上体反らしなどのスポーツテストが主な内容でしたが、それと並行してリレーも行われていました。 クラスごとに男女それぞれ2チームずつの編成。 8学年は2クラスあるので、男女ともに4チームができます。 授業の目的は、「バトンパスをスムーズに!」 授業時間は4時間。 自分たちでチーム分けをして、限られた時間の中で、走順を考えたり、バトンパスの練習をしたり、体調不良の生徒の代走で1人2回走ったりすることも… それぞれに工夫を凝らしていました。 1組では、多くの生徒が「生活の記録」(日記)にリレーのことを書いていました。 「頑張ったけれど、4位でした。」「タイムは上がったけれど順位は…」など。 私も、「リレーか!楽しみだな!」と思い、授業の合間を縫って見学に行きました。 4回ある授業の中で、その2回目のときだったと思います。 そのときは、残念ながら1組のチームは男女ともに3位、4位でした。 タイムは1回目より上がったようでしたが、その後の3回目も、結果は変わりませんでした。 そして迎えた4回目。リレーの授業は、これで最後。 バトンパス、走順などを何度も考え、練習して臨みました。 まずは女子のレースから! みんな真剣な眼差しです。 第一走者からデッドヒートが繰り広げられ、授業の枠を超えて体育祭さながらです。 どのチームもバトンパスをスムーズに行い、一進一退! 「頑張れー!!」「抜かれるなー!」「あと少し!」 応援も全力!! これまでの3位、4位という結果を覆し、一つのチームが2位に躍進!! 「やったー!!」 男子のレースはさらに白熱!!女子とはスピード感が違います。 「もう少しだー!!抜けー!!」「抜かれるなー!!」 走り終わった生徒は倒れ込むほどの力の入り様で、見ている私も熱くなりました。 結果として、男女とも順位は満足のいくものではありませんでしたが、どのチームもタイムを飛躍的に伸ばしました。 一番伸びたチームでは10秒以上も速くなりました。 まるで「体育祭」本番のように、何事にも全力で取り組む才教生のこの姿!! 私は、それを普段から当たり前のこととして見ていますが、 やはり全力で取り組む姿は、見ていて気持ちがよく清々しいものです。 これから先も、何事にも全力で取り組む気持ちを持ち続け、成長していってほしいと改めて思いました。 8年1組担任