投稿日:2019.12.10
先日、8年生が松本南幼稚園へ保育実習に行きました。
家庭科の授業の一環であるこの実習。夏ごろから準備は始まっていて、フェルト地に刺繍を入れた名札などを授業の中で作成していました。「幼稚園の子どもたちに喜んでほしい。」とプレゼントするおもちゃは、紙コップに張ったゴムの反動を使ってフェルトのボールを射出する仕組みのもので、一緒に遊ぶために心を込めて作っていました。
実習当日、小さな子どもたちとの交流を楽しみに朝からワクワクしている8年生。
準備を整え、いざ松本南幼稚園へ!
幼稚園に到着するやいなや、教室へ案内され交流がスタート。ぐいぐい押し寄せてくる年長さんたちの勢いにつられて緊張はどこへやら……みんな満面の笑顔で遊んでいました。
話をしたり遊んだりして慣れて余裕が出てくると、遊び終わったものの片づけをしたり、昼食の用意を手伝ったり、「(ハンカチで)手を拭こうね。」と声をかけたり、持ち前の明るさを存分に発揮して年長さんたちと関わっていました。
その後、場所を体育館へ移して歌の交歓会が始まりました。8年生がさいきょう祭のミュージカル『美女と野獣』で歌った「Be Our Guest」と「美女と野獣」を披露すると、みんなニコニコ笑顔で聴いてくれて、「ろうそくさんの名前って何だっけ?」と横の友達に尋ねていた年長さんも…。
お返しに「おひさまになりたい」と「にじ」の2曲をプレゼントしてくれた年長さんに向けられた8年生の優しい笑顔は、なんだかお父さん・お母さんのそれと同じようにも見えました。
和やかな時間が過ぎ、園児のみなさんが並んで作った道をハイタッチしながら通り抜け、「ありがとー。」「バイバーイ。」と最後の最後まで温かい交流ができました。中には「かえらないでー(泣)!」と言ってくれた子もいて、とても名残惜しい気持ちになりました。
「楽しかった。」「かわいかった。」「やりがいがあった。」「小さい子を育てるのは大変。」「接し方が難しかった。」「たくさんのエネルギーをもらえた。」「気疲れしも少ししたけれど、とても満足!」「戸惑いもあったけれど、小さな子に寄り添えた。」「自分が小さかったときの純粋な気持ちを思い出した。」「また行きたい。」「毎日こうやってふれあっている幼稚園の先生を、とても尊敬します。」
次の日の生活ノートは、実習の感想で溢れていました。
このほど、生徒会の引き継ぎも終わり9年生から大切なバトンを託された8年生。
授業で得た貴重な体験も活かし、才教学園のリーダーとして大きく成長することを願います。
8学年主任