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才教ダイアリー

コロナ禍でのまなび

投稿日:2021.01.26

 今年度は新型コロナウイルスの影響で、図工科も今までとは異なった環境となり、試行錯誤の1年でした。しかし、制限のある中で新しいものを産み出すこと、それが図工科の活動です。材料や環境をすべて揃えてもらって…ではなく、今あるものから何か面白いものを造り出すことが、創作活動の楽しみのひとつです。

 

3年生 最初の課題「自画像」

今年はみんなマスクをしているので、どうしたものかと考えました。しかし、「マスクをした自画像」というものは、今までの歴史の中で(有名画家の作品にも)見たことがありません。「逆に、面白いのでは?」と挑戦してみました。

すると、2020年コロナ禍だからこそ描けた面白い作品が完成。マスクをした自画像の周りには「コロナウイルス退散!!」とばかりに、アマビエやワクチン、コロナウイルスと戦う戦士なども描き込まれました。                                

作品を見ながら、私は、「子ども達がコロナ禍でストレスを感じていることは確か。でも負けないぞ!という強い気持ちを持っている」とわかりました。子ども達の作品を見ていると、みんなの未来は明るいな、元気が湧いてきます。

 

4年生 3学期の課題「織」

無心になって取り組むことができ、子どもたちの心を癒せるような創作活動ができないかと考えていたところに、「実家を整理したら、たくさん毛糸が出てきたの。よかったら使う?」と言ってくれた友人。そのありがたい申し出をいただき、毛糸を使って「段ボール織」をすることにしました。

まず、織機を作るところから始めました。段ボールの板にカッターで5ミリ間隔に切りこみを入れます。2年生での段ボールパズル作り、そのほかにも素晴らしい作品を作った経験をベースに、細かい作業も諦めずに丁寧にやり切りました。

できた織機に縦糸を張り、いざ横糸を通していく段階になると、その楽しさにはまってしまった4年生。

「これ、ずーっとやっていたいです!こたつに入って、音楽を聞きながら…とか」

「糸を張るところまで来て、頭がスッキリした!指先と脳がつながった感じです!」

「次は、国旗を織ってみたいなぁ。」

 

短いお昼休みにも図工室を訪れて、織を楽しんでいる子どもたちもいます。何かを想像すること、創造することは人間にとって生きる力になっていくのでしょう。 

 

今できることの中で楽しみや喜びを見つけ、クリエイティブな活動を通して図工室から「元気」を届けたいと思います。

 図工科 講師

 

 

3年生「マスクをした自画像」

4年生「織」

「織」…手もとの様子。縦糸の間を縫うように横糸をくぐらせます。