投稿日:2021.02.05
今、1年生は体育の授業で跳び箱の開脚跳びをしています。授業では自分たちが使用する用具の準備・片付けも行うので、授業の1回目には跳び箱を跳ぶときのポイントを説明するだけでなく、「安全に気をつけることは大切なこと」と教えながら、跳び箱、マット、踏切板を運ぶ方法や設置の仕方も伝えました。初めの頃はやはり時間がかかっていましたが、何度かやっていくうちに慣れ、今では手際よく準備や片付けができるようになりました。
さあ、準備は完了!いよいよ開始!
…ではなく、その前に合言葉の確認です。
跳び箱の合言葉は、『グッ パッ グー』
『グッ』は、踏み切り板を両足で踏み切ること。
『パッ』は、跳び箱に両手をついたら、瞬時に足を広げること。
『グー』は、両足でマットに着地すること。
跳び箱は「跳べる」「跳べない」がはっきりしているので、跳べる人は更に意欲的に取り組みますが、苦手意識のある子は跳ぶこと自体に消極だったり、跳躍が小さくなっていたりする傾向にあります。
1年生の中には、軽快な音とともに勢いよく跳ぶ子もいれば、「あと一歩で跳べそう!」な子、そしてまだ跳ぶことにためらいのある子もいます。目当てどおりに跳べる子も、まだ発展途上の子も、小さい体ながら自分の跳び方を振り返ってみたり、目標を立てたりしています。
「今、踏み切りの『グッ』が上手にできなかった…」
「次はもう少し助走スピードを上げてみる!」
「手を遠くにつけるように練習する!」
「今日は〇段跳びたい!」
運動だけではありませんが、何かを「できるようになる」「上達する」ためには、一つ一つのポイントをおさえ、それを一つ一つクリアしていくことや粘り強く取り組むことが必要です。それをまさに体現している1年生は、授業のたびに着実に上達を見せ、どんどん跳べるようになってきています。
「今日は跳べて嬉しかった」「もう少しで跳べそう」「跳び箱が好きになった」「体育の授業が楽しい」と、喜び勇んで私のもとに寄せられる小さな報告の数々。この言葉が聞けると、本当に嬉しいです。
1年生のみなさん、2年生になっても跳び箱の授業はあります! 基本となる開脚跳びの合言葉『グッ パッ グー』を忘れないでくださいね。
来年はどのくらい跳べるようになるか、今から楽しみです。
1年生 体育担当
マットをはこんで
とびばこをおいて
見事な跳躍!