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才教ダイアリー

三十一音に込める想い

投稿日:2021.07.30

 タイトルに掲げた三十一音とは「五・七・五・七・七」からなる"短歌"のことです。8年生の国語には、「短歌に親しむ」「短歌を味わう」という単元があり、この単元を通して生徒たちは、伝統的な日本の言語文化の表現の豊かさを体験し、また自らの想いを込め、表現することを学びます。


 2回の授業時間を使って、まずは短歌とは何か、実際にどんな短歌があり、どんなことが詠われているのかなどを学びました。 鑑賞活動を通し、生徒たちは、同じ短歌でも人によって解釈が違うということに気付いてくれました。その様子は次のようなものです。


観覧車回れよ回れ想ひ出は君には一日我には一生


 この短歌に対し、生徒からは「別れを告げて早く降りたいんだよ!」「一緒にいる時間が終わってほしくないと感じていると思います。」など、様々な意見が飛び交いました。(白熱し、ちょっとしたディベートのようになっていました。)


 授業後、「この短歌についてもっと議論したい!」「男女の視点で違う捉え方ができるよね。」「早く自分でも短歌を作りたい!」といった声も聞くことができ、積極的な学びへの姿勢が感じられて嬉しくなりました。


 鑑賞の後は、いよいよ生徒が短歌を作ります。学校生活、身の回りの物、季節、他者へ思いなどを題材に詠んだ句がこちらです。


はかなくも悔いなく消える我が友よ笑顔で言うよまた遊ぼうな

 ―別れる友達へ

テストの日教科書開くバスの中もっと前から...後悔ばかり

テスト前時間があると余裕顔一週間前死ぬ気で勉強

宿題を時間があると先延ばし0時を越えてまた先延ばす

 ―勉強を題材に


 他にも秀逸な作品がたくさんありました。ここでは紹介しきれませんが、どの短歌も生徒自身のものの見方や考え方が表れた、素敵で、おもしろいものばかりでした。(なお、テスト勉強・宿題は計画的に!)

 国語での言語活動を通し、子どもたちの言葉の世界、表現の世界が豊かになることを願いながら、これからも一緒に学習していきたいです。


8年国語科担当

オリジナル歌集もできました