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才教ダイアリー

「五感」をつかって!

投稿日:2022.06.21

 先日、1年生は初めての遠足に出かけました。目的地はアルプス公園ですが、遊具のあるエリアから北の方の山道を、時間をかけてゆっくりと散策しました。公園の中とはいえ、一人がやっと歩けるほどの狭い道や難所の坂があり、初めはにこにことしていた子どもたちも、次第に険しい顔つきになったり、「もうだめ~!」「お昼はまだ~⁉」なんて声を漏らし始めたりしました。
 それでも、みんなで励まし合いながら、目的地まで歩き通して、その後動物を見たり、お弁当を食べたり、遊具で体を動かしたりと、一日を楽しく過ごしました。新緑を目にしながら、木々の匂いを嗅ぎ、小鳥のさえずりを聞いて歩いて、まさしく五感を使って遠足を満喫できたのです。


 さて、学校では・・・・


 生活科の学習で、一人一人が自分の「あさがお」を育てていて、種を蒔いた5月から毎日の水やりと観察を続けています。また、1年生のフロアーには、おたまじゃくし、アゲハチョウやカブト虫の幼虫などの小さな生き物たちがいて、その観察と記録もしています。普段の生活ではじっくりと目にすることのない生き物たちを間近において、成長や変化の不思議を日々学んでいます。
 生き物たちは成長し、おたまじゃくしには後ろ足と前足が生え、アゲハチョウの幼虫はさなぎになりました。カブト虫の幼虫は時折、そのグロテスクで立派な姿を現して、みんなを驚かせています。あさがおを観察すれば、「本葉と双葉では、形も大きさも違うね。葉っぱにさわると、ちくちくするよ!」と、ワークシートに五感で感じ取ったことが、しっかりと記録されています。


 日々の学校生活では、様々な出来事がすべて経験として積み重なっていきます。国語や算数の学習だけでなく、あらゆる教科の取り組みや行事、給食、掃除、友だちとの会話や遊びなど、活動のすべてが子どもたちの力となっていくのです。時には、友だちの気持ちを、自分の心でしっかりと察することも大切です。


 どんなことにも、力いっぱい頑張っている1年生。
 これからも、体や頭や心をいっぱい動かし、五感を研ぎ澄まして、学校でしか学べないたくさんのことを、友だちと共に吸収してほしいと願っています。


 みんなが、心から「学校が楽しい!」「学ぶって楽しい!」と思えますように。


1年2組担任

遠足の1コマ(6月3日)

こちらも遠足から。アルプス公園、楽しかったですね。

自分のあさがおを観察中