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才教ダイアリー

書いて、練習して、覚えて、すぐ発表!

投稿日:2022.09.20

才教学園では通常の英語授業の他に、週1回実践的な英語が学べる時間があります。
50分授業の半分はネパールの先生とオンラインで英会話練習、もう半分でネイティブの先生の授業を受けます。
今日は、ネイティブの先生との授業の一場面を少しご紹介。


ある日の6年生の授業のテーマは「道案内」でした。
Do you remember how to ask for directions in English?
How about the expressions when you give directions?
と先生がたずねると、みんな一斉に挙手。
"Excuse me. How can I get to ABC cake shop?"
"Go straight on this street." "Turn left at the second corner!"
教科書を開かずにスラスラと答える姿を見て、先生も"Wow! That's amazing."と驚いた様子。
そして先生から、"Today's Challenge!"と、この日のゴールが提示されました。


「ペアでオリジナルの道案内の台本を考えて、ノートに書いて、覚えるまで練習して、発表します!You have 20 minutes to do all this.」
「えー? 全部この時間内にやるのですか??」と一瞬消極的な反応を見せた生徒たちでした。
しかし、それがただのフリだったことに私たちはすぐに気がつくことになるのです。


活動時間に入ると、ものすごい勢いで台本を書き始め、ものの5分ほどでノートにオリジナルの台本を書き終わり、練習に入っていました。10分後にはノートなしで立ち稽古を開始。
15分が経過する頃には、ノートを見ずに身振り手振りを加えながらロールプレイをする様子を見て、先生が "Wow. They're really amazing."と一言。
本当に20分で「書いて、練習して、覚えて、すぐ発表!」ができてしまう6年生の英語力に驚かされました。


この活動(New Crown1Take Action-Talk4-より)は本来、中学1年生が2学期の後半頃に2時間ほどかけて行う言語活動です。それを、小学校6年生でこれだけスピーディーに活動できるのは、やはり1年生から行っているEEや5年生からの本格的な英語科の授業の成果だと感じます。


6年生が今日の活動をなぜ20分でできたのか?
その理由として、才教生の英語力の土台となっている4つの要素が挙げられます。
①多くの表現や単語を口にしたことがある
②耳が良く、聞いた英語をすぐに再生できる
③英文を書くスピードが速い
④英語を話すことに慣れている


教科書に出てくる表現はすでに馴染みのものになっていて、多くの単語を丁寧に練習し積み重ねてきているので知識量も豊富、そして何より、クラスメイトと英語で話すことに抵抗がないのです。
この勢いで英語を学んでいく6年生が中学校課程に入ったら、どんなことが英語で言えているのだろう・・・とワクワクしながら、私たちは授業をしています。


英語科担当