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才教ダイアリー

野菜を好きになろう

投稿日:2022.12.02

2年生は、さいきょう祭で、野菜の劇をやりました。どんな劇かというと、野菜がかぜひきんをやっつけて野菜嫌いな子どもが野菜を好きになるという劇です。演目を決める時に、生活科で野菜を育てたこと、野菜嫌いの生徒がいるということでやることになりました。給食では、メインのお肉は食べることができても、野菜はなかなか食べられないという生徒が何人かいます。さいきょう祭の練習の間、子ども達は、野菜について考えながら演技をしていたようです。


さいきょう祭後の作文より
 「わたしは、やさいの中で食べられないやさいがあります。とくにナスがきらいです。それなのに、ナスのやくにきまってしまって、どうしようと思いました。
 れんしゅうがはじまって、子どもたちがやさいを食べないようすを見て、わたしじしんを見ているようでした。
 さいきょうさいの前にかぜをひきました。そのとき、かぜひきんのことを思い出しました。やっぱり、やさいを食べられるようになりたいと思いました。お母さんにそう言うと、ナスをおみそしるに入れてくれました。ドキドキしたけど、食べられました。本当に「やさいはぼくらのヒーロー」だと思いました。わたしはじしんが出て、ナスの気もちになってセリフを言えるようになりました。
 本番では、会場に見にきてくれた人たちや、わたしの弟たちにやさいを食べると体にとてもいいということを教えてあげたいと思ってやりました。」


ところで、国語の授業中におばあさんからプレゼントでもらった食べ物をいらないと言ってしまう話をしていた時、子ども達に、「こんなことありませんか?」と聞くと、子ども達は、「ありません。」と言いました。その言葉を聞いて、安心しました。おばあさんの気持ちを考えずに、いらないと言ってしまう子になってはいけないと思ったからです。「でも、給食では食べないこともありますよね。どうぞって言われたものですよ。」と言うと、一瞬教室が静かになりました。すると、「私は、全部食べます!」「ぼくも食べます!」という声が次々とあがりました。その後の給食では、野菜を食べる生徒が増えました。プレゼントではないですが、給食を作ってくださった方やお家の方に感謝をして野菜を食べてほしいです。


また、生活科で、毎日水やりをして自分で育てた野菜は、おいしかったという声もたくさんありました。


2年生の様々な活動を通して、野菜を食べられる生徒が増えてきました。


みんなが野菜を好きになって、元気に大きく成長してくれることを願っています。


2年3組担任