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才教ダイアリー

毎日同じでも、丁寧に

投稿日:2023.02.07

 毎日行われる15分間の清掃。今の時期は特に寒さとの戦いです。正面玄関は風通しが良く、砂埃や落ち葉などが吹き込んでくることが多い場所です。そのため、ほうきでの掃き出しや、雑巾での拭き取りが必要です。現在、正面玄関掃除は5年生と8年生が担当しています。「寒い...。」と言いながらも、手を止めること無く、時間内にできる内容やその日に必要な内容を生徒たちが考えながら清掃に取り組む姿には感心します。時には、下駄箱の靴を一足ずつ取り出して砂を掃き出したりもしています。自分の清掃が終わってもまだ時間が残っている場合は、他のメンバーの清掃を積極的に手伝おうとする5年生の様子も度々見られます。
 清掃終了時間の数分前には、メンバーが集まって反省会をします。この場所の反省会進行は8年生が行っています。自分たちの清掃についてよかったことや悪かったことの意見を出し合う際に、5年生4名が毎回全員手を挙げる様子にも最初は驚きました。この光景はメンバーが変わって数週間経った現在も同じままです。
 限られた時間の中で行う清掃ですから、毎日同じ内容の繰り返しかもしれません。
 しかし、本校が大切にしている「7つの基本方針」の3つ目、「労を惜しまず、凡事を徹底すること」にも繋がるこの姿勢を今後も続けて欲しいです。まずは、各場所でするべき基本の清掃を毎日同じ熱量で取り組めることが大切です。それができてから、次に何ができるか、必要なことは無いかと考えられると良いと思います。玄関が美しく整っていると、その建物全体の第一印象も良いものです。
 清掃は一部学年で縦割り班としている本校。時間になると、教員も学年や教科に関わらず全員が持ち場について、生徒と一緒に清掃を行います。職員室に残っている先生はいません。今回、私は担当である正面玄関清掃の生徒の様子を見て感じたことを中心に書いてきましたが、これは学校内すべての人に通じることだと思います。私自身も、自分たちの清掃が学校の印象を決める大きな役割を担っているという責任を再認識し、日々の清掃を丁寧に行おうと決心しました。


7学年担当