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才教ダイアリー

子どもたちの視点で~町たんけん~

投稿日:2023.10.13

 2年生の生活科では、「町たんけん」というものがあります。学校のまわりにはどのような施設やお店があるのか、道路や交通のこと、自然の様子はどうなっているのかなどを、自分たちの足と目を使って調べに行きます。
 事前学習では、知っているお店や施設を出し合い、そこから、見てみたいことや、確かめたいことを決めているようでした。


 9月の最終週。ひなたでは、まだ暑さを感じる日に、元気いっぱいの子どもたちと才教学園の周辺を「たんけん」してきました。
 学校の前の道には車屋さん、つまり自動車販売店が多くあります。「かっこいい!」「窓が大きいね」など、思い思いの感想を声に出しながら、探検バッグに挟んだメモ用紙に書いていきます。生活科の先生が、「dどうして窓が大きいんだろうね?」という問いを投げかけると、「車がよく見えるから!」と、気づいたことを嬉しそうに発表していました。また、学校の東側を流れる田川では、川にかかる橋の名前をみんなで確かめました。私も毎日通っている橋ですが、子どもたちのおかげで新たな発見となりました。このようなときは、どんなことも新しい発見にしてしまう子どもたちの目が、少し羨ましくもなります。
 歩道に並ぶ「街路樹」にも、新たな発見がありました。歩いていると汗ばむ気候でしたが、街路樹が作る日陰のおかげで、しばらく涼むことができました。「日陰があってよかったね」「涼しいね」と、ここでもメモを取りながら話していました。いつも何気なく見ているだけの木にもこのように立派な役割があるのだと、改めて気づいた瞬間でした。
 このように、たくさんの新しい発見をして学校に帰ってきました。子どもたちと一緒に探検しながら歩く学校周辺は普段と一味違ったものに見え、子どもと同じ視点に立ってものごとを見る・考えることの大切さを、私自身が改めて実感した活動となりました。


 才教学園の子どもたちは広い地域から通ってきているため、いわゆる「学区」という感覚にはなじみがないかもしれません。しかし、今回の町探検をひとつのきっかけにして、今度は自分の住んでいる地域にも目を向けてみてほしいなと思います。
 学習を重ねた子どもたちなら、きっと、今まで以上の発見ができることでしょう!


2年1組担任

学校を出発!

涼しい日陰