投稿日:2023.11.22
さいきょう祭が終わり、3週間がたちました。2学期が始まった頃からのことになりますが、より良い発表にしようとみんなで努力を積み重ねてきた結果、本番では、堂々とした姿で見事な舞台をつくりあげることができました。3年生の合唱とダンスに万雷の拍手をいただき、子どもたちは、やりきった達成感と満足感でいっぱいになったことでしょう。私も担任として、期待を超える発表をお見せすることができたと思っています。
さて、このような大きな行事を終えたあとは、大人でも、気が抜けてしまったり、ふわふわした気持ちになったりするものです。さいきょう祭まで全力で駆け抜けてきた3年生。私は、「果たしてこの後、どんな雰囲気になるのだろう・・・」と、期待と不安が入り混じる気持ちで子どもたちの様子を見ていました。
ところが、そんな心配は無用でした。子どもたちは、さいきょう祭で頑張ったことを見事に自分たちの成長の糧にし、「今」につなげています。その成長が、学校生活の中のちょっとした場面で見られます。例えば、自分たちで時計を見て、着席して授業の開始を待つこと。あいさつするときの気をつけの姿勢や声が揃っていること。準備や片付けのスピードが上がったこと。さいきょう祭を経て、明らかに力強く成長した点として、ここに挙げておきます。
元々、他のどの学年にも負けない元気とエネルギーを持っていましたが、その子どもらしい無邪気さはそのまま残しつつ、少し凛とした雰囲気が感じられるようにもなりました。
本番の舞台で素晴らしいものをつくりあげる。それはもちろん大切なことです。しかし、それがゴールになってはいけないのだと思います。大きな行事を乗り越えた今、子どもたちがどのように変わったのか。何を残すことができたのか。私は、それが大切だと思っています。
子どもたちがさいきょう祭をきっかけに大きく成長し、今につなげることができたから、私は、胸を張って言えるのです。
「3年生のさいきょう祭は大成功だ」、と。
3年1組担任・3学年主任
音楽の授業「始めのあいさつ」
校外学習出発前。しっかり顔を上げて話を聞く3年生。
ぴっと背筋がのびた姿勢に◎!