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才教ダイアリー

感謝の気持ちと助け合いと

投稿日:2023.12.15

 11月11日に幼稚園実習をおこなった8年生。普段、関わることのない幼児と過ごした時間は、それぞれの心に残ったものがあるようです。実習後の振り返りの授業で、園のみなさんに感謝の気持ちを伝えることになりました。
 まずは、実習中にたくさんフォローしていただいた担任の先生方への感謝の手紙です。自分たちの頭ではわかっていても、いざやってみるとちょっともどかしい幼児との接し方に戸惑った8年生。おもちゃを使った遊び方の説明がうまく伝わらず、先生に言い換えていただいたこと。作っていったおもちゃで一通り遊んだあと、残った時間に歌や手遊びなどを教わり、園児と一緒に楽しんだこと。元気のよい子、おとなしい子、それぞれに寄り添った対応を目の当たりにしたこと。すべての時間がとても濃く、先生や幼い子どもを通じて、異年齢の人との関わり方を学んだとても貴重な体験でした。
 そして、生徒から「園児のみなさんにもメッセージを送りたい」との要望を受け、季節柄、クリスマスカードを作りました。
 担当としては簡単なものを考えていたのですが、手を動かし始めた生徒が作り出したのは、世界で一つだけの、可愛らしいカードでした。小さな子供たちが、何をするにも全力でおこなう姿からもらったエネルギーを受け止め、生徒は、あれこれ工夫して作りました。一緒に遊んでくれた園児のみなさんに「ありがとう」の気持ちを込めた、趣のあるカードになりました。


 実習が一段落した12月、体調不良などで欠席する生徒も多くなってきた週のことです。たて割り班で行っている掃除も、場所によっては担当生徒が少なく手薄になってしまう日がありました。
 長い廊下や特別教室を手分けして掃除をしていた7年生のもとに、5年生のKくんとNさんがやって来ました。
「手伝わせてください」
 2人は、自分たちの掃除を終わらせ、担任の先生に許可をもらってから来てくれたそうで、自ら考え、労を惜しまず、行動を起こした生徒たちを、私は本当に誇らしく感じました。


 学校生活を送る上で起こる全てのことから学び、感じ取り、考え、今すべきことを行動に逸そうとする生徒たちのひとコマでした。


家庭科・7学年担当

幼稚園に送ったクリスマスカード

切り張りでカードを作る8年生。丁寧な作業に◎!

「できました!」