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才教ダイアリー

図工で育むコミュニケーションの力

投稿日:2024.01.19

 3学期が始まり、「今日は何をやるのかな?」とワクワクした表情の子どもたちが図工室に戻ってきました。黒板に書いてある題材名を目にするなり、頭の中ではもうさまざまなイメージが膨らみ出しているのでしょう、次の瞬間にはたくさんの「いいこと思いついた!」「ひらめいた!」のつぶやきが聞こえてくるのです。

 さて、1年生の3学期最初の題材は「お正月のおもちゃづくり ~すごろくをたのしもう!~」です。
 すごろくには、ルールを理解する力や、友達とのコミュニケーションに必要な想像力を鍛える効果があるとのこと。それを今回は、子どもたち一人一人のアイディアを生かしながら製作します。
 この題材ではつくるだけでなく、「みんなで楽しむ」ところまでが目標です。そのため子どもたちは、途中までできあがったすごろくを何度もつくりかえ、つくり直し、足したり引いたり試行を繰り返し行って完成形に近づけていきました。
 「自分もみんなも楽しめそう!」とたくさん考えて製作したオリジナルすごろく。ユニークで素敵なものが勢揃いしました。

 いよいよ完成したすごろくを囲み、ゲームのスタートです。友達の作品の良さや工夫に、自然と目が向けられます。
「絵がわかりやすいね」
「このマスに止まるとクイズがあるんだね」

 もちろん、アドバイスも飛び交います。
「マスと別のところに、文章でルールを書いたら?」
「コースを選べるようにしてみたら?」などなど...

 こうした友達とのコミュニケーションの中から、また新たな発想や構想が生まれ、次の「つくりだす喜び」へとつながっていくのではないかと考えます。
 今回の子どもたちの姿を通して、これからも、製作を楽しみながら、友達とやりとりができる場の工夫を行っていこうと思いました。

 いつもキラキラした笑顔で図工の授業に臨んでいる1年生。
 3学期も、あふれるほどの「いいこと思いついた!」「ひらめいた!」が聞けることを楽しみにしています。


1学年図工担当