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才教ダイアリー

図書館の「工夫」学んだよ!

投稿日:2024.02.29

 このほど2年生は、生活科「公共施設の使い方」の学習の一環で松本市中央図書館を見学しました。
 まずお聞きしたのは、図書館とは「学術機関」だということ。でも、その学術機関とはどういうものか、まずそこからスタートです。
「絵や彫刻を集めた所はどこですか?」
「美術館です」
「動物を集めた所はなんというでしょう?」
「動物園です」
「では、図書館は何を集めたところでしょうか?」
「本です!」
 このようなやり取りから学術機関がどういうものか分かってきて、意気揚々と質問に答えていました。
 担当の方から、「図書館は、今までに調べて分かっていることが何でも集まってくる場所。わからないことがあったら、図書館に来てください」というお話があり、どのような人が本を借りられるのか、どのくらいの期間借りられるのか、といった利用方法やルールも説明していただきました。


 お話の後は、いよいよ館内見学。普段は見ることのできない書庫には大正2年からの新聞も保管されているそうで、「100年よりもっと前の新聞まであるんだ!」「紙が茶色くなってる」と、初めて見るものに興奮と驚きを隠せません。
 ボタンひとつで稼働する棚と、その中に保管されているたくさんの本を見たときには、「すごい!」と感嘆の声が上がりました。一方で、「挟まれちゃったりしないのかな・・・?」と心配するつぶやきも。「使っている棚があれば、隣の棚は動かないようになっているから大丈夫」と聞いて一安心。


 館内では新しく入った本がまとめて置かれているコーナー、山に関する本、お城に関する本がたくさん置かれた一角が目に入りました。山岳のまち、城のまちである松本らしさがいっぱいです。本の並び方には決まりがあり、読みたい本、目的のものをすぐに見つけられるようになっていることが分かったほか、来館が難しい人に本を届けたり、目の不自由な人のための点字図書や朗読のサービスがあったりと、誰もが本を楽しめる様々な工夫に子ども達は感心しきりでした。
 最後、図書館の方による紙芝居はとても楽しくすぐに引き込まれ、「次はどうなるんだろう」と前のめり。みんなで一緒に聞いて、笑って、とても充実した時間が終わり、どの子も満足の表情でした。


 こうして、公共施設の役割とあり方を学習した2年生。広く開かれたこうした施設を、ルールを守って積極的に利用してほしいと思います。


生活科担当