投稿日:2024.03.01
飯田市出身の私。
この時期になると、ふらっと慣れ親しんだ飯田の町並みを眺めながら、飯田駅に行くことがあります。
なぜかというと...
飯田駅から上り方面に2駅、「鼎(かなえ)」という駅があります。
一方、下り方面1駅目には「桜町(さくらまち)」。
どこから、またいつから伝わったのかは分かりませんが、受験に関する願掛けがあります。
鼎(かなえ)は夢が「叶え」、桜町は「さくら待つ」。
このふたつから「夢(合格)が叶って春には桜が待っている」というような願掛けです。
誰が考えたのか定かでないのですが、私はこのフレーズが好きで、この時期になると飯田駅に行き、切符を買うことがあります。
(今度帰省した際に、詳しく調べてみたいと思います)
飯田駅の駅員さんは気さくな方が多く、私のように切符を買いに来る客の目的が合格祈願だと分かっていますので、面白い話をしてくれたことがあります。
飯田駅から上りに4駅進むと「伊那八幡(いなやわた)」という駅があります。
「八幡」というのは神様の名前です。
さらに上り方面に6駅進むと「千代(ちよ)」という駅があり、こちらは君が代の歌詞、古くは古今和歌集に「千代に 八千代に」とあるように、願いが込められた縁起がいい駅として知られていて、これらの駅の切符を買っていくお客さんもいるそうです。
秘境駅が多くて知られる飯田線には「金野駅」という駅もあり、宝くじの時期には切符を購入したり訪れたりする方も多いとか...。
話を戻して、切符は乗車日の指定ができるため、「1月11日にしてゾロ目にしておくものいいよ」と話してくれたこともありました。
飯田駅でそのような切符を買うと、絵馬の形をした専用の台紙をくれたりもします。
(後編につづく)
各駅も受験生を応援 こちらは松本駅
塩尻駅
上諏訪駅