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才教ダイアリー2024

『はじめて』 いっぱい1年生

投稿日:2024.04.20

 今年度も、元気いっぱいの1年生が入学してきました。早いもので、入学から2週間が経とうとしています。これまでの間に、1年生の子どもたちは、いろいろな『はじめて』を経験しました。

 朝の準備の仕方や授業の心構え、ロッカーの使い方や道具のしまい方、登下校のバスの乗り方、給食の準備やそうじの仕方などなど・・・。入学当初は、慣れない環境に少し不安そうな様子も見られましたが、朝は、「おはようございます!」の大きな声も響くようになり、学校での生活のリズムもだんだんと身について、様々なことが少しずつスムーズにできるようになってきました。
 その助けの1つとなったのが、2年生の1年生への関わりです。
 1年生の昇降口では、朝早く登校した2年生が1年生をお出迎え。教室まで、一緒に寄り添ってくれます。そして、1年生の登校後の荷物の整理の手伝いをしてくれます。1年生の下駄箱の、靴のかかとを自主的に揃えてくれた2年生もいました。優しい2年生の子どもたちで、1年生は、毎朝、温かい気持ちでスタートすることができています。
 見方を変えると、2年生は1年生のお陰で、力を伸ばす機会を得ていると言えるかも知れません。1年生が、自分たちがしてもらっていることを、1年後の1年生にしている姿を思い浮かべると、2年生の優しさが憧れとなって、1年生の中で育っていくのだと思います。
 そして、行事はもちろん、毎日積み重ねる行動や活動、1時間1時間の授業こそが、「優しさ」などの心の力を育てる最も大切な時間だと思っています。学校という集団生活の中では、友だちとの触れ合いは日常的なことです。「助け合う気持ち」「いたわる気持ち」「他人の痛みを感じる気持ち」など、相手(友だち)に「やさしさ」をもつことが大切です。そして、お互いの違いや良さを認め合い、支えあう気持ちが大切です。
 私たちの生活の中で、「助け合う、支え合う」場面は、数多くあります。そのとき、ためらわず、勇気をもって実行できる子どもであってほしいと願います。子どもたち一人一人が、この根っこの感情を育てていけるように、それぞれの子どもの良さを伸ばしながら、情意面の力を、一人ひとりの子どもにしっかりと身に付けさせたいと思います。


「すごい!」「楽しい!」
「おいしい!」「やりたい!」
「できた!」「分かった!」


 子どもたちが、『はじめて』に出会う時、経験した時。
 それらはどれも、子どもたちには新鮮に映り、楽しそうな、嬉しそうな顔と共に、目をキラキラと輝かせます。1年生にとって、この1年間は『はじめて』との出会いがいっぱいです。
 そして、はじめてのことにチャレンジする連続で、学びもいっぱいです。子どもたちには、いつも心を「わくわく」させながら、失敗を恐れず、たくさんのことに挑戦して、心も体も大きく成長してほしいと思います。


1年1組担任

元気に音読しています

給食の時間

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